「毎日昆布とかつおで一番だしをとるところから始まるんです」——そう語ってくれたのは京都出身の若き料理人川中さん。和食屋でしっかり下積み経験を積んだ彼の作るメニューは、いたってシンプル。だけどシンプルなものこそ、その手腕が問われるというもの。京都の“しみじみおいしい”がここにはある。その陰にはオープン当初からの付き合いである千葉県小出農園の力があるのだとか。毎日食べてもカラダに負担がない、そしてなによりも素材の旨味が活きていることが大前提。食材選びにはとことんこだわり、京都から取り寄せている食材も常連客を喜ばせている。大人っぽい味と評判の山椒が効いたカレー目当ての深夜族や、食堂代わりに使う女性客も多い。
●写真はだしがたっぷりでジューシーな“だし巻き卵”(630)と、京都から取り寄せた油揚げで作った“京油揚げと小松菜の煮びたし”(420)