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2007年12月14日

豪華? シャビー? 年末女性誌ふろく徹底ミシュラン


この時期、書店に並ぶ女性誌がピサの斜塔のように背が高くなってヨロヨロしている。年末ふろくを挟み込んで雑誌がパンパンに膨れ上がっているからだ。

雑誌のふろくは、結婚式の引き出物みたいなもんで、雑誌の「なめられちゃたまんないわ」というミエと「そうはいっても予算があってね」という計算がチマチマと混ざり合っていておもしろい。めぼしい雑誌を買いあさりふろくを取り出してみた。

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「ファッションからインテリア、料理まで、暮らしを楽しむ雑誌」である『LEE』(集英社)は、ブランド、キャス・キッドソンとコラボしてお上品なバラ柄バッグをふろくにした。電車の吊り広告で見たときは「こりゃこりゃスゴイことで」と思ったものの、実際手に取ると、う、薄いなあ。切ないまでにペランペランである。多分、キャス・キッドソンさんにギャラ払ったら、布地にまわすお金がなくなっちゃったんだろうね。ほら、引き出物で言うと、一応高級ブランドなんだけど、一番お安いマグカップ2個セットになっちゃった感じ。

女の子のバイブルとして君臨するファッション誌『CanCam』の、ねーさんバージョンとして今年創刊された『AneCan』(小学館)は、なんというか頭が高い。雑誌に登場するモデルたちのシンプルな、あまりにもシンプルなカレンダーである。引き出物の写真立てに、なぜか新郎新婦の写真がすでにセットされちゃってるような、「みんな、私たちのこと大好きだよね!」とワイド画面で迫ってくるような、ナニ様感がほんのりと漂う。

その点、同じバイブルでも節約主婦のバイブルである『すてきな奥さん』(主婦と生活社)はスゴイよ。「しあわせ積み立て★開運手帳2008年」「リラックマ年賀はがき&ぽち袋」「マツイぞうきん」「家族で楽しむ脳トレBOOK100問」。どうだ。しつこいが引き出物で言うと、丸いお盆に、かつおぶしに、鯛のかたちの砂糖菓子に、紅白まんじゅうをセットにして、帰りに重くてヒーヒーゆわせるような、ベタかつボリューム命の福袋的ふろくである。

ラスト「小娘に負けない」「アナタに必要なのは若さじゃなくてテクニック」の油っこいスローガンでおなじみ『NIKITA』(主婦と生活社)。すごいぜ。パンツ。っていうかパンティ、やたら面積の小さいタンガタイプのインナーである。さすが『NIKITA』。まさに読者を裏切らないチョイスであり、過剰なまでのサービス精神である。引き出物にたとえると…ないな。だってパンティなんだもん。

(TEXT:平瀬菜穂子)

平瀬菜穂子が担当する「こちら文化情報検究所」
http://ocntoday.blogzine.jp/column/

14 12, 2007 | カルチャー |

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