癒される人続出 なぜ今「猫ブーム」なのか?
子猫たちが次々と土鍋に入り、丸まって寝てしまうめちゃめちゃ愛らしい動画「ねこ鍋」。もう見ましたか? 2007年8月に「ニコニコ動画」にアップロードされ、現在までの再生数は80万回以上! しかも11月に発売されたDVDは3万枚以上の大ヒットというから驚きです。

写真集もあります。『ねこ鍋』(講談社MouRa)
猫2匹を飼っている身としては、もちろんこの「ねこ鍋」を真似せずにはいられません。使っていない中華鍋を床に置き、飼い猫を無理矢理乗せて「ねこ(中華)鍋」だ~! ……なんて、ひとり喜んでいたものの、猫はウザがってすぐに出て行ってしまう始末。残念!
そんな大人気の「ねこ鍋」ですが、それ以前のアイドルといえば「はっちゃん」。プロカメラマンの夫婦がブログ「はっちゃん日記」に、飼い猫はっちゃんの写真をアップしたのがきっかけで大ブレイク。ほかにも、拾われ猫の「ふちゃぎとエリザベス」(ふちゃぎは現在家出中)や、ぶさカワイイ「まこ」などなど、次々とカリスマが生まれています。でもなぜ、いま「猫ブーム」なんでしょう? その理由を私なりに考察してみました。

はっちゃん日記
・現在のブームはネットから生まれる
上に挙げた話題の猫たちは、すでにDVDや写真集になっていますが、もともとはすべてネット上のコンテンツから人気に火が点いたもの。このように、今やブームは圧倒的にインターネットから発信されています。つまり、ネットユーザーの好みや趣向でブームが作られるということ。そのひとつが「猫」だったのです。
さらに言うと、動画サイト「You Tube」「ニコニコ動画」といった動画投稿サイトが広まったことで、素人たちも自身のペットを撮ってアップするということが、簡単にできるようになりました。それもまたネットからブームが生まれる要因のひとつといえると思います。
・ノーブランドの雑種は個性的
少し前には、「アメリカンショートヘアー」「アビシニアン」「スコティッシュフォールド」など、いわゆるブランドの猫が流行った時期もありました。いや、彼らは彼らでとってもカワイイのですが、いまのブームを牽引しているのは、ノーブランド。『ねこ鍋』の子猫たちも、「はっちゃん」も「まこ」も、どれも雑種です。雑種猫は、ブランド猫に比べれば、模様や顔、尻尾の形が個性的。だからこそ、思い入れも深まるってもんなのです。
・不景気だから? 飼えないからこそのブーム
「猫ブーム」の中身、それは猫を飼うことがブームなわけではなく、DVDや猫カフェなど、“猫を見る”ことがブームなのです。思うに、ペットを飼うには、彼らの世話をする時間的な余裕が必要です。忙しい人がペットを飼うことはまず無理。単身者であればなおさらです。つまり、残業続きの忙しい毎日を過ごす単身者が増加し、そんな彼らが癒やされ、支持したのが、この猫ブームなのかもしれません。
……とまあ、猫ブームを猫好きの観点から勝手に考察してみました。よく「『なめねこ』以来の猫ブーム!」とか言われていますが、中身はまったく異なるもの。『なめねこ』は猫に学ランを着させてキャラクター化したものですが、いまの猫ブームは個々の猫のかわいらしさをフィーチャーしたものですからね。
とはいえ、猫はそもそも流行りモノなんかではなく、命を持った生き物。今すでに猫を飼っている人も飼おうと思っている人も、ブームが去ったからといって、責任を放棄するようなことは絶対に絶対に! 止めてくださいね……。
それでは、ウチの猫がヒザの上に来たのでこれくらいにしておきます。
(TEXT:川野パプリカ)
ねこ鍋
http://www.nicovideo.jp/watch/sm772924
はっちゃん日記
http://hatchan-nikki.com/
ふちゃぎん家
http://fuchagi.seesaa.net/
まこという名の不思議顔の猫
http://scomu.jp/makocat/
なめねこ(公式ブログ)
http://blog.nameneko.com/







































