旬のカキ、生食用・加熱用の違いとは?
鍋のシーズン、カキのシーズンです。スーパーに行くと「生食用」のカキと「加熱用」のカキが売られていますが、両者の違いを知っていますか。なんとなく生食用の方が新鮮でおいしいんじゃないかと思って、鍋やフライを作るのに生食用を買っている人も多いんじゃないでしょうか。それは大きな間違いです。
生食用のカキは、カキによる食中毒症状の原因となる海水中の細菌を取り除くため、水揚げ後、紫外線によって殺菌した海水の中に1〜3日程度入れておき、細菌を排出させたものを言います。だから生で食べても安全なのです。その代わり、細菌を排出させる過程で栄養分やカキ独特の風味なども若干落ちてしまいます。
一方、加熱用は水揚げされてそのまま出荷されたもの。あらかじめ加熱することがわかっている場合は、加熱用を買ったほうがカキ本来のおいしさを堪能できます。
鮮度については生食用、加熱用とも違いはありません。逆に新鮮だからといって加熱用を生で食べるのは危険です。
今年は、夏の猛暑の影響で海水温が上昇し、カキが死んでしまったり、成長が遅れてしまったりで例年より身が小さいそうです。んー、残念。さらに、昨年のノロウイルス流行による風評被害も尾をひいて、広島のカキは価格は2割程度、安くなるなどの影響が出ているとか。食中毒症状を引き起こす細菌は加熱すればなくなります。加熱用カキはしっかり加熱して、おいしくいただきましょう。
(TEXT:安楽由紀子)








































