実は、女性より男性の方が「美容」が必要だった
最近は「メンズエステ」なども増えてきて、「男も美しくなる時代」が訪れたのは言うまでもないが、一般の男性にとってはまだまだ敷居が高いのが現実だろう。10代、20代の男性は、「男の美容」に対して柔軟な姿勢が見られるが、30代以上になってくると、ちょっと前に流行った「ちょい悪オヤジ」に洗脳された一部の人を除いては、日本男児の気質からか、「男のエステなんかあり得ない」「男の美容なんて関係ない」という人が大多数だと思われる。多分、恥ずかしい、という気持ちもあるのだろうが、「スキンケア」の重要性はこの30代以降の男性たちがもっと意識した方がいいのではないだろうか?
実は本来、女性に比べて男性の方が「肌」の状態が敏感でバランスが良くない作りなのである。まず、わかりやすいのが「皮脂分泌が多い」。これは、ニキビなどのトラブルが女性より男性の方が重症な場合が多い事からもお気づきだろうが、顔全体に赤く痛々しいニキビができてしまうパターンが多いのは男性である。ニキビは皮脂が酸化してバクテリアとくっつくと直らずにどんどん悪化していくので、皮脂分泌が過剰な男性はいつまでも直らないことが多い。そして、毛穴に皮脂が詰まって黒く固くなってしまったり、ニキビ跡が残ってしまうという悪循環が繰り返されてしまう。
そして、意外にも女性より男性の方が「バリア機能が低い」。これは、特に髭剃りなどの影響も大きいようだ。皮膚の一番上の層で肌を守っている「角質層」という部分を髭剃りで頻繁に削るため、角質層が薄くなり外からの刺激や紫外線の影響をもろに受け、さらに内側の水分がどんどん蒸発してしまうので、肌の状態が悪くなり、弱くなる。
さらに、女性にとっては必須である「紫外線対策」。紫外線は肌の老化を早め、しみ、しわを増やしてしまうため、女性は神経質なほど日焼け止めをせっせと塗り込むが、男性で日焼け止めを毎日顔に塗っている人はほとんどいないだろう。肌の抵抗力が弱い男性こそ紫外線から肌を守る必要不可欠なこのケアも行っている人が少ないため、男性の方が年配になってから大きなシミや深いしわが刻まれてしまうことが多いのだ。
これらの要因から、むしろ女性より男性の方が「美容」「スキンケア」というのは必要なのであるが、日本では昔から「男性が美しくなる手入れをする」という習慣がなかったため、男性がどのようにお手入れをして良いかわからない、美容の知識がない、という問題点がある。特に美容への関心が低い30代以降の男性こそ、同世代の女性が必死になっている「アンチエジング」というものが必要。アンチエイジングとは、老化で衰えていく細胞を少しでも元気にさせて、若さを保つためのお手入れで、男性も肌がツルツルだとそれだけで何歳も若く見え、印象も良くなるのだからやらない手はない。
「お姉キャラ」全盛の今、「彼女(彼ら?)たち」まで美容の世界に深く足を突っ込むことはないが、洗顔後の化粧水と乳液くらいはつけてみたらどうだろう? 最近では、男性用のスキンケアも大手各社をはじめ、どんどん発売されているので、デパートやドラッグストアにもコーナーが増えてきているから買いやすいはず。とりあえずは最小限のライン使いで「年齢不詳の美肌男」が増えれば、女もさらに頑張って、日本はどんどん若返る!なんてことにもなり得るかも?
(TEXT:鞠子 裕己)鞠子 裕己のブログ「コスメコンシェルジュの道」
http://blog.livedoor.jp/qpr39/?blog_id=2327248







































