工藤静香が入選した二科展とは?
芸術の秋です。先日、工藤静香が二科展に2年連続12回目の入選を果たしたというニュースを聞きました。応募約2万3000点のうちの2053点に入ったそうです。ところで、「二科展」ってよく聞くけど、どんな展覧会なんでしょうか。「日展」とどう違うの?
二科展は、1914年、文部省展覧会(文展)の審査に不満を持った気鋭の画家たちが、文展から分離して在野の美術団体「二科会」を結成したのが始まりです。現在は絵画部のほかに、彫刻部、デザイン部、写真部があり、一般から公募しています。たとえば、絵画なら高校生以上なら誰でも応募できるそうです(ただし出品料が必要です)。第92回二科展は、9月5日~17日まで東京・六本木の国立新美術館で開かれています。
二科展と並んでよく聞く「日展」。これがそもそもの「文展」すなわち「文部省美術展覧会」です。 明治時代の文部大臣・牧野伸顕が、日本の美術の水準をもっと高めたいという思いで開催しました。その後、「帝展」「新文展」「日展」と名称を変えて、現在に至ります。日本画、洋画、彫刻、工芸美術、書の各部門で作品を公募しています。第39回日展は、11月2日~12月9日まで東京・六本木の国立新美術館で開かれたのち各地を巡回します。
ちなみに「院展」というのもよく聞くんですが、こちらは日本美術院が主催する日本画の公募展のことで、春と秋に開かれ、秋は「再興院展」と呼ばれています。第92回再興院展は、9月1日~16日まで東京都美術館で開かれ、その後各地を巡回します。
(TEXT:安楽由紀子)







































