環境にやさしくお金を貯める方法
臨時収入があったとき、そのお金、どうしますか? パーッと使う? 株式や外貨に投資? それとも金融機関に預金する? ……とはいえ、国内金融機関の定期預金では、金利は1年でわずか0.03~0.05%程度。たかが知れているというもの。どうせたいした利息が期待できないのであれば、環境のために預金を役立てた方がいいのかも。“エコ定期預金”という方法で。
“エコ定期預金”は、ここ数年で増加している預金プランのひとつ。通常の定期預金より有利な特別金利を設定しているところも多く、さらに、預金するだけで自然保護活動に参加できるという一石二鳥プランなのだ。
実施しているのは、地方銀行や信用金庫など、地方の金融機関がほとんど。なかでも代表的なのは、平成18年度のエコプロダクツ大賞推進協議会会長賞(優秀賞)を受賞した、福井県にある敦賀信用金庫の「エコ定期預金」(現在は取り扱い終了)、「リサイクル定期預金」だ。

「エコ定期預金」は、地元住民のゴミの量で金利が変わるユニークなプランで、敦賀市・美浜町・若狭町の前年度の実績を基準に、今年度の可燃ゴミの減少量に応じて金利が加算されるシステム。一方、「リサイクル定期預金」は資源ゴミの増加量に応じて金利が加算される。たとえば前年より1トン以上増加していれば、店頭表示金利にプラス0.05%、250トン以上増加していれば0.1%、というように。その甲斐あって、3市町のゴミの量は確実に減少、一方で資源ゴミ量は増加しているんだとか。
そのほかにも、金融機関によって商品の種類・内容はさまざま。びわこ銀行(滋賀県)の「エコクリスタル定期預金」は、琵琶湖の透明度を比較。満期時に、透明度が預け入れ前よりも改善されていれば、基準金利の2倍の金利を適用される。
また大東銀行(福島県)の「ふるさと環境応援団」は、通常定期預金の金利にプラス0.1%の特別金利を適用。さらに銀行自らが、預金残高の0.005%相当額を地元の湖沼群の環境保全活動へと寄付している。つまり、この「ふるさと応援団」を利用する人が多ければ多いほど、地元の環境保全に貢献できるというわけ。

また最近では中日信用金庫(愛知県)が、通称「私はCO2削減を宣言します!定期」を発売。チームマイナス6%のホームページ(http://www.team-6.jp/)でダウンロードした“私のチャレンジ宣言カード”の持参すると利用できる商品で、金利が0.20%優遇されるとか。
上記はほんの一例。このほかにも、探せばまだまだ出てくるはずだ。それにしても……金融機関もよく考えたものだ。お金を預けるだけでエコ活動ができるなんて、すばらしいアイデア。さらに金利が優遇されるんだから、文句ないでしょう。
実際に、金利につられて始める人も多いだろうが、きっと環境問題を意識するいいきっかけにはなるはず。お財布にも環境にもいいことがしたいアナタは、近所の金融機関に“エコ定期預金”があるかどうか、さっそくチェックしてみては?
(TEXT:衣山泉)







































