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2007年07月26日

道徳と娯楽を両立させた名作『大草原の小さな家』に浸る快楽



現在30代の方にはご賛同いただけると思うのだが、子どものころ、土曜日のテレビのお楽しみといえば、グラハム・カーの『世界の料理ショー』(テレビ東京など)と『大草原の小さな家』(NHK)であった。どちらも外国のあか抜けた文化が凝縮された番組であり、「はぁ〜、すごいなあ」とため息をついていた。

特に女の子は『大草原の小さな家』がお好きだったにちがいない。学校で「ねえねえ観た?」と話題になるホットな番組ってわけじゃないが、毎週必ずチャンネルを合わせてしまう。親といっしょに観ても絶対セーフな安心感。教育的でありながら、国産道徳番組にありがちな、もっさりした感じもない。道徳と娯楽って両立するんだなと、子ども心に思ったものである。

やっぱり根強い人気があるらしく、めでたくDVD化。6月の第一弾に続き、8月9日には「大草原の小さな家—シーズン2—コンプリートDVD-BOX」(販売元:ユニバーサル・ピクチャーズ・ジャパン)が発売される。

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いや、懐かしい。父さんはたくましく、母さんはやさしく、メアリーは聡明で、ローラはおてんば(←いまや死語だね)だ。じつは、むちゃくちゃ貧乏にあえいでいる設定なわけだが、素朴な洋服は愛らしく、子どもたちが眠る屋根裏部屋や、教会の学校に胸がときめく。テレビシリーズものの宿命として、回を追うごとにダレるが、このあたりはまだまだ元気。毎回が傑作といえる。

雑貨屋オルソンさんとこの、意地悪娘ネリーだってカワイイもんである。基本善人ばっかりの人たちが織り成すドラマには『24』や『プリズン・ブレイク』のようなスパイシーな味わいはないものの、自然素材だけでつくった料理みたいなやさしい味がする。昔の友だちに会うような気分で、ぜひチェックしていただきたい。まだまだ自分の心に残っている乙女な部分に気づき、ちょっとうっとりしてしまうことだろう。

(TEXT:平瀬菜穂子)


平瀬菜穂子が担当する「こちら文化情報検究所」
http://ocntoday.blogzine.jp/column/

ユニバーサル・ピクチャーズ・ジャパン
http://www.universalpictures.jp/

26 7, 2007 | カルチャー |

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