主婦を癒した昼ドラ「砂時計」を検証する
先週6月1日(金)に最終回を迎えたTBS系昼ドラ「砂時計」。放送中盤あたりから、主婦・女子高生を中心に大きな話題となり、昼ドラの勲章であるDVD化が即効で実現するほどブレイクしている。劇中に登場した砂時計ペンダントの発売も決定した。
ドラマ「砂時計」とは、主人公、杏(あん)と、幼なじみ大悟との14年に渡る恋物語。原作は少女漫画ということもあり、甘さと切なさがデコラティブなまでにてんこ盛りだ。なんせ主題歌は柴咲コウというあたりからして意気込みが違う。
うまくいくと思いきやライバルが出現し
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今度こそと期待したら、絶妙なる「偶然のイタズラ」ってやつでアクシデントが起こり
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ちゃんと話し合わなくちゃと思えど、互いを思う心が誤解を生み
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それでもやっぱりアナタが好き! 最初に戻る。みたいな、じれったいじれったい超王道系ドラマである。
冬ソナブームあたりから、視聴者たちは「純愛ドラマは、突っ込まずに、自分もその世界に溺れてしまったほうが酔える。癒される」という、純愛ドラマ原点の楽しみ方に戻ったようだ。テレビ局も、奇をてらわず、正統派ドラマをつくることにためらいがなくなった。
「砂時計」では、ケバケバしい毒や裏切りのかわりに、ドラマの舞台となった島根の美しい自然、幼なじみから発展する純愛、レトロな小道具砂時計などで、パステルカラーのごとき恋愛を描いた。「癒しの純愛ドラマ」の成功で、今後昼ドラにもヘルシーな色合いのものが多くなるかもしれない。
(TEXT:平瀬菜穂子)
平瀬菜穂子が担当する「こちら文化情報検究所」
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