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朝日カルチャーセンターpresents 2009年 星の動きを読む 鏡リュウジ×石井ゆかり 後編
【鏡リュウジさんインタビュー】
鏡さんの肩書きにある“心理占星学”とは、どのようなものなのですか?
「星の動きから出来事を預言するのではなくて、“心理やイメージの描写”ですね。心理占星学は70年代から90年代に欧米で大いにもりあがりました。現在は、伝統占星術の復興などもあります。いまや占星術を心理学的なツールにするのは当たり前で広く浸透していますね。」
ここ数年、前世やオーラなど、スピリチュアルに癒しを求めている女性が増えているように思うのですが、スピリチュアルブームについてどう思いますか?
「人生とは何だろうかと考えるチャンネルは、タテマエとしては伝統的には哲学や宗教、つまりかつては教養と呼ばれていたものだったと思うんです。それがいままではどちらかといえば周縁的な位置にあった霊能や占いに大人も向かうようになった。いってみればスピリチュアルブームって、メインカルチャーとサブカルチャーの境界線がなくなった、ポストモダン的な現象じゃないでしょうか。だからこそ可能性も危険も両方あるわけですが。」
なるほど。では、占星術を私たちの生活に生かすコツがあれば是非教えてください。
「レベルが2つあります。レベル1は、雑誌やテレビの星占いの言葉を、生活のヒントにすること。レベル2は、現代社会に生きているにもかかわらず星占いにひかれてしまうのはどういうことなのかを“メタレベル”で考えてみること。僕はこれはとても大事なことだと思っています」
星に意識をむけることは、宇宙の中の地球を感じたり、環境問題に関心を持つきっかけになると思うのですが、鏡さんは占星術とエコをどのように結び付けることができると思いますか?
「「占星術には"ハウス(家)"という言葉がありますが、これはギリシャ語の"オイコス"からきています。、英語化すると「エコ」。そこからエコノミー(家の法律、つまり家計、さらに経済)あるいはエコロジー(家の論理、つまり環境の学問)という言葉が生まれます。天界と地上界のつながりを考え、すべてがネットワークで結ばれていると考えるのが占星術。占星術って、世界最古の環境学なんですよね」」
最後にMYLOHASの読者へ、2009年のメッセージをお願いします!
「2009年は、激変の年。「寄らば大樹の蔭」の“大樹”が、もうないわけです。これさえあれば大丈夫とは思わずに、“自由に生きる”がキーワードですよ」
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【石井ゆかりさんインタビュー】
石井さんにとって、星占いのおもしろさとは何ですか?
「星占いのシステムが、人間の心が世界をどう捉えているか、を、そのまま映しだしたものだということです。人が世界をどう受け止めているかが、星占いのしくみにそのまま現れているように思えるんです。だから、こんな古いものがいまだに人の心を捉えるんだと思います、そこがおもしろいですね」
石井さんの文章は、語彙が豊富で非常に文学的で、その反面“笑い”も盛り込まれていて、前向きさを感じますが、書くときに気をつけていることなどありますか?
「私はすごく臆病なので、読み手が読んでいて退屈なんじゃないか、という恐怖がいつもあるんです。もともと、お笑いとか落語が好きですし、相手が笑ってくれそうなことを言うのが好きなんだと思います。あと、占いを読む人には、未来に不安を感じている人も多いですから、ちょっとした表現で怖いことを連想させたりしないように気をつけています。「この表現が怖いです」とコメントをもらったら、書き直してますから(笑)」
すごい柔軟性ですね(笑)。
「占いって、ハッピーなときは気にならないですよね。気になるときって、疲れきったダメダメな状態で、自分の力だけでは希望が持てないときがほとんどだと思います。もしくは、もうそろそろなんとかなるだろうと、小さな光をつかみ始めたときです。そういう状態の気持ちを想像しながら占いをするようにしています。これは、悪い占いを隠して言わない、とかではないんです。どうすればうれしいことをつかめるかな、という目線でホロスコープを見ると、その答えはいろいろ探り出せるんですね。読んでやる気を失うような占いは無意味だと思うんです」
では、読者が成長しているのを感じるときってありますか?
「以前は、「どうしたらいいでしょう」「占って下さい」という、私の答えを求める形のメッセージをいただくことが多かったんですけど、最近は、「今まで大変でしたが、ちょっとずつ良くなってきました」とか「ずっと占いを読みながらがんばってきました。やっと夢が叶いました、ありがとうございました!」というようなメッセージをいただくんですね。私の力は関係なくて、皆さん自力で頑張っていろんなことを乗り越えているんだなと感じます。私の方が読み手から力をもらうことが多いです」
最後にMYLOHASの読者へ、2009年のメッセージをお願いします!
「2009年は“関係”が気になります。物と物が繋がるとか、ネットワークを作る、関係を結ぶときには、お互いが対等であることが求められるはずです。仕事でも、恋愛でも、情報や状況を自分の目で見て、自分で吟味する態度が必要になる気がします。世間が言ったようになるもんじゃない、というか、なんでも聞いたことを鵜呑みにしないところから始める年、だと思います」
新宿、横浜、湘南(藤沢)、立川の4教室で約2300講座、約2000クラスの教室を運営する、国内最大級の生涯学習センター。教養、語学、趣味、健康など、自分にぴったりの講座がみつかります。
http://www.asahiculture.com/
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心理占星学研究家、翻訳家。欧米の心理学的占星術を日本に紹介し、従来の「占い」のイメージを大きく変えたことで知られる。各種メディアで圧倒的な支持を得る。『鏡リュウジ誕生日バイブル』(ヴィレッジブックス)、『占星綺想』(青土社)、『鏡リュウジ 星のワークブック』(講談社)など、著書多数。
星占いWebサイト「筋トレ」を主宰。独学で星占いを習得し、2000年よりインターネットで個人占いを開始。自サイトに毎週12星座占いを掲載し、深く優しい独特の文体で人気を集める。著書に『星ダイアリー2009』、『星読み 新装版』(いずれも幻冬舎コミックス)、『12星座』(WAVE出版)など。
新宿、横浜、湘南(藤沢)、立川の4教室で約2300講座、約2000クラスの教室を運営する、国内最大級の生涯学習センター。教養、語学、趣味、健康など、自分にぴったりの講座がみつかります。
LOHAS、エクササイズ、スピリチュアル、著名人インタビューなどを得意とするフリーライター。『MYLOHAS』にも度々寄稿。星や宇宙の楽しみ方を伝える、関東有数の“星のソムリエ”としても活躍中。




































