ホリステッィクと美容効果をタラソテラピーで
母に新しい恋を。
ウェディングプランナーの加奈子は、ふとしたことから、母が昔好きだった男性が、現在独身ということを知り、もし母が昔の恋心をまだキープしているなら、力になりたいと思った。
母と加奈子とは、母一人娘一人。
小さい頃父を亡くした加奈子を、女一人で育て上げた母。
自分の人生よりも、娘を一人前にするまで頑張り続けた母を、加奈子は心から感謝している。
同時に加奈子の結婚によって母の孤独も、わかりすぎるぐらいわかっていた。
加奈子がフィアンセを待たせているのも、
母を一人にしたくないという気持からだった。
そんなときにフランス生まれのタラソテラピー・リゾート 『テルムマラン パシフィーク』のことを知る。
タラソテラピー(海洋療法)とは、ギリシャ語の「タラサ」=「海」と、フランス語の「セラピー」=「療法」からなる造語で、海水や海藻、海辺の気候など、海の資源を活用して身体の機能を高める自然療法。フランスを中心に古くからヨーロッパの人々に愛されていて、今ではリラクゼーション、美容、ダイエットや健康管理などの幅広い目的で親しまれている。
日本でもホリスティックに働きかける自然療法のひとつとして注目されていた、タラソテラピーに、以前から興味があった加奈子は、母と一緒に体験したいと思った。
そこでリゾートホテル『ブルーベリーヒル勝浦』での宿泊を母にプレゼントすることにしたのだ。
事前に3つのトリートメントで構成された、『アクア』プログラムを予約していた2人は、午前中に『テルムマラン パシフィーク』へ到着してさっそくカウンセリング。
母は今年55歳。まだまだ女盛りの年齢と見えて
タラソテラピーにも「美容にもいいのね」と29歳の加奈子も驚くほど積極的。
最初は『アクアトニック』というリラックス効果の高い温度(33〜36℃)に温められた多機能プールでのくつろぎ。海水の中でのウォーキング、ジェットによるマッサージ効果で代謝が高まるという。身体がほぐれるため、その後のトリートメント効果を最大限に引き出すというから楽しみ。次が『ピシーナリラクゼーション グループ』で海水の浮力に身を委ね、無重力の中で脱力。インストラクターが指導してくれ、浮遊感の中で芯からリラックスできるという。
「加奈子、すごいわね」
と水着に着替えた母はプールにむかい、初めて体験する温海水プール『アクアトニック』のジェットによるリラックス効果にはしゃいでいた。
プールの浅いところにデッキチェアがあって、座ったまま足裏に受けるジェットを楽しめる。
母はそれが気に入ったようで、目を閉じていつまでもそのポーズでくつろいだ。
『ピシーナリラクゼーション グループ』では、インストラクターの誘導で浮き具を頭に乗せて足をプールサイドに掲げていたが、やがて足をそのまま水面にあげて海水の浮遊だけにゆだねた。
体がゆらゆらして、どこか夢見心地。
水の中にいながらも、うとうとしてしまいそうな気分が最高のリラクゼーションだった。
母もとても満足して、私たちは午前のトリートメントを終了してランチへ。
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母のあこがれの男性に再会。
カフェレストランのオーガニックランチを堪能しながら…




