空と海に囲まれた朝食、展望露天風呂にホリスティックなスパでホテルライフを満喫
広島で、みどりは元カレに偶然に会ってしまった。
白衣を脱いだ池田孝雄とは4年ぶり。早朝の広島駅の構内で、新幹線から降りて仕事先へと足早に駆けていたときだった。
ふいに池田孝雄とすれ違ったのだ。
「びっくりした」と孝雄。
「私も」。
言葉とは裏腹に、彼の表情は冷静だった。いつもそうだ。別れ話をしたときも。
でも月日の流れが、恋の苦さよりも再会の懐かしさをもたらした。
「広島に戻ってきたのね」
「うん。一昨年ね」
「元気そう」
「君も」
一言二言だけの言葉を交わしてから、二人は別れた。
29歳のみどりの職業はMCで、広島には月に最低2〜3回は滞在する。
宿泊先はいつもグランドプリンスホテル広島。
窓からは瀬戸内海を一望できるワイドなラグジュアリールームで、一人でくつろぐことだった。
夜はスパ・トリートメントと、展望露天風呂 広島温泉「瀬戸の湯」で瀬戸内海の夕焼けを眺めながら湯船で体を伸ばしてリフレッシュ。
時には23Fのバーラウンジで広島の夜景を堪能しながら、カクテルのグラスを傾けながら、くつろいだ。
また朝食はいつも上層階でのコンチネンタルブレックファースト。新鮮な野菜やフルーツなど、眼下に行き交う船を眺めながらおいしく楽しみ、チェックアウトの前に必ずパウンドケーキをお土産に買っていく。
都会にはないアーバンリゾートホテルならではの魅力を、みどりはグランドプリンス広島でたっぷり味わっていた。
仕事一筋のこの5年は、恋に全く興味がなかった。
淋しかったが、みどりはシングルライフを楽しんでいた。いつか新しい恋に出会うまで、一人で過ごす時間も大事にしたかったから。
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海の恵みをとり入れたスパ・トリートメントに癒されて。


