今では、ピッとボタン一押しで済んでしまう洗濯。
そのうえ乾燥機能までついた“至れり尽くせりタイプ”も増えてきて、その仕事はますますラクになる一方です。
バスルームの表情も変えてくれる洗濯板。
洗濯のお供には、使いやすくかわいいフレーク洗剤をどうぞ
でも、特に一人暮らしの生活では、日々の洗濯物なんてほんのちょっと。下着や靴下くらいなら、手洗いしたほうが断然早いものです。
そんな時、とても重宝するのが洗濯板。
そう、昔おばあちゃんたちがゴシゴシやっていたあれです。
昔は、洗濯板にタライ、それに布を張って乾かす張板は、嫁入り道具に欠かせない3点セットでした。お嫁さんは毎日、洗濯板をタライの縁に斜めにかけては、しゃがみこんで洗濯物を洗っていたそうです。
あるおばあちゃんに聞いたところ、嫁入り時には必ず2種類のタライを新調し、一回り小さいタライは女性の下着専用に使ったそうです。
ちなみに、日本に石けんが入ってきたのは幕末の頃ですが、庶民の間で洗濯に使われるようになったのは、それよりもずっと後のこと。それまでは、サイカチという落葉樹の豆なんかを石けんがわりに使っていました。
高知のホンザクラを一枚板にして作った、ちょっと贅沢な洗濯板。
写真は大サイズで、360×170×15mmこのサイカチの豆は実に不思議なもので、乾燥させたサヤをお湯に浸して揉んでいくと、次第に石けんのような泡がブクブク出てきます。それをスポンジがわりに使うのですが、これほどローハスな洗剤はありません。
話を洗濯板に戻すと、昔はたくさんの洗濯物を次々に洗わなければならなかったので、洗濯板もそれ相応のサイズでした。でも今は、そんなに大きなものは必要ありません。むしろ、バスルームにちょんと置けるくらい小ぶりなものが、かわいくてオシャレ。
そんな時にちょうどいいのが、水に強く、反りにくい高知産のホンザクラを一枚板にして作ったこの洗濯板です。
毎日の入浴&お洗濯タイムがぐっと楽しくなるような美しいデザインですが、その美しい波形は、衣類を傷めないよう、土佐の職人さんが試行錯誤した結果、生まれたもの。昔のようなゴワゴワした布ならいざ知らず、軟らかく薄手の衣類には洗濯板もソフトでなければなりません。
ギザギザ部分をソフトなラインに仕上げているので、衣類が傷むこともありません。暮らしの道具のデザイン美です使ってみると、ギザギザ部分で洗濯物に石けんをこすりつけてもみ洗いすれば、あっという間に汚れが落ちるし、何より、洗面所で使うのにちょうどいいサイズ。それに、ギザギザに石けん液がたまるので、使用する石けんはちょっとで十分です。
プチサイズなら、バスルームで下着を洗うもよし。台所に置いてふきんを洗うもよし。
ライフスタイルに合わせて、ローハスなおせんたくを手習いしてみましょう。