欧風料理研究家 丸山久美さんのカタルニア風魚貝鍋
スペイン生活が長かった丸山さんが紹介してくれたのは、ビタミン類が豊富で体の芯からあったまる魚貝の欧風鍋。低脂肪で美容に最適なあんこうや海老、ビタミンC豊富なカリフラワー入りです。毎日の料理ににんにくを多く使うスペイン。サフランもまた好んで使われるハーブです。
「サフランは、血行をよくし、冷え性にもよいと聞きました。はちみつや砂糖を加えたサフラン湯は、飲むと体がぽかぽかしてきます」と丸山さん。冬に最適の鍋と言えそうです。
パンやにんにく、ナッツ、ハーブを合わせた「ピカーダ」をスープや煮込みに加えるのは、カタルニア料理でよく使われる方法で、味つけやコクづけに欠かせないのだとか。丸山さんがイチ押しのアーモンド、マルコナ種はとても上品な甘みとコクがあり、良質アーモンドとしてパティシエ御用達のひとつ。また、最後に落とすアリオリは、マヨネーズにおろしにんにくを加えて作ってもよいそうです。
【材料(4人分)】
有頭海老…4尾(小8尾) あんこう(または銀だら、たら)…4切れ じゃがいも…2個 玉ねぎ…1個 カリフラワー…1/2個 魚貝のスープ(魚貝のブイヨン 小さじ2+水5?6カップ) サフラン…ひとつまみ ムール貝…8個 シェリー酒(または白ワイン)… 1/2カップ にんにく…2かけ アーモンド(皮なし、あればスペイン産マルコナ種) 30g
(A)[バゲット(1cm厚さ) …2切れ オリーブオイル…大さじ1 パプリカ…小さじ1/2] イタリアンパセリ…1本
【作り方】
1.海老は長いひげを切り、背わたを取り除く。あんこうは食べやすい大きさに切る。カリフラワーは小房に分ける。
2.じゃがいもと玉ねぎは半分に切って鍋に入れ、魚貝のスープとサフランを加え、10分ほど中火で煮込む。
3.ムール貝は殻をこすり合わせて汚れを取り、よく洗って別の鍋に入れる。シェリー酒をふり、ふたをして蒸し、貝が開いたら殻の片方を取る。
4.(A)のオリーブオイルでにんにくを炒めて火を通し、アーモンドとバゲットは両面をこんがりと焼く。パプリカと一緒にフードプロセッサーで細かくする。
5.2の鍋に4と海老、あんこう、カリフラワーを加え、材料が柔らかくなるまでさらに煮込む。最後に3のムール貝を加え、イタリアンパセリを散らす。好みでアリオリを添えていただく。
※アリオリの作り方/ボウルにおろしにんにく1かけと卵黄1個を入れてよく混ぜ、オリーブオイルとサラダ油各50ccを少しずつ加えながら泡立て器でマヨネーズ状に混ぜる。レモン果汁大さじ2と自然塩小さじ1/2を加え混ぜる。
丸山久美 先生 アメリカ留学の後、ツアーコンダクターとしてヨーロッパを中心に海外を回る。スペイン・マドリッドに14年滞在し、家庭料理のおいしさ、食の豊かさなどに魅せられ、スペイン料理を学ぶ。帰国後、ヨーロッパ家庭料理を中心に雑誌、TVで料理を紹介。05年春より、料理教室「Mi Mesa」を主宰。近書に『豆とスープが待つ食卓』(文化出版局)
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