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2010.08.17
    Amebaなう
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エコ

orgabits×MYLOHASオーガニックアグリツアー:手入れ

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今回は、オーガビッツ製品のデザインも手掛けていらっしゃる、あの「ポータークラシック」の吉田晃務さんも参加しての手入れとなりました。ともに日本を代表するモノづくり企業として、オーガビッツプロジェクトに懸ける想いをうかがいました。

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■「Made In Japan」へのこだわり

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吉田:僕は、もともとカバン屋なんです。現在は、ポータークラシック取締役として、カバンブランド「KICHIZO」のチーフデザイナーも務めているのですが、僕にはモノづくりのための3つの条件というのがあります。まずは、材料から金具から縫製から全部自分の目で見届けられる安心感。次に、修理用のパーツの確保。最後に、職人さんとのコミュニケーション。この3つの条件をかなえるためには、「Made In Japan」を追求するしかないんです。
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ポータークラシックが作るカバンは中国製の使い捨てのカバンとは違って、長く使ってもらうものです。だから、国内産でやっている限りは、材料もパーツも取っておけますし、すぐに修理できます。また、デザインを伝えて形にしていくためには、様々な分野のプロフェッショナルとの密なやりとりが必須です。国外生産になってしまうと言葉の壁が邪魔をして海外の職人さんに微妙なニュアンスが伝わらない。やはり日本人同士でじっくり作り上げてこそ納得のいくモノづくりができるんです。ただ、「Made In Japan」となると製品が非常に高額になってしまうのですが、いいモノは高い。それを理解して買ってくださる方が絶対にいらっしゃると信じてモノづくりをしているんです。
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そういう中で、繊維専門商社である豊島株式会社の佐藤さんと出会って、日本全国津々浦々、「Made In Japan」で頑張っている生地の織屋さんや染屋さんなどの職人さんに二人で会いに行きましたよ。今回は、その原点とも言える日本のコットン畑に来れたっていうんで、初めてなんですよ。感動しました。

■オーガニックコットンから始まる「やまずめぐる」な暮らし

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佐藤:僕も繊維専門商社として、日本で頑張っている方々とのお付き合いが多いものですから、ビジネスとしてはもちろん、吉田さんとは「Made In Japan」の価値観というか、目指すところが一緒だというところが一番大きくて。今回のオーガニックコットンに関しても、弊社のオーガニックコットン担当の溝口が6年前から取り組んでいて。
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溝口:はい。オーガニックコットンに関しては、どうしても海外からの輸入が主で、その距離故、背景のストーリーが伝わりづらいんです。でも、日本でもオーガニックコットンに取り組んでいる渡良瀬エコビレッジの町田さんがいらっしゃることを知ってすごく衝撃を受けて、元来日本はみんなこうやってモノづくりをしていたんだよ、ということを伝えなければ、と。今年の秋に弊社の展示会を開催するのですが、それにもオーガビッツのスピリットや日本のモノづくり、町田さんが提唱する日本古来からある循環型のムダのない生活、「やまずめぐる」のライフスタイルを伝えられるものにしたいというか。
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松永:はい、現在わたくしのチームで展示会の準備を進めています。通常はショールーム等で行うのですが、今回は代官山のカフェ「セドナ」さんで開催するにあたり、来場者の方々に渡良瀬エコビレッジさんのオーガニック野菜料理を食べていただいたり、ポータークラシックさんデザインのオーガビッツ製品を展示したりと、展示会全体で衣食住を伝えられるような、今までにない質の高い展示会にしたいと思っています。

■消費者参加型の「オーガビッツ」を目指して

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吉田:衣食住全部がつながったライフスタイル提案型の展示会は非常に面白い試みですよね。ポータークラシックでも、もう一人の取締役である写真家の吉田玲雄が自身のハワイ滞在体験を綴った紀行エッセイ『ホノカアボーイ』という本を書いて映画化もされているのですが、ハワイ島の優しくゆるやかな人間関係や景色が、スローライフというか、町田さんの提唱される「やまずめぐる」のライフスタイルを伝えていると思います。
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でも、ポータークラシックでは意図的にエコロジーを打ち出しているわけではないんです。生地の端切れを捨てずにアクセサリーにしたり、カバンも修理をして長く使っていただくとか、ポータークラシックが当たり前のようにやってきたことが、いろんな方々からエコだね、と言われることが多くて。日本古来からある自然や伝統文化、職人さんたちの技術へのリスペクトから自然に育まれた「Made In Japan」のスピリットが、あえてエコロジーをうたわずとも、周囲の方にそう思っていただける由縁なのではないでしょうか。
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佐藤:ポータークラシックさんのように若い方から大人の方たちにまで人気のあるブランドさんがオーガビッツとともにオーガニックコットン製品を発信されることに大きな影響力があると思うんです。格好良いな、と思って手に取ったものがオーガニックコットン製品だった、そこから、なぜオーガニックコットンなのか、というストーリーにまで触れていただけるようにするのが「オーガビッツ」の役割だと思うんです。そのためには、ストーリーの登場人物の顔が見えることが重要で。渡良瀬エコビレッジさんとのお取り組みを始め、原材料の成長過程から製品化に至るまでを、誰がどのようにして携わってきたのか、消費者の方々に全部見ていただきたいんです。そうすることによって、ただ製品を買っていただくのではなく、買っていただくことによってオーガビッツプロジェクトに参加いただいている=「地球と生産者と消費者みんなが幸せになるためのちょっとずつの第一歩」を消費者の方々と一緒に踏み出していきたいと思っています。

ポータークラシック
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岡村:オーガニックコットンだから体にやさしいとか肌にいい、というイメージを持たれる方も多いですよね?
松田:普通に栽培されたコットンであっても、人体に有害な物質が検出されることはないんです。オーガニックコットン製品の多くが染色や生地の加工でナチュラルな風合いを出しているので肌にいいと思われるのかも知れませんね。実は、オーガニックコットンも普通のコットンも、原料の段階では何も変わりがないんです。
岡村:そうなんですよね。食べ物は自分の体の中に入るのでオーガニックであることの意味がわかりやすいのですが、コットンとなると、自分の体にとって直接の安心・安全と結びつけて考えづらい部分もあると思うんです。
松田:そうなんです。自分の体に直接関係しないからこそ、コットンがオーガニックであることの意味を理解してもらいたいんです。
佐藤:そのためにも、どこで誰がどのようにして作っているものなのかがしっかりと分かる食品業界のトレーサビリティ制度を衣料業界に持ち込むことも大きな意味があるんですよね。
松田:それが、消費者の方々に安心を与えるものづくりだと思うんです。オーガニックコットンが自分の体にとって安心だから選ぶ、というのは少し認識が違っていて、前回もお話したように、栽培方法のストーリー(農薬を使わないことで農家の人々の貧困や農場周辺の環境にも配慮できる)を知ってもらって、コットンがオーガニックであることが自分だけの安心ではなく、地球全体の安心につながることを理解してもらいたいと思っています。

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岡村:そういう意識を持ってお洋服を買うことってあまりないですよね。食べ物だと「感謝して食べなさい」と教えられることが多いですけど、着るものに関しては、着る前に感謝するとか、作られる過程って考えるきっかけもないですしね。
松田:そうですよね。「ファスト・ファッション」とか、1年着たら次の年は捨てちゃうみたいな風潮もありますけど、食べるものと同じような意識を着るものにも向けてもらえたら、と思います。
佐藤:雨風をしのいだり、暑さや寒さを調整したり、農作物を作ったり狩りをするにしても、人間は着るものがないと不自由だから衣食住の“衣”は最初にくるんだ、というお話が渡良瀬エコビレッジの町田さんからもありましたが、その通りだな、と。
岡村:“衣”ってそれだけ重みがあるものなんだということを改めて感じましたね。(続く)

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オーガニックコットンが地球にいいワケ

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岡村:町田さんが有機農業を始められて36年、自然に負荷をかけない農業のやり方として今まで少数派だった有機農業が、今や他の農家さんが目指すところになってきていますよね。
町田:そうですね。でも、農薬を使わない有機農業というのはやはり壁があるんですね。今までの農業をもう一度見直さなければならない。例えば、「共存する」ということ。雑草と共存する、虫と共存する、ということは、農薬で雑草や虫を駆除してきた今までの農業と相反する部分がありますよね。
岡村:確かに。人間が食べるものだけを収穫して、その他は排除せざるを得ない従来の農業の現実を踏まえると、有機農業への壁がありますよね。
町田:そこを意識レベルで転換させたいのです。自分自身も地球上で生きている生き物と同じだという意識を持たないと、あらゆる自然や生き物と共存することを大前提とした有機農業は無理なのではないかと思っています。

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岡村:その辺を理解してもらうために、農業体験イベントなどをなさっていらっしゃるのですよね。
町田:そうなんです。技術として、農薬や化学肥料を使わない有機農業という行為はできると思うのですが、意識も伴っていないと継続は難しいですね。心身伴なってこその有機農業だと思っています。
岡村:そうですね。このようなイベントも、目的がありつつも楽しい時間を一緒に過ごすことがとても大切ですよね。蛙に出会ったり、草木の匂いを感じたり、昔はこういう生活のほうが自然だったのですから。日本古来からある循環型のムダのない生活、「やまずめぐる(止まず巡る)」な暮らしを体験してもらうことで、有機農業を目指す農家さんはもちろん、農業に携わっていらっしゃらない方々も「共存する」ことを意識できるのではないでしょうか。(続く)

渡良瀬エコビレッジ
ふくふく便り
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渡良瀬エコビレッジ活動紹介


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5月に種まきをした綿花の成長を見にいざ畑へ出発!
↑前回岡村さん種をまいた綿花は、大人の腰丈まですくすく成長。2カ月程度でこんなに成長しているとは驚き!
↑今日はあいにくの曇り。強風の中ゆらゆら茎をゆらしながら立っている姿はなんとも可愛らしい
↑こんなに可憐な花をつけています。やわらかいクリームイエロー&紫のコントラストが鮮やか
↑花が落ちしばらくすると、花を包んでいた萼の中にできた実がだんだんとふくらみ、あのふわふわとしたコットンができるそう。茎は木のように丈夫になっていきます
↑有機栽培のため、ところどころ虫に食われているものも。虫に食われ茎からぽっきり折れてしまうものもあるそうなので、間引きは様子をみつつ…
↑足元をみると雑草が…
↑日本は草の種類が多く、雑草の種類も豊富と語る町田さん。そのため土壌のバランスも良く、虫の大量発生などが少なく自然環境を保ちやすいとか
↑すべて雑草を刈らずに、自然のバランスを崩さないためように草刈りを行います
↑今回ご一緒したポータークラシックの吉田さんも一緒に草刈り体験
↑和綿の特徴は、花のつき方が下向きで奥ゆかしい日本女性のような美しさがあるところ。これは岡村さんが前回種まきをした綿花。

その他にも、同じ畑では他の種類の綿花も一緒に成長中!
↑白い花を咲かせるめずらしい品種も
↑他の綿花とくらべ、茎も茶色くしっかりとした「弓ヶ浜種」。できるコットンの色も、少し茶色がかった味のあるコットンになるそう
↑色々な綿花の成長を見学して今日の手入れは終了!
↑手入れ体験終了後は、町田さんの家で珍しい黄色のスイカをいただきました。やさしい甘さがおいしい!

次回は、コットンができているでしょうか?わくわく!これからも和綿の成長を追っていきます。
オーガニックコットンの成長過程を眺める豊島株式会社の溝口さんと渡良瀬エコビレッジ町田さん
オーガニックコットンをじっくりと視察するポータークラシック吉田さん
「渡良瀬エコビレッジで収穫したオーガニックコットンをストールにしたいんですよね」と豊島株式会社の佐藤さん
豊島株式会社の佐藤さんの話を熱心に聞き入るポータークラシック吉田さん
ポータークラシック吉田さん(右)と豊島株式会社の佐藤さん(左)
ポータークラシック吉田さん(左)と渡良瀬エコビレッジ町田さん(右)
渡良瀬エコビレッジ町田さんの「やまずめぐる」Tシャツ
豊島株式会社さん、ポータークラシックさん、渡良瀬エコビレッジさん、代官山のカフェセドナさん、みんな一緒に記念撮影です


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