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2008.10.01
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エコ

コーヒー生産農家を幅広くサポート[スターバックス コーヒー ジャパン]

1971年にアメリカ・シアトルで生まれたスターバックスは、世界44カ国にあるカフェの代表格。日本には1996年に上陸し、その店舗数は現在806店舗に及びます。そんなスターバックスは、声高に主張はしていませんが、独自のコーヒーCSRという考えのもと環境や社会のことをしっかり考え、活動しています。

スターバックスが社会貢献活動を始めたのは1991年のことでした。最初は世界有数の国際協力NGO団体CAREを通じたコーヒー栽培農家の支援をおこない、その後、活動の幅を広げ続け、現在に至っています。

現在の大きな取り組みとしては、まずコーヒー豆をプレミアム価格で買い付けていることが挙げられます。コーヒー豆のほとんどは価格が常に変動する取引市場で取引されていますが、それでは生産者の生活は、相場価格の影響を受けてしまいます。そこで、生産者に利益がもたらされるように、市場価格より高い値段でコーヒー豆を購入。2007年は相場の25%増の価格で取引しましたが、これはフェアトレード認証ラベル付きのコーヒーより少し高い値段。ここから考えても、いかにフェアな取引か分かりますよね。

また、スターバックスではC.A.F.E.プラクティスという独自のガイドラインを設定。このガイドラインで、コーヒー豆の品質はもちろんのこと、生産過程で児童労働などがおこなわれていないか、従業員への支払いはクリアにおこなわれているか、汚水、土壌汚染をしていないか、生物多様性は守られているか、などをコーヒー農家ごとに、契約時はもちろんのこと、その後も毎年チェックしています。特に環境に関しては、国際的な環境NGOのコンサベーションインターナショナルが基準作りに関わっているので、環境の専門家のお墨付きの農家がコーヒーを生産していると言えます。また、このガイドラインに満たない農家に対してもファーマーサポートセンターを通じて土壌管理などのアドバイスや低金利の融資をおこない、基準に達するサポートをしています。

この他にも、コーヒー生産者が暮らす村に、村と市場のアクセスをよくするための橋を建設したり、医療施設や幼稚園を開く際のサポートなどをおこなっています。フェアトレード認証のコーヒーも販売しており、その量は世界のフェアトレードコーヒーの取引量の16%を占めています。熱帯林の木々を守るために、日陰栽培で生産しているコーヒー「シェイド グロウン メキシコ」も人気です。

では、なぜスターバックスはコーヒーCSRをここまで盛んにおこなっているのでしょうか?広報の山崎政彦さんによると、その理由は責任感。
「1杯のコーヒーに至る原点は、コーヒー生産農家です。コーヒー生産農家の成功があるからこそ、スターバックスは成功する。だから、コーヒー生産者の支援は当たり前の責任です。今後も売上げの増減に関わりなく継続していきます」とのことです。

スターバックスで飲むコーヒーは、生産地の人々の幸せな生活につながっている。それを考えると、コーヒーがもっとおいしく感じられますね。

取材・文:阿久津美穂(Slow Media Works代表)

スターバックス コーヒー ジャパン株式会社
http://www.starbucks.co.jp/
CSRについてはこちら


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