アウトドアメーカーのトップブランド「ザ・ノース・フェイス」(株式会社ゴールドウイン)はこの夏、キッズアートキャンプを開催します。これまで大人向けのアウトドアイベントは数多く手がけてきましたがキッズ向けキャンプは初の試み。
「アウトドアは本来大人の遊びと思っていました。大人になってから始めても十分楽しめると。でもちょっと待てよ、とある日気がついたんです。僕らは子どものころそれなりの自然が隣にありました。手軽に原っぱで遊べる環境があったんですね。だから大人になってもすんなりアウトドアの世界へ足を踏み入れることができた。でも今の子どもたちには親しんでおくちょっとした自然すらもう残っていないのではないかと。次世代の環境を担う子どもたちが大きくなって果たして自然に興味を示すようになるのだろうか。誰かが提供しないと自然を体感できないところにまできてるんじゃないかって」
プロモーショングループマネージャーの三浦務さんはご自身がアウトドアのプロフェッショナルといっても言い過ぎではありません。シーカヤックで海外の海も渡ってしまうほどです。
「自然を大切にといいますけど、人がコントロールできるほど自然は小さなものではないんです。自然から学ぶことはとても多いし自分を成長させてくれます。アウトドア人が増えれば世界は変わるとさえ思うんです。でも机の上で本を読んでたってわからない、実際に体験してみないと。アウトドアに興味のない人、その子どもたちをどう誘うか。幸いノースフェイスはファッションとして人気もある。ブランドに興味を持ってくれた人たちがアウトドアへの入り口に立ってくれればと思うんです」
今回のキャンプタイトルは「絵本の森にでかけよう」。コンセプトメッセージ「roots of life 私たちの生活する自然をもっと意識していこう」には人間の本能や感覚を呼び起こしてほしいという願いがこめられています。
現代はテクノロジー優先の風潮、自然を身近に感じる精神を豊かにすることがおろそかになりがちです。このバランスが保たれていくことが子どもたちの財産になるのでは、と考えました。また感性豊かな子どもたちだからこそ、アートという世界を織り交ぜながら自然に親しむプログラムを用意しました。
福島県南会津の大自然の中で3人のアーティストがメッセンジャーとなり火起こしや紙芝居を使ったアートプロジェクトを進めていきます。紙芝居にはナタリヤ・リボヴィッチさん&藤田央さん(oak-to-all-relations)火起こしの達人として大西琢也さんを迎えます。
世界の次世代アーティストたちとのプロジェクトを手がけてきたガスアズインターフェイスとNPO法人森の遊学舎、oak-to-all-relationsがザ・ノース・フェイスのコンセプトに賛同して協働で取り組みます。応募人員は6歳〜12歳の40名、ノースフェイス直営店にて応募できます。締め切りは6月末予定なのでお早めに。
(取材・文 鞍作トリ)
ザ・ノース・フェイス
森の遊学舎

