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2008.06.02
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エコ

エコな工夫がキラリと光る[富士急行]

富士急行は「富士を世界に拓く」という理念のもと、富士山周辺のバス、スケート場、宿泊施設、遊園地などを、40数社のグループ会社が独自に運営しています。それぞれがエコな工夫を生み出し、実践しているのが魅力です。

最初に紹介したいのが、富士急行の宿泊施設のエコな工夫の数々。その代表格がPICA山中湖ヴィレッジ。ここはパーマカルチャーを取り入れているアウトドア施設で、自家農園はすべてオーガニック。宿泊客の希望に応じて場内ガイドツアーをおこなう他、週末は1泊2日で講師を招き、マクロビオティック、ダンス、写真やエコな話題に関するワークショップを開催しています。また、オーガニック料理を出すレストランや、ハンモックに揺られてお茶を飲めるハンモックカフェもあり、施設全体がエコな村のようになっています。他にも、富士山が一望できる山中湖畔のホテル、ホテルマウント富士でも毎週、無料で周辺を散策する30〜40分程度エコツアーを実施しています。

乗り物にも工夫が。富士急行は、全国の国立公園で初めてCNG(圧縮天然ガス)バスを導入。
「現在は富士山の周辺で44台、走っています。金額は通常のバスの1.6倍ですがCO2の排出量を通常の20〜30%削減、窒素酸化物は50%以上削減できている」(広報担当者)とのことです。
また、これに併せて天然ガスを入れるためのエコステーションというガススタンドを富士急ハイランド内の駐車場に建設。1996年から稼働しています。

さらに面白いのが富士急行のユニークな社内規則。なんと直径10cmの木を切るにも社長の決裁が必要なのだとか。
「富士急ハイランドの絶叫マシン『ええじゃないか』を作る時も、そこにあった木は切らずに引き抜いて他のところに移しました。切った方がお金はかからないのですが、破壊ではなく自然を作り上げていく、という創業者の思いから木を切らないようにしています」(広報担当者)

実は富士急ハイランドやホテルマウント富士のまわりは、もともと溶岩石の不毛の地。そこに木を植えて、まわりに森林を作ったのだそう。驚きですね。また、会社として毎年、富士山の清掃登山を行っているのもおもしろい点。現在は新入社員の社員研修として、みんなで富士山の頂上に登り、帰り道にごみを拾っている、とのことです。

創業時から続く環境に対する理念を、それぞれの施設が工夫して実践している富士急行。今後もどんな面白い取り組みが出てくるのか、楽しみです。


取材・文:阿久津美穂(Slow Media Works代表)

富士急行株式会社
http://www.fujikyu.co.jp/


PICA山中湖ヴィレッジ







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