「はまじ」の愛称で親しまれている浜島直子さん。学生の頃から続けているモデルだけではなく、「世界ふしぎ発見!(TBS系28局ネット)」のミステリーハンターとして7年間も活躍中。35カ国以上もの国を訪れる中で感じた自然や環境のこと、そして売り上げの全額をサンゴ再生のNPO法人「アクアプラネット」に寄付しているシュシュ作りに関してなど、お話をうかがいました。
チパヤ族から得た
モノに対して感謝する心
―「世界ふしぎ発見!」のミステリーハンターとして、30カ国以上を訪問していらっしゃるそうですが、エコや環境に関して強く考えるきっかけになった経験などありますか?
いつも海外に行くたびに、打ちのめされて帰ってくるんですよ。
ボリビアに行ったときに、フラミンゴの漁をして暮らしているチパヤ族という少数民族に出会ったんですが、彼らは、漁をする前に大地にひざまずいてキスをして、命を頂戴しますとお祈りをするんです。
そして何より素晴らしいのが、頭から爪の先まで全部活用すること。フラミンゴは、まず子どもたちのおもちゃになる。羽根は洋服になって、お肉はもちろん貴重なタンパク源で、脂は薬になるんです。爪や骨はアクセサリーになって、唯一の収入源になるフラミンゴの舌は、乾燥させてお守りとしてふもとの町の市場で売るんです。全部活用するのでゴミが出ないんですよ、すごいですよね。
私が「こんなに何もないところに住んでいて不便じゃないですか?」と聞いたら、「今あるものを大事にして暮らせば十分幸せだよ、あれもないこれもないと思うと駄目だよ」と言われて、考えちゃいましたね。それを言われて“あれがないこれがない”と思う根っこになるものは何だろうと考えたら、モノに対して感謝の気持ちがなかったんだなと思ったんです。食事を頂くときに、“ありがとう”と思うことが大事だなと思って。
なので、最近は大根を食べるときも、葉っぱの部分も食べるようになりました。味噌汁に入れたり、炒め物にしたり、細かく刻んでしらすと燻ってふりかけにしたりして、ゴミをなるべく出さないようになりました。
―海外を訪れる機会が増えて、毎日の生活の中で、環境やエコを考えて実践するようになったことはありますか?
最近はじめたのは、シャンプーを100%植物性のものに替えたことですね。ロケで秘境や下水の整備されていない国に行って、シャンプーの水がそのまま川に流れてしまうことがあるので。愛用している「オーブリーオーガニクス」のシャンプーは、防腐剤も入っていなくて、体にも頭皮にもいいですし、洗い上がりもサラサラ。ロケで、ジャングルみたいなところに泊まったときも躊躇なく使えるから、私もうれしいし川もうれしいですよね。
生理用品も紙や、水に溶けるものなどを使うようにしています。ロケでゴミの施設がきちんとしていないような所に行くときは特に気をつけますね。私一人ぐらいが気をつけても全然ゴミの量も減らないし、環境もすぐには変わらないとは思うんですけど、だからといって何もしないのは違うなと思って、ちょっとずつでも変えていければいいかなと思っています。
―今回の特集テーマは「エコ旅」。浜島さんの思う「エコ旅」とはどんなものでしょうか?
自然に触れることだと思います。最初から“エコだ、エコだ”と思って旅をしてもあまり楽しくないと思うんです。私の場合はダイビングをすることが多いので、海の中に入って究極の大自然空間を全身で感じるんですが、そうすると自然を大切にすることとか、自分はちっぽけで無力だから、感謝して謙虚な気持ちで生活することを考えさせられます。頭ではなく身体で感じることですよね。
あとは地元のスーパーではなくて、市場に行って地元の旬の野菜を見たり、地元の生活に触れたりとかもいいですよね。地に足が着いた自然な生活をしていく方が生き物としてシンプルですよね。そういうことを旅行の中で感じていくのも「エコ旅」の一つかなと思います。
