大のフランス好きだったことから、2000年から約2年間、フランスに語学留学をしていた加藤紀子さん。フランスでの経験やテレビのロケなどで訪問した国々での経験から、自然や環境のことを考える機会が多くなったとのこと。
貴重な体験のお話や、環境を大切にしながらも楽しく過ごすヒントをうかがいました。
『トヨタエコスペシャル』をはじめ、さまざまなテレビロケなどで、加藤さんが訪問した国は約30カ国。
各地で大きく変化している環境を目の当たりにして、環境やエコに関して感じることはありましたか?アラスカやパプアニューギニアなど、さまざまな国に行って、そこで暮らす方たちの生活が環境の変化によって変わってきているというお話を聞きました。アラスカでは、温暖化で氷が解けてしまって海面が上がり、その島に住めなくなってしまった人たちもいるとのことでした。生まれ育った場所を出ていかなければならないし、そこに残っていれば死んでしまう……そういう本当にリアルな現状がありました。私たちが「温暖化は大変だ」なんて言っていることはまだまだで、今すぐ生死に関わる人がたくさんいるんですよね。
マリ共和国というところでは、女性の仕事として、一歩間違えれば死んでしまうような崖の間をぬって、雨水を汲みに行くという話も聞きました。それを1日3回もやらなければならないんです。蛇口をひねれば水が出てくる私たちの生活を思うと、「なんて日本は豊かで何でもあるのだろう」と思いました。
それらの経験から、温暖化対策、あるいは環境のために日ごろ心がけていること、大切にしていること、実践していることなどはどんなことですか?今の環境の変化はすごく深刻だと感じるようになりました。ふだんはありきたりなことしかできていませんが、歯磨きのときも水を止めて無駄に使わないようにしていたりとか、エコバッグを持つようにしたりとか、ささやかなことだけれど、とにかく続けられることをやろうと思っています。
夏はエアコンをつけないで、汗を出すことを楽しんでいます。それだけでも環境には少しやさしいことですから。保冷材にタオルを巻いて、脇や首元に当てると体感温度がすごく変わるんですよ。旦那さんと2人で「ここに当てると涼しくて気持ちいいよ」なんて言いながら涼んでいます。保冷材もケーキ屋さんでいただいたものなどを冷凍庫に入れて使っているので、これもエコの1つかなと思っています。
あとは、環境のことだけでなく、食べ物を大切にすることも大事だと思います。必要な分で充分満足できるのだから、無駄にするような場面を見ると辛いですね。もっと貧しい人のために……、資源は無限にあるわけじゃないのに……と切なくなったりします。無駄にしない過ごし方や生き方をしていけたらいいなと思うんですよね。
今実践されていなくても、今後、環境やエコに関して行っていきないなと思うことはありますか?それはたくさんありますね。まだ、マイお箸も持てていないので、そういう小さなことからはじめたいですね。でも、“エゴ”にだけはなりたくないと思っていて、形だけの自己満足になってしまわないようにと心がけています。
世界各国で自然や環境を感じる場所を見てきたと思いますが、日本で自然や環境を感じるような、心が落ち着く場所はありますか?落ち着く場所でいうと、お家とか実家になるんですけど、窓から見える木の色や景色から季節を感じたり、温度を感じたりしますね。
家の中でも必死に暖を取るということはせず、1枚着てみるとか、自然の温度を楽しむようにしています。