「クラフトリンク」とは、バングラデシュとネパールの主に貧困層の女性たちの手による手工芸品を、現地の民間団体(NGO)を通じて、輸入・販売を行うシャプラニールのフェアトレード活動。社会的な因習によって家の中にこもりがちな女性たちにとって、手に職を持つことは社会参加への道を作ることにもつながります。
「南風」とはシャプラニールで扱う商品のブランド名。手工芸品の販売とともに生産地の文化や社会状況を紹介することで、地球上の人々がお互いにリンクしあい、豊かな暮らしとは何かを考えるきっかけ作りを提案しています。
「ぽかぽかルームシューズ」は、ネパールの女性たちがひとつひとつ手編みした毛糸の部屋履きです。この製品を作っているのはマハグティ(MAHAGUTHI)というネパールのNGO。1984年にイギリスのNGO、Oxfam UKの支援によって設立されました。手工芸品販売で起業を目指す女性や貧しい女性たちに対し、手工芸品生産のトレーニング、販路拡大といった側面からの支援を行っています。首都を中心に3つの店舗を構え、1000人以上の生産者、約150の生産グループを抱えています。
ネパールの女性の多くは家族のために手編みの帽子やマフラーを編むのが習慣で、その技術は母から娘へと自然に受け継がれていきます。シャプラニールではこのように女性たちが元々持っている技術を使った手工芸品作りを心掛けているそうです。
生産者の一人、ニルマラ・シュレスタさんは、マハグティの仕事を始めて4年。ほぼ毎日編み物の仕事をしていて、ぽかぽかルームシューズは1日に1足くらいのペースで作ることができているとのことです。この仕事をやっていてよいことは?と尋ねると、「自分が持っている技術を使って仕事ができること、また新しいデザインなども覚えられること」と答えたそうです。
「クラフト南風」は、日本国内でもフェアトレードに対する関心が高まる中、これからもその普及に力を入れていくことを考えています。