発展途上国とよい関係を築く[マザーハウス] | MYLOHAS (マイロハス)
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2008.02.01
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発展途上国とよい関係を築く
株式会社マザーハウス


“フェアトレード”という言葉、聞いたことがある人も多いでしょう。
発展途上国でつくられたものを正当な料金で取引し、生産者が搾取されるのを防ぐ、積極的にその製品を購入していくことで途上国を支援することが主な目的です。

ちまたでよくみかけるのはコーヒーやチョコレート、少数民族によってつくられる服飾製品やアクセサリーなどです。案外値段も高くて、しかも「これ本当に欲しいかなあ」と感じることも少なくありません。
株式会社マザーハウス(東京都台東区)では、途上国の人も誇りを持って生産し利益を得、かつ買う側のわたしたちも満足できる製品作りを、という理念を掲げています。

マイローハス/ロハス エコ×ファッションの新しいカタチ。エコファッション最前線・マザーハウス
木のあたたかみとジュートのやさしい色合いが印象的な入谷店
主な製品はジュートや皮革素材を中心につくられたバッグや雑貨類。代表を務めるのは26歳の山口絵理子さん。2006年3月に設立したばかりの新しいブランドですが、すでに台東区入谷の直営店、三越、伊勢丹、小田急など大手百貨店、表参道ヒルズイデアフレイムスなどのセレクトショップにも売り場展開をしています。

マイローハス/ロハス エコ×ファッションの新しいカタチ。エコファッション最前線・マザーハウス
ジュートは黄麻と呼ばれる麻の一種で、成長が早く、また通常の植物のおよそ5、6倍もの二酸化炭素を吸収するといわれています。廃棄後も肥料として活用できる環境負荷の少ない優等生です。このジュートを主に扱い、植物系の皮革なめし加工、必要最低限のメタルと製品の環境配慮にも気を配っています。

ジュートは丈夫で軽く、バッグには非常に適しているといえる素材です。また生地が柔らかいのにはびっくり。麻というとどうしても麻袋を連想してしまい、ゴワゴワしていると思われがちですが
「バッグに採用しているのは6ポンドの最高級ジュート。ジュートとよばれる中でも最高級品です。なので、こんなに柔らかく肌触りもいいのです」とはマーケティングの奥村亜紀さん。
「かわいそうだから買ってあげる」ではなく、「かわいいから、かっこよくていいものだから欲しい」、そうしたものを作りたい、それがマザーハウスのコンセプトです。

現在、アジアの最貧国とも呼ばれるバングラディシュで、現地デザイナーやスタッフを採用して製品を作っています。バングラディシュは貧しいということだけが有名になっていますが、もともとは織物の盛んな国。また、ジュート生産国として世界の輸出量の約9割を占めています。織物技術を持っている人も多く、チャンスや仕事があれば生かしたいという向上心もあります。
善意や自己犠牲だけでは長続きしない支援も、ビジネスとしてしっかりと土壌作りをすることで息の長い支援を続けているのです。

マイローハス/ロハス エコ×ファッションの新しいカタチ。エコファッション最前線・マザーハウス
山口さんとバングラデシュ工場スタッフ


よい製品を現地の人がつくり、これはいいものだと買う人がいる、そうした対等の関係が保たれている、これが本当の“フェアなトレード”といえるのではないでしょうか。

取材・文:鞍作トリ

マザーハウス
http://www.mother-house.jp/
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