企業の活動自体がCO2削減につながる
[クリーンエナジーファクトリー]今回紹介するクリーンエナジーファクトリー株式会社(CEF)は、売上げが伸びるほどCO2削減に貢献できる企業です。その理由は、企業活動の内容が「風力発電」だから。風力発電は「自分たちの国、地域で風車を建ててエネルギーを生産でき、CO2排出量がゼロで、長期的に考えるとコストが安いエネルギー」(CEF資料より)です。風力発電により、火力発電の必要がなくなってCO2が削減されるので、カーボンオフセットにもなります。
たとえばCEFの南あわじウインドファームにある15基の風車を1年間動かして電気を作ることで削減できるCO2は、高さ20〜30cmくらいの50年杉400万本以上が吸収できるCO2に相当します。
CEFは地球に優しい方法で、多くの風車を建設することを目指しています。特長は、世界で初めて風車建設専用重機(クレーン)を開発、保守、運営したこと。従来の半分の大きさのクレーンを独自に開発し、風車建設のために切る木の量が3分の1になりました。また、より急な斜面を登れる構造にしたことで建設可能地を3倍に増やしました。さらに、風車の建設のために切り開かれた道は森林管理のための作業道として使ってもらうようにしています。これにより森林が整備され、より多くのCO2を吸収し、CO2削減に役立っています。
![マイローハス/ロハス 今日からはじめるカーボンオフセット[クリーンエナジーファクトリー]](http://www.mylohas.net/blog/archives/special0712/images/sp_c06_2.jpg)
風力発電所の敷地内において地元の特産品である梨を栽培している、CEF豊北ウインドファーム
環境教育や地域貢献にも力をいれています。南あわじウインドファームには風車が1回まわるとどれくらい電力が使えるか展示した環境学習施設があり、行政の関係者、地元の環境NPOなどが見学に訪れています。
山口県下関のCEF豊北ウインドファームは、農園の中に風車を建設することで地域産業への貢献を目指しています。
京都議定書で定められた1990年から−6%のCO2削減という目標を達成するには、風力発電のような自然エネルギーで電力をまかなう比率を上げていくことが必須。でも、今のところ風力発電は日本全国の電力のたった1%しか使われていません。日本にたくさんの風車を建てていくためにも、CEFのような企業を応援していきたいですね。
取材・文:阿久津美穂(
Slow Media Works代表)