「私にできること」をすることがCO2削減に
株式会社西友あるとき森が燃えていました。森の生きものたちはわれ先にと逃げていきました。
でもクリキンディという名のハチドリだけはいったりきたり、口ばしで水のしずくを一滴ずつ運んでは火の上に落としていきます。
動物たちがそれを見て「そんなことをしていったい何になるんだ」 といって笑います。
クリキンディはこう答えました。「私は私にできることをしているの」出典:『私にできること〜地球の冷やし方』(ゆっくり堂/辻信一 監修)
このハチドリの物語は、南アメリカの先住民に伝わっている物語で「地球温暖化に対して、私ができることをしていこう」というメッセージが込められています。2006年からNGOナマケモノ倶楽部が中心となって日本中にこの話を広めました。この物語をモチーフに、西友ではCO2削減の取り組みとして、2007年6月からグループ392店でレジ袋削減のための「西友ハチドリキャンペーン」をおこなっています。
まず、今まではお客さんの要望に合わせてレジ袋を渡していたのを180度転換。「レジ袋はご利用ですか?」と必ず声をかけるようにしました。同時にレジ袋を辞退した場合は2円引きになるようにレジのシステムを変えました。店頭のまわりにはマイバッグコーナーを設置。さらにレジ袋とは一線を画す、ハチドリの入ったデザインのポリエチレン製のマイバック「ハチドリくん」を開発し、20円で販売し、破れた時は何度でも交換できるようにしました。もちろん使用済みバッグは捨てずにリサイクルします。ハチドリの精神を伝えるために店内放送も実施しました。従業員みんなでハチドリのように「私ができること」を探し、実践。従業員、お客様が一丸となって進めるために毎週のレジ袋削減の結果をポスターで報告しました。その結果、キャンペーンは大成功! 実施前には6%程度だったマイバッグ持参率が1週間で24%に、11月には34%に上がりました。
![マイローハス/ロハス 今日からはじめる、カーボンオフセット[西友]](http://www.mylohas.net/blog/archives/special0712/images/sp_c03_2.jpg)
「環境優選みんなのバッグ」(左)と、「ハチドリくん」(右)
![マイローハス/ロハス 今日からはじめる、カーボンオフセット[西友]](http://www.mylohas.net/blog/archives/special0712/images/sp_c03_1.jpg)
「環境優選みんなのバッグ」
さらに、西友は10月から日本カーボンオフセット(COJ)に加盟し、カーボンオフセットに取り組み始めました。具体的には「ハチドリくん」の収益の半分と、10月に開発したカーボンオフセット付きの商品「環境優選みんなのバッグ」の売上げの1%を、COJのサービスを通じて国連が認めた排出権を国に無償で提供しています。これらの商品を買うことで、京都議定書で約束された−6%のCO2削減に貢献することができるのです。
西友ではこれからもプライベートブランド「環境優選」シリーズでマイ箸、マイボトル(水筒)など、カーボンオフセット付き商品を次々に開発していくとのこと。カーボンオフセット付きの商品を手軽に買える未来は、そう遠くはなさそうです。
取材・文:阿久津美穂(Slow Media Works代表)
株式会社西友 ハチドリキャンペーン
株式会社西友
TEL:03-3598-7707 (月〜金10:00〜17:00)
http://www.seiyu.co.jp/