2011.01.31
世界の食から日本のご飯を考えよう! 映画FOOD, INC.のススメ

「食」をテーマにしたドキュメンタリー映画の「FOOD,INC」
2010年度のアカデミー賞長編ドキュメンタリー部門ノミネートされ、アメリカでは興行的に大ヒットした作品です。
今回は12月に行われた先行試写会&オーガニックパーティのイベントのため、作品自体はDVDをいただきひと足先に観賞させていただいていたのですが、「うわぁぁぁ衝撃的! もう! 少しでも早く多くの方に観てほしい!」というのが感想です。

私たちが毎日あたり前に食べている食品はどうやって作られているのか。農業の現状とは? またそれらを取り巻く企業や環境はどうなっているのか…。遺伝子組み換えで作られたトウモロコシの行方について、もはや生きものとしての扱いを放棄されてしまった家畜の飼育についてなど具体的な例をあげながら食の背景や問題をわかりやすく解説しています。
通常、こういった何かの裏側を暴くようなドキュメンタリーは観ているだけで不安になったり怖くなったりしてしまうものですが、この作品は解決に導くヒントが要所にちりばめられていて、落ち着いた気持ちで最後まで楽しむことができます。
ここで私自身がこの映画で印象に残った場面を3つ紹介したいと思います。
1. アメリカでどのような仕組みで食肉が作られているかを紹介するシーン
特に牛や鶏の悪質な飼育環境やその現状がつくりだす数々の問題には驚愕させられます。家畜といっても命ある動物。最終的にはお肉となって食卓に並ぶとはいえ、どう育てても良い…という考えには憤りを感じてしまいます。オーガニックにも畜産のカテゴリーがありますが、飼育の規格に関してはanimal welfare(動物福祉)という考え方が根底としてあります。たとえばイギリスの代表的なオーガニックの認証機関であるSoil Associationが発表している家畜への原則の一部をみてみるとこのようになっています。
・ Lots of outdoor space and fresh air(広い野外で新鮮な空気があること)
・Encouragement of normal animal behavior (その動物自体が本来持っている習性を助長してあげること)
・ No routine use of drugs and vaccines(ワクチンや薬剤を繰り返し使用しないこと)
・ No genetically modified (GM) feed or growth hormones(遺伝子組み換え技術を使用しないこと)
・ Minimized stress in transport and slaughter(輸送や屠殺の際にストレスを極力与えないこと)
自然界に住む動物にはごく当たり前の生活環境ですよね。でも私たち人間の食用として育てられる動物たちにそのごく当たり前は与えられることのない儚い夢の暮らしなのです…。
ちなみにここ数年は私も肉類を極力とらない食生活を実践していますがその理由として、
*人の体にそもそも必要な食べ物ではないと思っているため(人体には肉を食するための鋭い歯もないし、体内の消化機能が整っていないということは、もともと適した食材ではないのでは? と感じています。食べた後は体がだるくなるし…)
*食肉になるまでの家畜の生活環境が悲惨だと気持ちよく食せない(一枚の肉片になっても悲しみが残っていそうで…)
*お肉より野菜や果物のほうが味や香り、食感など美味しいなと思う要素が多いから(種類も多いし、食べた後も体が軽い!)
といったことが挙げられます。
ひきつづき、印象に残った場面の紹介。
2. とうもろこしの使用用途の幅広さがすごい!
夏に茹でて食べる作物だと思っていました。それがこんなものにも使われていたなんて!!!観てのお楽しみです。
3. 自分自身の食べ物に関心を持つ消費者が支持する「オーガニック」という産業の紹介シーン
食の裏側を知った人々が取った選択とは?直売から大手スーパーにならぶオーガニックまでさまざまなオーガニックの「在り方」を観ることができます。
この映画、研究所でもひと足早くダイジェスト版の上映会を行いました。


その模様と観賞感想コメントは研究所HPとFOOD,INK.公式ページからご覧になれますので、興味のある方はぜひチェックしてみてください!
これを観れば食と向き合わずにいられない!! ぜひ劇場へ足を運んでみてください!























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