今日は日曜日。朝早く散歩に出かけると、まだ人影はなくて空気も静かなままです。ただ、この春の日差しと昨夜の雨に濡れて、どんどん成長していく近所の木々だけが、すっきり目を覚ましているような感じがします。
愛犬ゴメスが気に入っている、いくつかの散歩コースを毎日繰り返し歩いていると、無意識に気になる家や場所が出来るのですが、ただ本当に何となくなので、今まで写真を撮ろうと思った事がなかったのです。でも今朝は少し、そこら辺を意識してみながら歩くことにしました。
こうやって自分で撮った写真を観てみると、住人が大切にしていながらも何だか雑に育ってしまった、ちょっとはみ出し気味の植物とその家、のようなものが気になっているようです。
ガーデニングの写真集やインテリア雑誌の庭特集にはとうてい載りそうにもない、でも普通な感じでもない、この絶妙な感じが面白いなぁと思います。ぎりぎりバランスが取れていなくて、少しポンと押したら大変なことになりそうな雰囲気は、同時にのんきな風貌をしていて、ひとまとまりで見ていると、ちょっとした街角のトトロのようで、ざわざわと動き出しそう・・。
一本道を挟むと向こう側には見事な桜並木があって、足下に可愛らしいスイセンやスズランをたくさん飾り、満面(開)の笑みをたたえています。道行く人々を今日一日、楽しませてくれる事でしょう。それに引き換えこのモジャモジャ達は・・!
でも本当は皆気付いていないだけで、やっぱり桜よりも愛されているんだろうなぁと思いました。なくなってしまったら、きっとポツンと寂しくなってしまうような、ただの何気ない風景。
せっかく桜が満開なのに、今日も雨が降りそう・・そう思って空を見上げたら、たるんだ電線に小さな鳥が2羽寄り添っていました。そしてまた、なんだかいいな、と思いました。