皆さん、お元気にしていらっしゃいますか?
私は最近ライブのツアーで、大友良英さんとジム・オルークと一緒に地方を旅していました。福岡、宮崎、尾道を廻って、そして最後に京都、前にお話した法然院でライブをしてきました!
久し振りに訪れたお寺の庭は、赤い椿の咲くひんやりとした早春から、緑の匂いに包まれた清々しい初夏へと、すっかり雰囲気を変えていて、それがとても美しかったので驚いてしまいました。
今回のツアーは、海辺や山に囲まれた庭、お城、そしてお寺など、特別な場所ばかりで演奏する事が出来て、本当に素晴らしいツアーになりました。
リハーサル中の風景。四方が庭に囲まれています。
中央の白いものはカエルの卵です。
木の上に産みつけて、孵化すると
下の池にオタマジャクシが落ちていくのだそう!
大友さんとジムの素晴らしいギターに揺られながら歌っていると、太陽が沈み月が昇り、鳥や虫が鳴いたり、犬が吠えたり、飛行機が飛んでいたり。私達の音が遠くに抜けていったり、石垣に当たって戻ってきたり。
歌い終わった頃にはすっかり暗くなって、照明に小さな虫が集まり、観客の皆さんと私達は涼しい風に当たりながら、ゆるーく解散するといった感じ。
マイクの設置中。
人見記念会館のような大きいホールでは、舞台の演出や照明など、演奏の他にも組み立てる事が沢山あって、凄くやりがいがあるというか、とても面白いのですが、終わった後に電池切れのようになって数日ボンヤリしてしまうのです。
ところが今回のライブは、逆に充電したような感じだなぁと思いました。
そういう風に感じたのは、今回が初めてだったように思います。

普段は一般公開されていない庭です。
一日居てもきっと飽きません法然院でのライブは、その中でも特にそう感じました。
モニターは使わず、スピーカーなども最小限にして、私達のかすかな音までも耳元に届くようにやりたいと考えていたのですが、演奏中に緊張とリラックスを同時にしているような雰囲気になったのは、やはりお寺だという事あったのかもしれません。
なんとも幸せなライブでした。池のカエルも噂通り、私達の音に合わせて鳴いていました。!