随分ブログをお休みしてしまってごめんなさい!
アルバムやDVDなど、複数の制作が重なってしまっていた為、しばらくの間、録音や編集の作業に集中させて頂いていました。長期に渡った制作の方も無事一段落し、今週からまたこのブログに参加する事が出来て、嬉しいです。
さて、何から書こうかな!と思ったのですが、お休みさせて頂いていた間、殆どスタジオとベッドの行き来ばかりで頭のほうもそっちに向けていたせいか、ポッカリと穴に記憶が落ちたような感じになっていて上手くまとまらないので、それはもう少し後でお話する事にして・・
今回は、
前回でもちらりとお話したモロッコに行った時の事をお話ししたいと思います。
モロッコを訪れたのは初めてだったので、赤い街並や青く抜けた空、果てしなく広がる風景、アラブの文化や人々の生活など、何から何まで興味深く、毎日得るものが多い旅だったのですが、その中でも一番印象深いのは、サハラ砂漠でのキャンプでした。
旅のちょうど中頃、仲良しの女友達と2人でメルズーガという小さな村まで行き、ベルベル人が営んでいる民宿からラクダに乗りかえて約3時間。
コブの上で、のんびりと揺られながら夕日が闇に変わる瞬間を体験した事は、一生忘れられない思い出になったと思います。
波打つ砂漠の色が、オレンジからブルーそして闇へと溶けるように変化していくのと交代で、闇の中から少しずつ浮かび上がるようにして増えていく星は、ふと気付くと、空を完璧な球体にさせていました。
360度、地平線を遮るものがなく明かりもないせいで、正面の目線の先までギッシリと星が広がっていたのです。
ラクダを引いてくれたベルベル人のイッショーは、子供の頃から砂漠で生活をしているので、真っ暗闇でも100m先まで見えるのだそう。私達は最初、そんな事が人間に可能なのかと半信半疑だったのですが、実際、月明かりもない闇の中(新月だったので)テントのある場所まで連れて行ってくれたので本当に驚きでした。
その日はちょうどよい気候だったので、私達は砂の上にマットを置いて星空を観ながら眠ったのですが、地の果てのような場所だったにも関わらず、経験した事のないような種類の安心感を感じたのです(季節的にサソリが出ると聞いていたのにもかかわず・・)。
自分が(人間というより)地球上の小さな生物のように感じた、不思議な体験でした。