ライフスタイル

ミュージシャン。'91年デビュー以降、国内外問わず数々の作品を発表、'98、'99全米ツアーも行う。NHKFMのパーソナリティー、連載コラムや映画コメント執筆、字幕監修なども手掛ける。近年、菊地成孔氏や大友良英氏らのセッションにも参加し話題に。'06年に映像作品「kochab」とアルバム「NUNKI」をリリース、全国各所でのツアーやフェスに出演。'07年にはライブDVD, コンピレーションアルバムを発売、'08年11月4日発売のビクター80周年記念コンピレーションCD「Music For Nipper」をプロデュース。'09年5月30,31日ラフォーレサウンドミュージアムライブ出演決定。
只今、新しいアルバムのレコーディング中です!

毎日地下のスタジオに籠り、超集中で新しい音楽を作り出しています。私が手にしているのは、ウィンド・チューブ、ぐるぐる回して風のような音を出す楽器です。
その他にも、ピアノの弦の部分に小さなゴム製の塊を挟んで音を変えたり、面白い楽器の使い方を良くしているので、聴くと何の楽器だか分からない様な、イマジネーションが広がる音が沢山入っています。
ところで皆さん、ピアノは弦楽器だということを知っていますか?
「ああ、そういえばピアノのフタを開けると弦で出来ているなぁ・・」と思われる方が多いと思います。
ピアノは鍵盤を叩いて音を出すので、まるで打楽器のようですが、本当は、鍵盤の先にある部分で中にある弦を叩いているので、例えばハープやギターをタッピングして演奏しているような感じなのですね。
ジムさんは、ピアノが打楽器ではなく弦楽器だということを承知して演奏しているので、叩くだけではなく、弾いたり、撫でたり、擦ったり、引っ掻いたり・・、作り出す音は無限な程に幅が広く、力強く同時にデリケートで感動します。


私は演奏しながら、聴きながら、毎日人生について学んでいるような気持ちになります。もしくは遊びながら哲学しているような・・・!
音に触れる日々に感謝です☆




カヒミ・カリィ
2種類作ったのですが、なんと、このブログでも紹介したハーヴェィ・ミルクのTシャツと、好評だったレイチェル・カーソンのレインコーツのTシャツをデザインしてみました。
MILK・Tは、ハーヴェイ・ミルクが初期の選挙の時に着ていたTシャツと同じデザインで、水色のTシャツに白いミルク瓶が描かれています。このTシャツはずっと前から作りたいなぁ、と思っていたものだったので、すごく嬉しい!背中には”HARVEY MILK IS FOREVER!"というメッセージ入りです。
レイチェル・カーソンTの方は、we are the raincoats!の文字とレインコートを着た可愛い女の子のイラストで、色が森をイメージしたカーキ色。まわりで評判がいいので、もしかしたら、生成りのTシャツ&チョコレート色の文字バージョンもつくるかもしれません。背中にはレイチェルの言葉、「『知る』ことは、『感じる』ことの半分の重要性さえももっていないと固く信じています。」というメッセージが入っています。
私はこれを着て、白金にある自然教育園に行きたいなぁと思っています!都会の中の小さな森です。
サンドリーヌ・ボネールというフランスの女優を知っているでしょうか。1983年にモーリス・ピアラ監督の『愛の記念に』で主演女優として注目を集め、1985年、アニエス・ヴァルダ監督『冬の旅』でセザール賞主演女優賞を最年少で受賞。パトリス・ルコント監督の『仕立て屋の恋』などに出ていた、と言えば分かるかも!美人というよりも知的で個性的な顔が印象的な、私の好きな女優さんです。

2007年、第60回カンヌ国際映画祭の監督週間で国際批評家連盟賞を受賞し、観た人全ての胸が締め付けられたという、一本のドキュメンタリー作品が話題に上りました。
それがサンドリーヌ・ボネールの初監督作品『彼女の名前はサビーヌ』でした。

公式上映でスタンディング・オベーションが湧き起こったという、彼女のその作品。それは、自らの妹サビーヌが自閉症でありながら、病院で正確な診断を受けることなく、長期に渡る不適切なケアによって状態が悪化してしまうという、一人の人間が歩んだ悲劇を公にした、赤裸々なドキュメンタリーだったのです。

自閉症がテーマのドキュメンタリーは、決して宣伝しやすいものではありません。けれども、そのような重い作品にも関わらずカンヌへの出品が決まり、そのためにテレビ局が反応を示し、海外の配給会社からも注目を集めたのでした。その後に行われた会見で彼女は、自分はこの作品を多くの人に見てもらうことを目的に作ったものの、まさか国際映画祭のこれほど重要な場で披露できるとは夢にも思っていなかったと語っていたそうです。
11人兄弟の七女に生まれたサンドリーヌ・ボネールには一歳違いの妹、サビーヌがいました。女優になった姉サンドリーヌよりも美しく天真爛漫で、芸術的才能も豊かなサビーヌ。けれども彼女は自閉症で、幼い頃から特別なケアを必要としてきたのでした。同級生から、からかわれる日々・・やがて姉妹兄弟がそれぞれに成長し自分自身で人生を歩み出す中、ただ一人、母親と暮らすサビーヌ。兄の死をきっかけに彼女の孤立感は増し、不安は家族と自分に対する衝動的な暴力として現れたのでした。

そして自閉症としての適切な診断を受けることなく28歳で精神病院へ。入院は5年に及ぶが、退院時の姿は変わり果てていたのです。

信頼の置けるスタッフであり、友人でもある仲間達と制作を始め、25年という長い歳月をかけて静かに撮影された映像は、過去のサビーヌの美しい姿と現在の彼女、その変化をはっきりと見せつけ、私達の心を辛く締め付けます。けれども同時に、カメラから伝わる姉サンドリーヌの深い愛情が作品を大きく包み込んでいて、どうなっても変わる事のない家族の絆を感じさせるのです。その安心感が全ての人に共感を与え、観客の胸を大きく揺さぶるのだと思います。

この作品はハッピーエンドではありません。なぜなら、まだストーリーは終わりではなく、続いているからです。この作品をサビーヌは何度も何度も繰り返し観ているそうです。サンドリーヌとサビーヌの人生という大きな作品。私はいつか、この作品がハッピーエンドを迎えるだろうなと思っています・・!
渋谷のアップリンク他で上映中です。気になったかたは是非観に行ってくださいね!
先日、春の日差しが暖かくて気持ちの良い午後、岡本太郎記念館に行って来ました。
場所が青山という便利なこともあって、近所で仕事があったり突然ぽかんと時間が空いた時など時々フラリと訪れるのですが、何度来ても初めてのような新鮮な気持ちになり、それでいて友人の家に遊びに来たような穏やかさもあって・・心が伸び伸びして凄く元気になる、とても特別な場所です!
いつも感動するのは、今でも太郎さんと敏子さんが生活しているような雰囲気がそのまま残っているということで、普通の記念館の様な、かしこまった感じが全くなく、特にアトリエなどは太郎さんの魂がはっきりと息づいていて、絵を描いているときの躍動感さえ感じます。岡本邸自体にとても生命感があるのです。



庭には青山の邸宅らしからぬモジャモジャとした植物が植えられていて、さながらジャングルを思わせる風貌なのですが、そこにゴロンと置いてある太郎さんの作品達は、風変わりな野生動物といったところでしょうか。目をそらしたら動いていそうで何だか面白い!



太郎さんの作品は、ガラスケースの中で畏まっているオブジェの様なうやうやしさが全くなくて、いつも私達の心に”おーい!”と飛び込んでくるものばかりです。それは作者本人が正にそういう人だったからだと思うのですが、この世界から居なくなってしまっても、そのまま変わらず存在しつづける太郎さんの何かに、私は毎回毎回驚き、そしてエネルギーを貰っているように思います。



今回、ギャラリーでは「明日の神話」40年の軌跡 展が行なわれていました。
「明日の神話」という太郎さんの作品は、1967年に来日したメキシコ人実業家から依頼された、メキシコシティ中心部に建築中のホテルの壁画の為に制作された巨大壁画です。
1968年、スーパーマーケットとして建築中の建物を転用した専用アトリエに入り制作を始めて以後、大阪万博テーマ館の仕事の合間を塗って何度も渡墨し制作を続けたのですが、1969年、ほぼ完成した壁画がホテルのロビーに仮設置され、最終仕上げの段階を迎えたころに、依頼者の経営状況が悪化し、ホテルは未完成のまま放置され、その後、ホテルが人手に渡ってしまったのです。そして壁画は取り外され、各地を転々とするうちに行方がわからなくなってしまったのでした。
それから月日が流れ2003年、メキシコシティ郊外の資材置き場にひっそりと保管されていた壁画を、太郎さんのパートナーであった岡本敏子さんが確認したのです。しかし、残念なことに、長年にわたって劣悪な環境に放置されていたため、作品は大きなダメージを負っていました。
そこで2004年、壁画の移送・修復に向けた取り組みが本格的に始動したのです。岡本太郎記念現代芸術振興財団内の再生プロジェクト事務局が、この作品を日本に移送し、修復した後に広く一般に公開する「明日の神話」再生プロジェクトを立ち上げたのでした。
多くのスタッフに支えられ、2006年6月に修復が完了。そして同年7月に汐留にて初めて行われた一般公開では、50日間という短期間の中で述べ200万人の入場者が集まったのです。
2008年3月には、渋谷に恒久設置することが決定し、11月18日より渋谷マークシティー連絡通路内にて公開が始まりました。今も駅の構内で、忙しく行き交う人々の頭の上に、蘇った「明日の神話」が展示されています。

敏子さんがおっしゃっていました。
「描かれているのは原爆が炸裂する悲劇の瞬間です。けれども単なる被害者の絵ではありません。人は残酷な惨劇さえも誇らかに乗り越えることができる、そしてその先にこそ「明日の神話」が生まれるのだ、という岡本太郎の強いメッセージが込められているのです。」
有名な『太陽の塔』と同時期に制作され、「塔と対をなす」といわれるこの作品は、岡本太郎さんの最高傑作のひとつであり、岡本芸術の系譜のなかでも欠くべからざる極めて重要な作品です。
観た事がないという方は、渋谷に行く事がある時に是非観てくださいね。
「過去は無視、未来も無視、現在の瞬間瞬間に爆発して生きるんだ!」
「人生と芸術なんてものはない。人生は芸術だ。」
「人間は瞬間瞬間に、いのちを捨てるために生きている。」
岡本太郎さんの言葉が大好きです。子供のころにテレビのコマーシャルで「芸術は爆発だ!」を知ってから、ずっと胸を打ち続けています。
太郎さん、いつもありがとう!

いつかいってみたい場所。その中でも憧れるのは北極と南極です。同じ地球に住みながら、想像をするだけでもまるで違う星のように神秘的に感じるからです。
子供の頃、「どうして南極に大陸が出来て、北極は海になったの?」とか「なぜペンギンは北極にいないんだろう!」とか、「北極点に立ったらすべての方向が 南になるんだなぁ・・」などと、よく物思いにふけっていましたが、それは大人になってもあまり変わらずで、素朴な疑問と憧れを抱えたまま、なんとなくメラ ンコリックになったり、なぜだか勇気が湧いて来たりする場所です。
他の場所と違って、旅行というよりも、探検、冒険という言葉が似合う場所だからかもしれません。人生は一つの大きな旅のようなものですから。
ある日、具体的にどうしたら北極や南極に行けるのかな、と思っていろいろと調べてみたところ、先生の著書を見つけました。
理学博士である神沼先生は長い間地震などの研究をされていて、日本南極地域観測隊員として越冬するなど15回(!)、南極点にも6回も立たれたことのある、まさに極地のエキスパートです。
『北極と南極の100不思議』は、長年わたしがぼんやり抱えていた疑問に分かりやすく答えてくれていて、また新しい知識や期待を与えてくれた凄く良い本でした。

また先生は、バーナード・ストーンハウス博士という英国在住の生物学者、生態学者で、英国ケンブリッジ大学のスコット極地研究所を拠点として北極や南極で 長年研究に取り組んでいる方の著書、『北極・南極〜極地の自然環境と人間の営み』の翻訳もされているのですが、美しい写真や図入りでとても興味深く、探検史、領有権問題、環境問題に至る幅広いテーマを収録していて、現代に生きる私達の課題とは何か、という事を深く考えさせられる本です。両書とも、とてもお勧めです。

それにしても、北極や南極への旅というのは、私のように空想のなかで描くぶんには気楽で自由なものですが、現実的に考えると大変な旅です。なんといっても人類にとって最大の世界遺産とも言えるこの旅は、環境破壊を厳しく戒められた旅であり、また事前の勉強なども必要です。知らなかったのですが、南極への旅は環境省への届け出が必要なのだそう。
神沼先生が推薦しているエコツアーに参加されている方々はノンキな旅行者ではなく、知識や行動力などを兼ね備えた探検隊のようなものなのです。わたしもいつの日か、世界中から集まる100人もの探検隊の一人になれたらいいな・・と思いました。

ところで、こんなホッキョクグマのニュースを見つけました。






とおくとおく、さむーい極地からの、すこしせつなく、ちょっとあたたかいニュースでした。。
皆さんは、ハーヴェイ・ミルクという人を知っているでしょうか。
彼は70年代にアメリカで活躍した政治家、ゲイの権利活動家で、1999年には「タイム誌が選ぶ20世紀の100人の英雄」にも選出されている、わたしのヒーローのような人です!


ハーヴェイ・ミルクはニューヨーク州ウッドミア生まれ。1951年にニューヨーク州立大学オールバニー校を卒業し海軍での勤務の後、テキサス 州ダラスでしばらく暮らしていましたが、ユダヤ人だった為に長く働いていける仕事を見つけるのが難しく、その後ニューヨーク市に転居。自分がゲイという事も隠し、一人ウォール街で働いていました。

40歳になっても自分は何もしていないと感じ、孤独な日々を送っていたミルクは、ある日20歳年下のスコットという男の子に出会います。そして恋に落ちた二人は1972年、新しい希望を胸にサンフランシスコに引っ越します。そしてミルクはパートナーのスコットと居を構え、カストロ通りに小さな カメラ店、カストロカメラを開きました。

神様からのギフトであろう何とも言えずチャーミングな笑顔、社交的でユーモアに溢れたミルクの人柄は、たちまち周囲の同性愛者やヒッピー達を惹き付けて、お店はカストロ通りの商店街や住民達も含めた情報交換の場へと発展していきます。
最初は同性愛者という事でミルクを避けていた近所の人たちも、だんだんとミルクの暖かい人柄に惹かれていき、ゲイに対する偏見の紐は、ほろほろと解けていくのでした。
彼は共同体のリーダーとして頭角を現すと、地元の商人から成るカストロ・ヴァレー協会を設立し、市役所と渡り合うときの近隣の事業主の代表となるのです。
彼はサンフランシスコの大きいゲイコミュニティーの表看板として頭角を現し、彼自身が造り出した肩書き『カストロ通りの市長』として知られるようになりました。そして彼は選挙のたびに支持者を増やしていったのです。
サンフランシスコが大選挙区制から小選挙区制へ切り替わった後、彼は1977年の3度目の立候補で市議に選ばれました。ミルクはゲイであることを公表した人として初めて合衆国の大都市の公職に選ばれたのです。
彼は11ヶ月の在職期間中に、犬の糞の放置に罰金を科した有名な条例や、市の同性愛者権利法案を後援。また、ブリッグス州上院議員の支援で制定を目指していた、教職にある同性愛者をその性的指向を理由に解雇できるとする「条例6」の破棄に尽力しました。
そしてその「条例6」は、1978年11月にカリフォルニアの住人によって完全に否決されたのです!
前例をみないミルクの活躍に人々は一斉に期待をかけ、またそれに答えようとプライベートを犠牲にしても使命を果たす為、ギリギリまで自分自身を奮い立たせてきた彼。
けれども、議員就任1年も経たない1978年11月27日、同僚議員のダン・ホワイトにより、ジョージ・マスコーニ市長とともに同市庁舎内で射殺されてしまうのです。
この事件の裁判で加害者のダン・ホワイトはわずか7年の禁固刑を宣告されただけ。しかも、射殺の理由は「ファスト・フードの過剰摂取(つまりたべすぎ!)の為に精神状態がおかしくなっていた」というバカげた理由だったのです。あまりに酷すぎます。
そして、あまりにもフェアでない評決に激怒した同性愛者らが中心になって、サンフランシスコで広範囲にわたる暴動を起こしたのでした。
日が暮れて暗くなったサンフランシスコの坂道に、ハーヴェイ・ミルクを偲ぶ大勢の人々が集まり、小さなキャンドルを持って行進をする様子が映像で流れます。それは、本当に美しく天の川のようでした。天の川は英語でMILKY WAY、ミルクの道(方法)・・そう思い私は思わず胸を詰まらせ、ひとりで子供の頃のように大泣きしてしまいました。

そんな波乱にみちたハーヴェイ・ミルクの人生を、今回「グッド・ウィル・ハンティング」や「エレファント」を撮った私が好きな映画監督、ガス・ ヴァン・サントが映画化したというニュース。しかも!これまた私が大好きな俳優、ショーン・ペンが主演とは・・!ディエゴ・ルナまで出ている。。
さっそく試写会を観せて頂いたのですが、私が最初に観たドキュメンタリー作品「THE TIMES OF HARVEY MILK」とは全く違う描き方でありながら、やはり大変興味深く、愛にあふれた素晴らしい作品でした。映画が始まった途端に、これは良さそう!という強い 予感が走りました。カメラワークやサウンドトラックなど、描き方だけではなく、映像作品としてもやはり素晴らしかったです。

「MILK」映画監督ガス・ヴァン・サント、主演ショーン・ペン、ディエゴ・ルナ 2009年GW、シネマライズ、シネカノン有楽町2丁目、新宿バルト9他にて全国ロードショーだそうです。是非、たくさんの方に観に行って欲しい・・!

先日、東京都千代田区にある科学技術館の立体フルデジタル・ドームシアター、「シンラドーム」の見学に行って来ました。

科学技術館は、現代から近未来の科学技術や産業技術に関する知識を広く国民に対して普及・啓発する目的で、財団法人日本科学技術振興財団が設立 した施設です。昭和39年4月に開館された建物は、宇宙に散在する星をイメージしたデザインの外壁で覆われていて、上空から眺めるとまるで漢字の「天」と いう字の様に見えるのだそう。もちろん、見学者はその建物の全体像を見る事は出来ませんが、こだわって造られているのだと想像するだけで、なんとなく気持ちが変わります。

そして、この「シンラドーム」というのは、プラネタリウムのような半球型の天井に3D立体映像を映し出すことによって臨場感あふれたプレゼンテーションを可能にした最新の設備なのですが、パンフレットに「森羅万象を映す鏡、科学と技術と芸術が出会う創造空間。さまざまな研究機関が生み出す最先端の研究成果を 基にしており、研究者と一般市民をつなぐ重要な役割を担います。 また、科学者と芸術家が協力して新しい映像表現を創り出す実験場。」と書いてあるのです。・・興味深すぎて、行かない訳にはいきません!
普通、プラネタリウムでは室内の中心近辺に装置がおいてありますが、シンラドームの場合は席の周囲に設置した6カ所12台のプロジェクターを使って、そのプロジェクターから映し出される絵をつなぎ合わせて立体を描き出しています。またプラネタリウムの場合はいくつものスクリーンをつなぎ合わせているのに対し、シンラドームはすべてが1枚でできている目地なしのスクリーンなのだそうです。

設置場所が6カ所なのにカメラが12台なのは、1カ所に2台設置して立体映像を映し出せるようになっているため。会場には立体視用のメガネが 用意され、それをかけることで、最新の超立体映像を観ることが出来るしくみになっています。ちなみにこの3Dメガネはまだ量産が出来ないので1つ2万円もするそう!よくある赤青メガネとは違って、フルカラーで立体視できる高性能なメガネなのです。

スクリーンもとてもクリアで美しかったのですが、直径が3000ピクセルあるのだそう。Blu-Rayの横幅でも1920、縦幅は1080、そう比べるとものすごい情報力なのですね。
会場に入った時は席も50人程度、低めの天井にタマゴの殻のようなスクリーンが被さったような割とこじんまりした雰囲気で、科学技術館の建物も年期が入っていた為、 小学生の頃に社会科見学に出かけた事などを思い出したりして、無意識にレトロな映像が映るような気分になっていたのですが、始まって本当にビックリ!こんなに凄い3Dだなんて・・。「おーー!」と席のあちこちから驚きの声が沸き立っていました。想像を越える立体感と鮮明で美しい映像に、一気に引き込まれてしまいました。
映像は午前と午後、各1時間ごとに15分位のものが3本、上映されています。
1本目の「セントラルドグマ」は、人体の細胞の中で実際に起こっている現象の紹介。DNAから情報を読み出し、そこに書かれた設計図通りにタンパク質を組み立てる流れをナノマシンで表現しています。これはまるで自分が小さくなって、浮遊するカプセル状の乗り物から自分の体の中に入り込み、ミクロな旅をしているような不思議な気分になります。幾何学的な形をしたDNAやRNAが変化していく様を見ていると、なぜか雪の結晶や様々な建築物を思い出し、自然と人工的なものの境界線とはなんだろう・・などど、興味がどんどん膨らんで面白かったです。

2本目の「天の川銀河」は、三鷹にある国立天文台4次元デジタル宇宙プロジェクト(4D2Uプロジェクト)のコンテンツ。天の川の正体を探り、宇宙の始まりまでさかのぼってコンピュータ・シミュレーションによる銀河の誕生を見ます。
1本目の「セントラルドグマ」でミクロな体内の世界が広大に感じるのと逆で、広大な宇宙がまるで手のひらに乗っているような感じがしました。こ の映像は、午前中だと立体メガネを付けて観賞できるのですが、午後はメンテナンスの為かメガネなしだったので、少し残念。でも、このプロジェクトは国立天文台で月2回公開されていて、そちらの方がより凄そうなので、次回の楽しみに取っておくことに。

そして3本目は「コズミック・ディスカバリーズ」。
最新のリアルタイム可視化技術を駆使して作成された、見慣れた場所から宇宙の果てのサイズまでを容易に体感できるオリジナルの宇宙映像作品です。科学的に検証された最新の天文学研究の成果を紹介しています。現在観測できている範囲でのデータを取り込んだ宇宙の映像なのですが、これが本当に凄かった!
太陽系や銀河系さえ手のひらサイズに感じてしまいます。そして銀河系が本当に小さな粒にしか見えないレベルまで広い宇宙の映像が出てきて・・ それがもっともっと・・どんどん引いていき、あっという間に米粒になるほど宇宙は大きくなっていくのが体感できるのです。しかもその映像は立体で角度を変えながら確認出来るなんて!

観終えた後に一番考えたのは、やはり物理的なものよりも精神的な物事でした。宇宙について学ぶ程、そういう感じがします。まだ言葉でまとめられないのですが、何か形に出来たらいいなといつも思います。自分の生活の中にでも、作品にでも・・!
科学技術館はその他にも展示物が沢山あって、一日中知的好奇心をくすぐる場所でした。展示は参加体験型のものが多いので、見たり、触ったりして楽しみながら、科学技術に興味、関心を深められるように構成してあります。私が出掛けたのは休日だったせいか、親子が一緒に展示を楽しむ姿が多く見られて 面白かったです。ここに来た事がきっかけで将来科学者になる子がいるかも!


アーユルヴェーダというと一見、修行でもするようなストイックで何か大変そうな印象があるかもしれませんが、実際の生活に生かしてみると、反対にとても優しくて大らかなだなぁと感じることが多くて、それがしっくりきている事のひとつです。
普段私達が病気や怪我をした時に取り入れている西洋医学は、症状を押さえて治す方法で、そうなった原因にまでは触りませんが、アーユルヴェーダは、その原因をまず取り除くところから始めて、その症状を押さえずに消していくので、根本的に治療する医学だと思います。その考え方が基本になっていて哲学や生命科学、建築などにも繋がっているのですね。とても興味深いです。
アーユルヴェーダでは、鉱物、植物、動物、人間、そして環境は全て、そのヴァータ ・ピッタ ・カパという3要素・性質を持っていると考えられていて、人間は個人それぞれ3要素の強さの違いがあり、それが性格や体質の違いとして現れるというもの。なので、どの人も同じなのではなく、それぞれの要素に合わせた食生活、病気の治療法があるのです。
それから私はプラーナという気、生命力のようなものが生まれながらにとても強いのだそう。でも頭のほうにそのプラーナがぎゅうーっと集まってしまっているので、瞑想や呼吸法などでプラーナを下の方に沈めていくと良いとの事でした。
チャクラとは人間の生命や肉体、精神のはたらきをコントロールする、とても重要なエネルギーのセンターのことで、外界と体内のエネルギーの交換を行い、また体内のエネルギーのめぐりの節となっているのだそう。ちなみにこのエネルギーとプラーナとは別で、エネルギーはもっと渦のようなものなのだそうです。











