インドの休日2の続編です。
国内線移動の飛行機に乗り遅れ…
かんねんしました。
こんなパニックになった時
みなさんならどうしますか?
空港には国内線ということもあり、
日本人は見渡すかぎりひとりもいません。
大至急めまいをして倒れてしまいたいところだけど
ここはインドの空港。
倒れたらますます窮地の世界に出向くことにもなるので
こらえるしかありません。
正気を保つために気絶をこらえる、というのは
初めての経験かもね。苦笑。
お紅茶でもいっぱいいかが。
紫色の美しいサリーをまとった
見ず知らずのインド人マダムがひょいと現れ
売店でごちそうしてくれました。
そこでちょっと身の上話をしているうちに
気持ちも落ち着いてきました。
心が動揺したときにまずはお茶を飲んで。
どこの国でもあるんですね。
お茶は本当にトランキライザーです。

こんな時、
これはいい機会だわ、と思うことにしよう。
そう自分を持っていくには、
自分がハッピーになれる
夢心地の世界にいるような
美しいホテルに泊まってみるのもひとつの手です。
それまでは1986追想録として
古くホテルや外資系の
ときめきのないホテルに泊まっていた事もあるので
そうだ、
今回のコンセプトに登場しない
ホテルにしようと思い立ちました。
インペリアルホテル。
ニューデリーで私が一番エレガントだと思うホテル。
暗黒の現実から極楽の地へ
瞬間移動してみよう。
空港で明日のフライトにさくっと切り替え
まずはホテルを楽しむ事に。
空港では、さっきの断末魔の私を一部始終観ていた
インド人のみなさんが
結局どうした?
大丈夫になった?と心配してくれていたので
この切り替えっぷりをご説明。
よかったね〜よかったね〜と拍手をいただいた。
リキシャが安いのでリキシャに乗って
いざ現地へ。

ざわめく市内をリキシャで颯爽と通り抜け
インド門をとおりすぎ
インドの風とぎらつく太陽をまともに受けながら
ボンドガール気分でのインペリアル到着です。

白亜の大きな門にはセキュリティーの分厚い
体制がしかれ、そこにはゲストたちの
長い黒塗りのリムジンが往来をしていました。
そこへ
クプクプクプ〜〜〜〜〜〜〜。
ポンコツリキシャに乗った私の登場。
ベルボーイが礼をしながら立ち並ぶ玄関に到着。
あきらかに私、、、、
場違いですよね。
みんな口をあけて唖然としているのがわかりました。
ああ、せめてタクシーでくればよかったかな。
でも関係ないわ。
気にしない気にしない。
リキシャでここにくるゲストは
はっきり言っていないです。
フロントロビーには
どこかの国のファーストレディーがSP付きで
座っていました。

「さきほど空港から連絡したカノですが
チェックインお願いします。」

メイドルームでもなんでもいいから
部屋をあけて、と言わんばかりのパニック予約劇だったので
ああ、さきほどの、という顔をされてしまったけど
事の成り行きまで話していたので
ホテルは大丈夫でしたか〜、
こころからお待ち申し上げておりましたと
もはや親身にさえなってくれていました。
よかった。
ほんとにほんとに、、、よかった。涙。

ホテルが一面
ジャスミンの香りがしていました。
天国かと勘違いするほど。
そのうちにわたしのなかのBPMが次第に下がって来て
アンダンテ、またはそれ以下に
おちついてきました。
地獄から天国
陰から陽へ。


このときのホテルの優雅なジャスミンのアロマが
たまらなく印象的で
日本でもたけるようにと
ひとつ買ってみました。
条件反射なのか
この香りをかいだとたんに
すぐさま優雅な気持ちにスイッチできるという
インドの魔法でもあります。

お部屋はスタンダードでも屋根裏でもなんでもいいと
リクエストしたはずでしたが
ホテルの粋なはからいで
アップグレードしてくれていました。
え?
お部屋をみて涙目でびっくりした私に
担当の予約係がウィンク。


おそらく死ぬときの走馬灯で
かならずやはいる一コマが
また増えたような思いがしました。