2010.01.19
おもちゃの地産地消
木育の第一歩として、自然と触れ合うのはもちろん重要ですが、
木製のおもちゃを使って遊ぶことも、
遊びを通して木のぬくもりや木々を身近に感じられるので、
とても効果的なんだとか。
とは言え、今はゲームでひとり遊びをする子どもたちが増え、
木製以外、プラスチック製のものが大勢を占め、
その上、日本製のおもちゃ自体、少ないんだとか。

多田さんによると、「日本のおもちゃ自給率は、なんと5%!
そのほとんどが外国製で、輸入に頼っている」・・・そうです。


積み木やけん玉、木製のおままごとセットで遊んだ記憶が
わずかに残る私も、これには驚きました。
おもちゃ自給率の話を聞いた後、
おもちゃ売り場へ足を運んだところ、
お値段的に手軽なものは、
メイドインチャイナや、タイワンなどと
印字されているのを多くみつけました。
コストダウンやおもちゃの国際化
と言ってしまえばそれまでですが、
日本製じゃないんだ、と思うとなんだか淋しいキモチに。。。


「世界から見ても日本は森林大国なのに、
また、匠と呼ばれるおもちゃ職人たちは、
日本伝統の技を持ち合わせているのに、
【2,000時間問題】やおもちゃの流行に圧されてしまって、
需要が減り、外国製の安さに負けて作る機会も減り、
結局、自給率の低下へつながって…
日本製が減ってしまいました。
哀しいことです」と多田さん。
…憂いてらっしゃいました。
だからこそ、多田さんたちは、
「メイドインジャパンのおもちゃを増やそう!」
「おもちゃの地産地消を広めよう!」と、
日本全国にいる150人のおもちゃ職人の方々と連携して、
新しい試みを行うべく、独自のネットワークを組んで、
各地方で職人さんたちが作った地産地消のおもちゃを
美術館へ送ってくれるようにお願いしたそうです。
結果、日本で一番日本製のおもちゃが所蔵されるまでに。

地産地消のおもちゃということは、
材料はもちろん地元産で日本製。
このおもちゃを子どもたちが見て触れて遊べば、
思い出や記憶に残り、将来、
大人になった時、自分の子どもたちへも
そのよさを伝えていくことが出来ます。
こんな風に実体験を次世代へ伝えていくことも「木育」。
この“伝える”手段のひとつとして、ある取り組みがスタートしました。
その名も・・・「グッド・トイ・キャラバン」。
詳しくは次回!
●東京おもちゃ美術館
http://www.goodtoy.org/ttm/
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