2009.08.10
オトナの社会化見学
ミーティング会場の那須にある「森林ノ牧場」をひと通り見学した後、
早速、24時間、森に放牧されているジャージー牛たちが生み出した
牛乳と、それから作ったソフトクリームを頂きました。

これがもう、なんとも言えないくらいに美味しいのなんの。
本当に美味しいものに出会った時って、声が出ませんね!
いわゆる牛乳臭さがなく、とってもサラリとした飲み口。
でも濃厚さもあって。
あまり牛乳が得意でない私も、ゴクゴク飲めちゃいました。


その名も「森林ノ牛乳」は、グラスに注ぐ時、
その表面がクリーム状の膜で覆われているんです。
コレは、「クリームライン」という膜で、
脂肪球を攪拌・均質化していない
「ノンホモジナイズ」だからこそ出来るものだとか。
また、低温殺菌により生乳そのままの味も活かされています。
クリームラインはこのままクラッカーにつけて食べることも出来るし、
牛乳そのものをただひたすら振り続けるとバターができるそう!
そのバターを作るワークショップも開催しているそうです。

この牧場で働いている、今回の対談パートナー・倉田緑さん曰く、
「森の味がする牛乳」だそうです。
しかも、季節によっても味が微妙に異なるんだとか。
春は・・・カロチンを多く含んだ草を食べるので、
牛乳が少し黄色味がかるそう!
夏は・・・水分の多い草をたくさん食べてるので、
牛乳が爽やかな風味でさっぱりした味になります。
(クリームラインは少なめ。)
秋は・・・少しずつコクでてきます。
冬は・・・乾燥した草がメインになるので、濃厚!
(クリームラインは厚くなります。)
このように、四季折々で変化するそうです。

倉田さんが勤めているアミタ株式会社は、
那須の牧場を手がける前に、
京都府北部の京丹後でも同じように、
森林酪農をスタートさせているんですが、
そこの牛が作り出す牛乳とも味は異なるそうです。
やはり、京都と那須の山の味は同じではなく、
そこにしかない“オリジナル”なんですね。
そんな、24時間放牧された牛たちが生み出した、
牛乳もソフトクリームも、いわば牛からの“ご褒美”のようなもの。
でもそれは一方的なプレゼントではなく、
人間が、牛たちへエサとして、
森を提供したからこそ、生まれたモノです。
一方で、森林の間伐や斜面を均してもらいたくて、
牛に人間が手助けをしてもらってもいる。
ちょっとカタチを変えた、ギブアンドテイクのような関係です。
それは、倉田さんが言うところの「お互いを活かし合う関係」。

倉田さんに教わったんですが、
林業用語に「適地適木」というコトバがあるそうです。
【その場所(森)に何が必要か、
また、そこで何をしてよいか、を見極めないと、
行う方(人間)も、される方(森)も、上手く機能するためには、
お互いに負荷がかかるので、継続できない】そうです。
だからこそ、倉田さんは、家畜へのエサを
地元ではなく遠くから運ぶとか、
身近な資源を使わずに輸入に頼りすぎるなど、
ムダな動きや悪循環をなくして「適地適木」。
森と人間を上手く循環させたいんだとか。

森林ノ牧場がある、この那須の山は、
牛たちが山に入る前は、ほとんど放置された、
見捨てられた状態だったそうです。
そこへ、倉田さんたちが牛を連れて森へ入り、
お互いを活かしあって森を再生し、
その結果、産物として牛乳も製品化されました。
牧場には見学コースもあるので、
食育の一環としても観光客も呼ぶことが出来ます。
森や山と一緒に、地元も活性化される、
というひとつのビジネスモデルとして、
“パッケージ”は完成しています。

このパッケージは、すでに現実で走り出している状態です。
今後、地元の人々といかに連携、協働していくか、
また、どの程度利益を上げていくか、が、
これからの課題にもなっているそうです。
それについては次回!
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●撮影協力:アミタ株式会社
http://www.amita-net.co.jp/
●森林ノ牧場 那須
http://www.amita-net.co.jp/2009nasu/index.html
●「森林ノ牛乳」が伊勢丹新宿店にて販売開始!
http://www.amita-net.co.jp/info/release-20090722-000955.html
●「森林ノ牛乳」で作ったアイスが購入できる! 森林ノWeb
http://www.shinrinno.jp/























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