2009.03.09
きっかけは、オシャレ&流行から!
小林さんのアイディアは、とてもシンプルで明快!でした。それは・・・
「森へ興味を持ってもらい、とにかく足を運んでもらう!」ということ。
実際、小林さんの元へやってくる、ツリーハウス創りを体験してみたいという人々は、はじめのきっかけは、自然に触れたい!なんだか楽しそう!
何か自分たちに出来そうなことがあればやってみたい!などなど、とてもシンプルでポジティブな思いからだそうです。
そして、そのおよそ8割が、日常生活で、マイ箸やマイボトル、エコバッグを持ち歩き、会社帰りにはヨガをして、お休みの日には、フリマや街のゴミ拾いボランティアに参加したり、雑貨屋さんで可愛いキャンドルを見つけたら「今日はキャンドルナイトをしよう」なんて、自分なりのエコ暮らしを楽しんでいるような、エコをかじっている、【ちょいエコな女性】。
あ、あたしもそうかも!なんて思いながら、この「MYLOHAS」をご覧になっている方もいるのでは?
■ミーハー上等!
なので、ツリーハウスビレッジ創りを本格始動するための人集めも、「ツリーハウスに登ったら楽しそう!」とか「週末里山暮らしが流行ってるなぁ」とか、「LOHASっぽいことしたい!」など、はじめは、そんなミーハーな流行に敏感なキモチや、全く気負いのない、“なんだか楽しそう”がとっかかりになっている人の方が長続きもするし、むしろいいんだそうです。
小林さんはこんな風にも言っています。
「きっかけが流行りでいいと思うんですよ。それで半年でめげちゃってもいいと思うんです。
とにかく、興味を持って参加する人の数が増えていくことが大事。
今は山に移住する前提として、住所を移して、その地域の中での役割をきちっとこなさないといけない、という暗黙のルールがある。
でもそんなことを、急に実行するのはキツイですよね。
だから、試行期間のような、本気との“間”をとってあげたらどうかな、と思うんです。
もう少し自由に考えて、『1ヵ月いられるんだったら1ヵ月だけいればいいじゃん』っていうような、キモチに遊びのある、『なんちゃって』期間。
『林業も真似事から入って、固く考えなくていいから、とりあえず山に入うよ!』という、“インターン”のような入り口を作りたい!というのが、ボクがやろうとしていることなんです」。
確かにそうですよね。住まいを移すとなると、煩雑な手続きや、世間とのしがらみが多くて、ちょっとしり込みしてしまうかもしれません。
でも、オトナの山村留学的な、流動的でカジュアルな入り口であれば、もしも自分の肌に合わないと感じたら、都会へ帰ることも出来ます。
キモチの上で、「逃げ場」があります。
選択肢を多く持つ、それがキーポイントになっているのかもしれません。
一方、都会から来た人々を受け入れる側である地元の人々は、人口の少なさが切実で、ちょっと立ち寄るだけの観光や、取材であっても、若者がやって来る!というだけで、大歓迎してくれる、と、小林さんのこれまでの経験から感じたそうです。
それは、ちょっと滞っていた街の空気の風通しがよくなる、そんな感じなんだとか。
それだけに、実際によそ者が住むとなると地元の思いを押し付けてしまいがち、でもあるとか。
なので、受け入れる側の人々へは、「気軽に受け入れてあげて」と小林さんは言っています。
さらに、都会からやって来る人々は、自分なりの理想を持ちつつも、何もないことに憧れてやって来るので、そのギャップを埋めるために、地元の人々に、例えば林業の話を聞く、とか、漁師料理を振舞ってもらいながらの座談会を開く・・・などをしながら、お互いに徐々に馴染んでいくことが大切だし、それが、新参者に長くいてもらうコツだとも。
はじめは、週末だけ、「なんちゃって期間」として、ツリーハウス創りに参加して、徐々にカラダもココロも慣れていったら本腰をすえるのもアリとなると、今の仕事を辞めたくない、という欲も出てくるかもしれません。
それについて小林さんは、
「今はインターネットなど、通信技術が発達しているので、ウィークデーは普通に都会で働き、週末だけツリーハウス創りに参加している人もいるし、その逆も可能だし、実際に出来るだろう」と心強い現実を伝えてくれました。
ツリーハウスを創る側・運営する側の人材が確保できれば、あとは、観光客集めです。
そのためには、シンボルとなるツリーハウスを建てる、場所選びが最重要。
小林さん曰く、地元を代表するような自然や風景がある場所で、可能であれば、温泉が近い、とか、街を見下ろせて自然が美しい、などツリーハウスを中心となるビレッジ創りが出来て、さらに、地元との距離感を縮めてつなげていくために、地元の小学校の課外授業に取り入れたり、企業が参加してエコツアーを実施するとか、とにかくツリーハウスをベースとして、派生していくように、ビレッジの輪と裾野を広げて、ライフスタイルを作り上げていくのが理想だそうです。
街のデザインも、学生を中心としたコンペにすれば、さらに盛り上るのでは、とも提案してくれました。
・小林崇さんが代表取締役を務める、ツリーハウスクリエーションが運営するツリーハウスのポータルサイト「TREE HOUSE PEOPLE」
http://www.treehouse.jp/
撮影協力:銀座 掌(たなごころ)























自分は都会で生活していて、大自然に触れるというような機会も日常ほとんどありません。でもこの記事を読ませてもらって、こんな自分でも十分に接点を持てそうな話だなぁと思いました。とても現実的で想像がしやすいというか、やはり「カジュアル」であることは大切なんですね。
あと、記事の内容とは関係ないのですが、阿部さんってやっぱりかなりの文才をお持ちですよね。読んでいて思いました。感覚的にわかりやすいというか。いやぁ、憧れてしまいます。(笑)