オーバーシーズ

ライター。2001年までの10年間を英国と米国で過ごす。1999年米国ジョージメイソン大学芸術学部卒業。AOL米国本社勤務を経てSAP にてITコンサルタントとして活躍。現在はLOHASエバンゲリスト(伝道師)として幅広く表現活動を実施。

街中の巨大オブジェ

バルセロナの町を歩いて、よく目にするのは巨大なオブジェや変わった建築物。オシャレなレストランやカフェが立ち並ぶ旧市街を散歩していたら、バルセロナを代表する画家の一人であるミロのモザイクを発見。私が感激して写真を撮っていても、地元の人たちはモザイクを気にすることもなく普通にその上を歩いていました。
『バルセロナ・ヘッド』
ロイ・リキテンスタイン作
ミロのモザイク
また、バルセロナの街中にあるカテドラル(大きな教会)の裏手で、全く違和感なく町の一部となっている大きなピカソの壁画を発見。ちなみにピカソは青年期(14歳から23歳)をバルセロナで過ごしたそうです。
ピカソの壁画
適当に入ったカフェでは、かわいいクジャクのステンドグラスを見つけました。バルセロナでは「今日は美術館にいって芸術を鑑賞しよう。」などと意気込まなくても、芸術が自然に生活の一部になっているんだな?。すばらしい!と感動しました。


スペイン旅行の楽しみの一つは地元の料理。バルセロナでは『バル』と呼ばれるレストラン・バーで『タパス』という、いろいろな種類の小皿料理とスパークリングワインを堪能しました。適当に入ったバルでもはずれることはなく、全ての料理がおいしかった!
バルセロナのあるカタルーニャ地方で代表的なタパスは、薄切りの生ハム、ジャガイモと玉葱入りのオムレツ、ゆでたタコにオリーブオイルとパプリカをかけたもの、ムール貝のトマトソース和えなど、地元でとれた新鮮な食材を使ったものが多く、また料理にはスペイン名産であるオリーブオイルが使われているので、とっても健康的でした。
スペイン人の食事時間は日本より遅めで、ランチタイムは14時〜16時、ディナーは21時過ぎからが一般的だそうです。オーダーしてから食べ物が出てくるまで、忘れられたのかと不安になるくらい時間がかかることが多かったけれど、スペイン人は全く気にしないで、のんびり会話とワインを楽しんでいるようでした。日本のレストランだったら間違いなく苦情が出るくらい遅いこともしばしばあり、小さいことは気にしないで、その時々を楽しむというスペイン人の気質は日本人が忘れがちな『禅』の基本だな〜などと考えながら、スペインの食事を楽しみました。

バルセロナ滞在二日目は、アントニ・ガウディの代表作の一つである『サグラダ・ファミリア聖堂 (Temple de la Sagrada Familia)』へ行ってみました。
2005年に建物の一部が世界遺産に登録された『サグラダ・ファミリア聖堂』とは、民間カトリック団体が貧しい人々のために捧げる贖罪教会として建設を計画したもの。1883年に当時31歳だったガウディは設計をまかされ、1926年に73歳で亡くなるまで、ライフワークとしてこのプロジェクトに取り組んだそうです。2026年頃完成予定のこの聖堂は、世界で唯一、入場料をとる工事中の建物らしい。
遠くからサグラダ・ファミリア聖堂を見た時、表面がボコボコしていて変な建物だな〜 と思ったのですが、近くで見ると巨大な外壁の大部分に緻密な彫刻が施されてびっくり。最近は世界遺産レベルでないと感動しないな〜 なんて思いながら、バルセロナを代表する芸術作品を鑑賞しました。


公園の入り口
バルセロナの町を歩いていて気がつくのは、人々のポジティブなエネルギーと個性的な建築物。芸術の町であるバルセロナを象徴するのはアントニ・ガウディの建築物。まずは世界遺産である『グエル公園(Parc Guell)』にいってみました。

屋根が個性的な建物
ギリシャの植民地をイメージして作られたこの公園は、バルセロナの町を一望できる丘の上にあります。もとは公園の中に60戸の宅地をつくり、緑に囲まれた住宅街をつくることが計画されていたそうですが、買い手がつかず計画は失敗したそう。

とかげの噴水
カラフルな色使いと奇抜なデザインのガウディ建築物は、周りの自然から浮くことなく、うまく調和しているのが面白かった。公園内の全ての建造物 - 壁、天井、手すり、屋根、回廊など、全て今まで見たことがないデザインで驚きの連続。バルセロナの気温は15℃、緑に囲まれた公園で鳥のさえずりを聞きながら、のんびりとガウディの作品を鑑賞し、幸せを感じました。

石で作られた回廊
スイスに住んでよかったことは、他のヨーロッパの国に気軽に遊びに行けること。先週は4泊5日でスペインのバルセロナにいってきました。4日間は長すぎかなと思ったのですが、芸術の町バルセロナは見所がたくさんで、主要な観光スポットさえ全てみきれませんでした。








