週末は、ひさしぶりに東京へ向かいました。何をしにいったかというと、以前、講師をしていた食の専門学校へ、審査員の仕事に行ったのです。
具体的には、あの「料理の鉄人」のようなコンテストを、学校の卒業展で、選抜されたグループが行う、ということです。
余談ですが、アメリカでは、この日本の番組を、思いっきり違う角度から解説つけて、翻訳しなおして放送されていました。さらに、" Iron Chef America "として、オリジナル番組さえ作られていたけど、今もまだやっているのかしらん。


みんなのめり込んで、
納得するまで終わらないのでした。 話を戻しますが、他の審査員といえば、南青山の大きなレストランの総料理長、雑貨店グループの展開する料理部門のプロデューサー、そして3つ星レストランで腕を磨いたホテルの顧問シェフ(ちなみにフランス人)などといった顔ぶれ、まあ、私は明らかに、敢えて畑違いというポジションです。
一応コンテストだから、テーマやコンセプトやチームワークなども大事だけど、お客の側からすれば、やっぱり皿の上だけで満足できるかどうかですね。
今もっている知識とテクニックをフル稼働って感じなのが学生らしい。で、正直、思っていたよりもおいしかった。ちょっと楽しい時間でした。
この卒業展の中には、食育関連で、こども参加ブースもありますよと聞き、親子3人で行ったものの、審査のあいだ、娘とうろうろしていた旦那は、結局それがどこだかわからなかったよう。
そのかわりに、工芸菓子に投票したり、サービスでクッキーもらったりしていたよう。
今はやりの食育、という言葉、捉え方にもずいぶん差があるかもしれません。私としては、ちょっと気恥ずかしさも覚えます。
それは、突然思い出したように行動するものじゃないでしょ、っていうひねくれた気持ちと、やっぱり流行に翻弄されて、単なるスタイルをとってつけている人には見られたくない、といった、冷めた気持ちと。
でも、本当はすごく大事なこと。学校で触れるってことは、まだ10代の学生たちが、あれこれ考えるってことで、そりゃ多かれ少なかれいいに決まっている。ブームになると、つい拒否反応してしまう自分の性格も考えものです。
仕事のあとは、まだ3ヶ月の赤ちゃんが待つ友達の家にお邪魔しました。まだおっぱいがすべての赤ちゃんは、自分を受け止めるお母さんにすべてを委ねている、強いものをぐっと感じます。
それに比べ、もう自分で食べることを選ぶ3歳の娘、こやつはものすごい偏食。両親は節操なく何でも食べるというのに。
食べることを含む生活の基本は、やっぱ自然には覚えないとよくわかりました。教えないと。娘は、ダンスしたり、工作や絵を没頭するのと同じく、料理に興味があるようです。自分で作ったものは、やっぱりよく食べるといいますが、肉団子やオムレツを仲良く作ったりしても、結局あまり食べません。がっかり…。
でも楽しい体験は、いつしか食べる楽しみにもつながるぞ、ともっぱら自分に言い聞かせているところ。体にいいから食べる、のではなくて、食べるものが結果、体によくって、かつ日々のささやかな楽しみになって欲しいです。
ちなみに、この日は写真を一枚撮ったところで、バッテリー切れ。何も撮れませんでした。
というわけで、秋にこの学校で講義した、デコレーションケーキの写真をいまさらアップします。私が広告や雑誌などのために作ってきた、ケーキのデモ実習です。
食育という言葉から受ける印象とは真逆ですけど、こんなアレンジもケーキというものが担えるおもしろさの一部。
あ、ちなみに、中はスポンジとクリーム、ちゃんとおいしく食べられますよ。食べたいかどうかは別として。
みんなの視線にひるんで、ネームが思わずよれました。
これだけ集まると、迫力。
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