LOHAS style 女優 永作博美さん vol.2

女優 永作博美さん vol.2
今は作らないことが役作り。がんばり過ぎをやめることができたとき、
女優の仕事に正面から向き合える自分になれました。
アイドルから女優へ、着実に成長を重ねてきた感のある永作さん。裏では様々な苦悩を書くことで解消しながら、人知れずもがき苦しんだ時間があったようです。いくつかの壁を越えた彼女を象徴するように、最近では数々の賞を受賞。よい意味でマイペースであることが重要だと語る永作さんのライフスタイルについてうかがいました。

「ただ翻弄され続け、経験を積んだ10年間でした。自分が女優という仕事をしている事実をやっと受け入れられるようになったのは、本当にここ何年かのことなんです。歌を歌っていたときは、最終的にあまり好きではなくなって辞めてしまったし、自分でもどこかで認めることができずに終わった感じがあったんですが、今はお芝居をすることをちゃんと認めようとしている自分がいて、逃げずにきちんと向き合う態勢にどんどんなっていってる気がしてます。先日ブルーリボン賞をいただいたんですが、自分でもすごくびっくりしました(笑)」
―女優さんとして健康管理や美容について特に気をつけていることはありますか?
「低体温を何とかしようと思って、いろんなものに生姜を入れて飲んだり、黒豆を食べたりしたことはあります。一応やってはみるんですけど、どっぷりハマるタイプではないです。ハマり過ぎると疲れちゃって逆にやる気がなくなってしまうんですね。その後はがんばり過ぎないようにしようと思うようになりました。最近は“やらなきゃいけない”とか“きちんと”って自分に負荷をかけることをどんどん緩くしてるんですけど、私にとっては健康面でも美容面でもその方が効果的みたいです。空気が乾燥しているから保湿クリームを付けるとか、化粧水を多めにつけるくらいはしますけど、食べたいものを食べてますし。
実は私すごく食べるんですよ。若いときはストイックに“食べないで痩せる”みたいなダイエットをよくやってたんですけど、それも完全にやめました。身体にいいことないし、人間そんなには食べられないっていうこともわかったので。食べ過ぎなければあまり太ることもないですしね」

「好きですよ、お酒(笑)。今、一番は日本酒。あと、最近はリモンチェッロかな。イタリアの食後酒で、甘いんですけど強いんです。あれが大好き! 二日酔いをするお酒としないお酒、する飲み方、しない飲み方があるんですよ。だから大丈夫。たまに具合悪くなってますけど(笑)。あ、あと、モルトみたいなのも好きですね。シングルモルトとか。そう、だから北欧とか行きたい。お酒飲みに(笑)。
おつまみは特にコレというものはありません。その場にあるものでいいし量もたくさんいらない。お酒の味を楽しみます。私の中では飲みモードと食べモードが完全に別れていて、たとえば、“今日はイタリアンが食べたい”というときは、もちろんワインを飲むんですが、あくまでも料理がメイン。だからお酒は1杯か2杯でいい。食べたら飲めなくなっちゃうし、飲みたいと思ったらあまり食べものはいらないんです」
―お休みの日はどう過ごしてますか?
「映画見てるか、本読んでるか、何か物を整理してるか……。3日間あったらどっか行っちゃいます。今は絶対国内が楽しい。最近よく行ってるのは紀伊半島です。和歌山、三重とか。あと、今だったら白川郷にも行きたい。ちょうどこの時期だと豪雪なので埋もれに行きたい。で、そこで日本酒を(笑)。やっぱ地酒がいちばんですね(笑)」
―今後やってみたい役柄はありますか? また、役作りはどのようにしてますか?
「特にありません。いただいた台本を読ませてもらうと、どれもまだ新鮮でおもしろいんですよ。だから求めてくださることをやろうって思います。
役作りは、今は特にしないんです。頭で何か考えてしまうと残念ながら役の幅が狭くなってしまって、小さくまとまってしまう気がするんです。以前は『この人はこういう人だ』って決めつけてやってましたけど、どんなに柔らかい人でも堅いキリキリした人に見えてしまう感じがして。とにかく今は作らないことが役作りです。あと、全く先入観無しで最初に台本を読んだときの第一印象に忠実に、そこからブレないように現場で過ごすことを心がけています。現場に行けば相手役の方がいますので、共有する時間で作られていくものもありますし、大事になってきますから」

「私はここ1年くらいマイ箸を持ってます。いただきものなんですけど、布でくるむタイプでかさばらないので、それだけポケットに入れて持ち歩いたりしています。外出すると割り箸もレジ袋もすぐくれるから、どれだけ先に自分から『いらないです!』って言わなくちゃいけないのかって(笑)。タイミングが難しいですよね。でも、やっと最近マイ箸もレジ袋も確認してくれるようになってきた気がします。小さいことなんだけど、小さいことからしっかりやっていかないと変わらないんじゃないでしょうか。あと大事なのは継続させることですよね。それって人間にとって実はいちばん難しいことで、全部は無理なので、できることを何かひとつでも自分で実感してやるようにしないとダメですよね」
―最後に20代~30代の働く女性に仕事とプライベートの上手な切り替え方などアドバイスがありましたらお願いします。
「私の場合は、仕事は仕事、プライベートはプライベートって仕事が終わったら完全に解放されますけど、発散の仕方は人それぞれ違うと思うので、その人なりの気持ちいい発散方法を見つけるのがいいと思いますよ。無駄食いとか衝動買いとか、余計なものを溜め込む方向にいってしまうと、家にものが増えていくだけで嫌だったりするじゃないですか。やっぱりひとつひとつ終わらせる方法を見つけるのがいいんじゃないかと思いますけどね。
それと嫌なことがあっても自分だけだと思わないことですね。みんな嫌なことがあってみんな同じように悩んでる。“自分だけが“って意固地になって自己の領域を狭くしてしまうのはもったいないですから」
![]() 永作博美・著 価格:1,995円(税込) 発行:リトルモア リトルモア http://www.littlemore.co.jp/ |






































