カフェエイトプロデューサー清野玲子さん vol.1

「vegan=ビーガン」(肉、魚、卵、乳製品など動物性のものを摂らないベジタリアン)という言葉を、多くの人が知るようになったのは、この人の仕事が大きいかもしれません。
カフェエイトのプロデューサー、清野玲子さん。
カフェエイトが手がけて、大ヒットとなったレシピブック『VEGE BOOK』の第2弾が、4月に発売になり、またまた話題になっています。
第1弾よりさらにパワーアップし、とびきりおいしそうなビーガン料理の数々が載ったこの本は、ベジタリアンやビーガンの人はもちろん、食べることが大好きなひとなら誰でも楽しめる「食のスタイルブック」です。
本業のデザインの仕事に加えて、ますます大忙しの清野さんにお話しを伺いました。

ファッショナブルなベジタリアン料理を供する店として、一躍人気店になりました。
その後、青山店は惜しまれつつ閉じましたが、AVEDA表参道店の「ピュアカフェ」をプロデュースしたり、イベントにケータリングをしたりと、健在ぶりを発揮し、そして昨年、目黒区青葉台で「カフェエイト」を再オープンしました。
「おいしい玄米菜食」が多くのひとの関心ごとになり、特別なことではなくなっている今、「やっと時代が“カフェエイト”に追いついた」、そんな感さえあります。
「少しは役目は果たせたかな、って思ってます。
でもビーガンって言葉が、メディアで普通に紹介されるようになって認知度が上がった分、うわべだけで誤解をされることも多いと思うんですよ。
ビーガンって、なんか堅物なんじゃない?とか(笑)。
最初の本を出したのは、ビーガンって何なのか、きちんと伝えたかったから。
単なるレシピ本じゃなくて、メッセージを伝えたかったんです。
ビーガンって、楽しくて、簡単で、こんなにハッピーなライフスタイルなんだよ、ってことを」
『VEGE BOOK2』より朝・昼・晩+デザートと、シチュエーション別に、今すぐ作りたくなるようなレシピが満載。
「もっとみんなに自炊をしてほしいんです」と、清野さん。
「野菜料理って、ある意味手間がかかります。洗う、皮をむく、虫食いや傷みを取ったり、下ごしらえをする……、パッケージされた肉や魚なら、取り出して焼くだけなのかもしれませんが。
そんな風に野菜と向き合う時間って、特に都会に住んでいる人にはすごく大切な気がするんです」
確かに、何もかもパックされた状態で食材を買うことが多い現在、キッチンで素の野菜を手にする時間は、貴重な「自然との触れ合い」なのかもしれません。

健康のために、というのも違うかな。
もちろん、ダイエットのためでもない(笑)。
もっとシンプルに食に向き合うスタイルなんですね。
素材を大切に考えて、素材に合う調理をしていただく。
おいしいのが一番。おいしく食べていたら、健康になった、というのが理想的じゃないですか」
『VEGE BOOK』はめくっているだけで、楽しい本です(そしてお腹も空きます)。
写真家・新居明子さんが撮りおろした美しい写真も相まって、「あれも、これも、作ってみたい!」という気にさせられます。
「そう思ってもらえたら嬉しい。
自分で作って食べる楽しみを見つけてほしいんです。
そして、外食したい時は、ぜひカフェエイトに来てください(笑)」
| カフェエイト プロデューサー 清野玲子(きよの・れいこ) 1968年東京生まれ。生まれながらにして「母乳も牛乳も受け付けず、豆乳で育った」ベジタリアン。99年から動物性のものは一切摂らない「ビーガン」食に切り換える。2000年、料理、空間、すべてに関わるプロデューサーとしてビーガンフードカフェ「Cafe Eight」を生み、国内外のアーティストからも高い評価を受ける。03年9月表参道にオープンした「PURE CAFE」では、さらにカジュアルでファッション性の高いベジタリアンフードとエコロジーのあり方を提案している。 カフェエイトオフィシャルサイト http://www.cafe8.jp/ |
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