再資源化重量95%を誇る“写ルンです” 富士フイルム

再資源化重量95%を誇る“写ルンです”
富士フイルム
富士フイルムの創業の原点である写真フイルムの製造には、豊富な良質の水ときれいな空気が必要です。富士フイルムでは会社創設以来「環境配慮・環境保全は企業活動の根幹をなす」という理念を掲げ、さまざまな施策を実施してきました。
2002年には中期環境方針「富士フイルムグループ グリーン・ポリシー」を定め、温室効果ガスや廃棄物などの「環境負荷低減」、経済的側面とのバランスを考慮した「環境効率の向上」、環境法規制に対応した「製品含有化学物質の管理強化」、そして「環境配慮設計の推進」など、製品と企業の環境品質の向上にグループ全体で取組んでいます。
製品への信頼を得るには、品質が良いことは言うまでもありませんが、“製品がもたらす環境負荷をいかに下げるか”ということも、大変重要だと考えています。
富士フイルムの全ての製品は、「環境配慮設計基本規則」に従って設計され、この規則に基づいて、製品分野ごとに定められた詳細な環境品質目標をクリアしなければ、製品化されない仕組みになっています。そのさきがけとなった製品が1996年に発売された「写ルンです」です。
「写ルンです」は、分解しやすく廃棄物が出ないように設計されており、お客様が写真を撮り終えて現像・プリントに出された後は回収され、循環生産工場で部品をリデュース・リユース・リサイクルして、再び「写ルンです」に生まれ変わっているのです。
その具体的な取組み内容として、「写ルンです」は部品点数を可能な限り少なくし、他の機種にも部品が使える設計にしています。
また、リサイクル時に分解しやすいように、ネジや接着剤は使わずに組み立てることが可能な設計に考えられています。前カバーや裏カバー、巻き上げノブなどリユースできない部品について、破砕後にペレット化してから成形する従来の方法に加え、ペレット化せず破砕状態で直接成形するペレタライズ方式を開発しています。これにより樹脂を再生するための環境負荷を大幅に低減しました。
バージン材に対し、ペレット化再生材はCO2換算の環境負荷が64%減、ペレタライズ再生材では90%減となっています。1990年代当時の「写ルンです」が再資源化重量率36%であったのに対し、現在は95%まで高められています。
昨年末には、循環型生産システムの構築を産学官が一体となって推進するインバース・マニュファクチャリングフォーラムより、製品ライフサイクル全体を管理して、資源の有効活用と環境効率向上を達成し、インバース・マニュファクチャリング(循環型生産)を体現する優れたものと認められ、「インバース・マニュファクチャリング大賞」を受賞しています。

そして、今後富士フイルムが大切にする環境への活動は、グループの企業理念「わたしたちは、先進・独自の技術をもって、最高品質の商品やサービスを提供する事により、社会の文化・科学・技術・産業の発展、健康増進、環境保持に貢献し、人々のクォリティオブライフのさらなる向上に寄与します」に基づき、製品・サービス・企業活動における高い「環境品質」を実現することで“持続可能な発展”に貢献していく活動を推進していきます。
また、将来的な課題を発掘し、富士フイルムグループにおける環境活動をさらに強力に推進していくことを目指し、ダイアログの開催などステークホルダーとのコミュニケーションもこれまで以上に充実させることを目指しています。
![]() http://fujifilm.jp/ |
| ← 前のページへ | 次のページへ → |







































