北欧デザインをめぐる旅 vol.5 人びとの暮らしを取り巻くスウェーデン・カルチャー

人びとの暮らしを取り巻くスウェーデン・カルチャー
(TEXT:透みきこ)
ストックホルム・リポート最終回は、人々の暮らしを取り巻く、カルチャーにスポットをあててお届けしたいと思います。
リサイクルにも北欧デザインを取り入れる

こんなカラフルでポップなデザインなら、リサイクルもワクワクと楽しめますね。
北欧デザインのパワーは
活気あふれるSALUHALLから
http://www.saluhallen.com/

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SALUHALL (サールハッル)はスウェーデン語で市場という意味で、野菜、フルーツ、お魚、お肉など新鮮で元気な食材がいっぱい!
ステキな北欧デザインの源は、こんな美味しい食材から来ているのかもしれません。
かわいいディスプレイに誘われて見つけたのが、80周年記念のチョコレートショップ“Betsy Sandberg”。
接客していただいたお店の女性の会話から、彼女が80年の歴史をとても誇りに思っていること、そしてディスプレイに工夫していることがわかり、とても感激しました。
Betsy Sandberg
http://www.betsychoklad.com
“Semla”でエネルギーアップ?

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それは「Semla(セムラ)」という名前で、シュークリームのようなお菓子の写真。説明によると、マジパン(アーモンドをすりつぶし、砂糖などを混ぜて半固形状にしたもの)と生クリームの入ったパン。
スウェーデン観光局のSylvie(シルビー)さんに聞いてみると、Semla(セムラ)は、毎年2月にスウェーデンの人が食べる アーモンドクリームと生クリームが入った丸いパン。古くからSemla(セムラ)の日というのがあってスウェーデンの伝統的な行事だそうです。昔は火曜日だけに食べたそうですが、最近は毎日お店で売っているので、いつでも食べることができるようです。
そしてクリスマスが終わると、すでにお店でSemla(セムラ)が売り出されるそうです。なんだか日本のバレンタインデーに近いものを感じますね。またSemla(セムラ)を家庭で作る人もいるそうですよ。
私はホテルの近くで見つけたお洒落なペイストリーショップで購入し、トライしてみました。巨大なシュークリームのようなパンから、あふれでる生クリーム。そして生クリームの下には、ほのかな洋酒の香りがするアーモンドクリームがたっぷり。甘い誘惑に誘われ、あっという間に平らげてしまいました。すると、いつしか体がポカポカに。
お店の女性によると、
「最近はイースター前の火曜日にだけ食べるんじゃなくて、寒いからエネルギーを上げるために、毎日食べるのがオススメよ!」。
思わず、納得!してしまった私です。
Gunnarsons Specialkonditori,Gotgatan92, 118, 62 Stockholm
Tel.+46(0)8-641 9111
和みの灯りから北欧デザインを思う

ストックホルムに来て感じたのが、灯りが生活の中で自然に、溶け込んでいるということです。
例えば、慣れない旧市街をひとりさまよっているときに、見つけたカフェ。チョコレートブラウン色の壁に誘われ中へ入ると、テーブルには暖かいキャンドルの灯り。熱いコーヒーを飲みながらふと窓から外を見ると、向かいの建物の2階にはステキなウィンドウディスプレイ。思わず微笑んでしまう瞬間。ホテルの朝食のテーブル。街中のコーヒーショップ。夜の街灯や家の窓辺からさしてくる灯り。ストックホルムの冬は、寒く厳しいけれど、その暖かい灯りで、私の心も体も照らしてくれました。

そしてデザインに人間を合わせるのではなく、人間にデザインを合わせる。ファッションに例えるなら、服に体を合わせるのではなく、あくまでも体に服を合わせる視点。北欧のデザインは、人にやさしいデザインだから無理なく、人の生活にとけ込んでいるのかもしれないと感じました。
家具は服のように毎日着替えるものではないので、自分が、何を心地よいと感じているのかをみつめ、選択することがとても大切。でも、それが明確であれば、自分のベスト空間を作ることができる。お気に入りの北欧デザインの家具につつまれた空間は、自分にやさしく、きっと最高に心地よいものなのではないでしょうか?
今回、ストックホルム・ファニチャーフェアの取材をとおして、生の美しい北欧デザインに触れ、あらためて自分らしく、自然に美しく暮らすことの大切さを学びました。










































