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ローハスピープルジョブファイル vol.5 秋山ゆかりさん

マイローハス/ロハスドットネット 秋山ゆかりさん

LOHAS PEOPLE job FILE vol.5
秋山ゆかりさん


『「稼ぐ力」の育て方』が好評発売中の、経営コンサルタント・秋山ゆかりさんに、仕事について、そしてLOHASなライフスタイルについてお話をうかがいました。

専業主婦志望だったという秋山さんが、やる気のない腰掛け社員を経て、離婚という経験も重ねながら築いてきた“ミリオネーゼ*”までの道のり。
「自分の人生は自分でコントロールするということを考えていれば、もっと早く今の私にたどり着けたと思う。目標を達成するための手法を最初から身につけていれば、的はずれな努力もしないで済んだはずだ」。
そう語る秋山さんの経験が余すところなく記された最新著書、『「稼ぐ力」の育て方』を通して、ご自身の仕事に対する思いをうかがいました。

*: ミリオネーゼとは、自分の才覚による年収が1000万円以上の経済的にも、精神的にも自立し、恋も遊びも、仕事も楽しむおしゃれな女性を指すディスカヴァーが作った造語。

マイローハス/ロハスドットネット 秋山ゆかりさん
秋山 ゆかり
秋山事務所 代表。経営コンサルタント。
イリノイ州立大学アーバナ・シャンペン校情報科学部及び統計学部卒業。奈良先端科学技術大学院大学にて情報処理学工学修士号を取得。在学中に、世界初のウェブブラウザーであるNCSA Mosaicプロジェクトに参加。インテル株式会社でインターネット・エンジニアとして勤務後、ボストン・コンサルティング・グループで戦略コンサルタントとして勤務。声楽の勉強のため渡伊。帰国後、外資系IT企業に勤務する傍ら、経営戦略コンサルタントとして、企業再生や新規事業開発などに注力。スポーツ・音楽・映画などのエンターテイメントのプロモーションも多数手がける。著書に『ミリオネーゼの仕事術【入門】』(ディスカヴァー)、訳書に『UNIXカーネルの魔法 System V リリース4のアーキテクチャ』(ピアソンエデュケーション)など。
―本を書くきっかけは?

それまでは、専門書は結構書いていました。個人情報保護法のシステム適用についてとか、コンピュータのメモリについてとか、かなり硬い本を。

2004年の夏に、株式会社イー・ウーマン代表取締役社長・佐々木かをりさんのところでミーティングしていて、いきなり「仕事術書かない?」って言われて生まれたのが『ミリオネーゼの仕事術【入門】』です。

当時、イー・ウーマンでロジカルシンキングなどのビジネス基礎知識を教えていたのですが、そのスキルをどうやって身につけたかが話題となり、20代半ばに「ミリオネーゼになる!」と宣言してから、様々なビジネススキルを悪戦苦闘して習得した話をしたところ、それを書籍にまとめようという話になり、出版に至りました。

『ミリオネーゼ…』を出版した後は、しばらく何も書いていなかったのですが、2006年に親友が亡くなったときに自分の経験を次の世代に伝えるための本作りを考えるようになりました。

親友は余命宣告から4ヶ月ちょっとで亡くなってしまったのですが、最後の最後まで人のために何ができるかを考えながら仕事をしていました。今までの私の生き方って、「自分の成長のためにこれがしたい、あそこに行きたい」など、自己中心的な部分もあったように思うのですが、「残された時間を自分のためにだけ使うのではなく、人のためにも使いなさい。それが社会に生きることだ」と親友に言われて、胸にずしりと来ました。じゃあそういう視点で何か作れないかな、と思って書いたのが『「稼ぐ力」の育て方』です。

試行錯誤を繰り返しながら無駄な時間も労力もお金も費やし、長くて暗いトンネルを通り抜けてきた私の経験が、少しでも誰かの役に立てればという思いで書きました。
もし、今まさに試行錯誤に直面している方がいらっしゃるならば、できるだけ早くそのトンネルから抜け出して欲しいと思います。それがこの本を書いたいちばんの理由です。この本が、読んでいただいた方の仕事と人生の充実のために少しでも役立つことができればうれしいです。

―著書『「稼ぐ力」の育て方』でも触れていらっしゃいますが、「女性がタイムマネジメントに長けている」点とはどのようなところでしょうか?

女性の方がすごく得な点は、「ながら」で仕事ができるため、時間を多く産みだせるところでしょうか。男性って実は「ながら」が得意ではない人が多いんです。女性の多くは、TVを見ながら、電話しながら料理をするぐらいってできますよね? その感じで、あまり大きな声では言えませんが、私は家でアイロンがけをしながら、ドラマを見ながら、海外との深夜の電話会議に出たりしています。
「ながら」のススメは、『ミリオネーゼ…』にもこの本にも書いたんですが、効率よく時間を使うって事を意識的にやることによって、時間っていくらでも作れると思います。

例えばメールチェックして、お礼状書いて、上司に電話で報告とか、あまり複雑な内容でない場合は、それぐらいはできるんですね。そういう時間を1時間作ったら、3つの仕事が同時に片付くわけです。逆に、複雑な仕事の場合には、複数のことをやろうとするとよけいに時間がかかってしまう。それに気がついて、今は意図的に、マルチタスクの時間とか、集中する時間とか、自分で時間を区切っていくようにしています。そうすると、24時間がすごく増えた気がします。

また、女性の方が楽しくより広い視野で仕事をしているようにも思います。それは、情報収集をするときに、仕事のことだけでなく、他のことも併せて情報収集をする人が多いなぁと思うからです。
例えば出張に行くときに、出張先を調べると同時に、近くのスパも調べちゃうとか、レストランも調べちゃうとか、遊びの要素があることも併せて調べられるのが女性の特長だと思います。だから同じ出張に行っても、女性の方がすごく楽しい思いをしてるんですよね。何で出張先なのにいいレストラン知ってるの?  とか、なんでスパまで行ってるの? とかね。

何かひとつだけって決めてしまったら、自分がせまくなってしまうと思いますし、一見無駄に思えることの中から、仕事の大きなヒントが生まれることもよくあります。だから、その辺をもっと意識してやった方が、自分の時間も増えるし、メリハリもつくし、仕事もやる気が出て、いい循環に入れると思います。。結局それがLOHASな生活なんじゃないの?って思っちゃうのは私だけかなぁ……。絶対女性のほうが得です(笑)!

マイローハス/ロハスドットネット 秋山ゆかりさん
―それでもやっぱり女性の管理職が少ないのはどうしてなのでしょうか?

私が現在勤務している会社は、マネジメントが大体16人ぐらいいて、全員男性です。

着ている服を見ると、ネイビーブルーかダークグレー。そういう環境なので、私は絶対ベージュは着ません。浮きますから。そして必ずシャツを着ます。女性の比率が多い職場であれば目立たないのかもしれませんが、今いる会社のように女性管理職が30%に満たない環境では、男性とほぼ同じ格好にしないと、適当に扱ってもいいと思われてしまう危険があります。適当に扱ってもいいと思われたら最後、ちゃんとした仕事を任せてもらえないですね。

私は長い間昇進できない時期があって、なぜだろうと考えたときに、日常の服装とか、そういうちょっとしたところで「私を適当に扱って」というメッセージを出していたことが原因だと気づきました。

基本的に私は、「会社は軍隊」だと思っています(笑)。上に立つ人がいて、その人の命令は絶対っていう軍隊構造を作るわけですが、軍隊は基本的に全員ユニフォームを着ています。同じ格好は、仲間意識を醸成します。

私も昔はロングソバージュのヘアスタイルにレースのワンピースやミニスカートで仕事をしていました。今考えると「いったい何考えてんだ!」という感じですが(笑)。どう見ても仕事をプロフェッショナルにこなしてくれそうな格好ではありませんから、一人前に扱われるはずもありません。
今となっては理由もわかりますが、まともに扱ってもらえないことの理由に気づくまでに結構時間がかかりました。誰も教えてくれなかったですし。でも、『「稼ぐ力」の育て方』を読んでいただいた皆様には、無駄な努力や試行錯誤はできる限りして欲しくないと思います。私自身が体験してきたことなので、それがどれほど困難かよく知っているつもりです。

よく「私は昇進なんてどうでもいいんです」って言う人がいますけれど、絶対に昇進した方が得! というのは、私は今、自分の好きなときに休みを取る年間計画が立てられる立場にいます。
私は必ず、春休み1週間、夏休み1週間、そして冬休みを2週間取ります。昇進すると自分のスケジュールで仕事ができるようになります。もちろん、休めるということだけがメリットではありませんが、自分のキャリアだけでなくプライベートも充実させられるようになると、とっても楽しいですよね?

マイローハス/ロハスドットネット 秋山ゆかりさん
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・第1章:「稼ぐ力」に気づくまでの長いトンネル
・第2章:「稼ぐ力」の育て方(1) 「自分の頭で考える力」を身につけよう
・第3章:「稼ぐ力」の育て方(2) 「目標を設定する力」を身につけよう
・第4章:「稼ぐ力」の育て方(3) 「目標を達成する力」を身につけよう
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12 March, 2007 |

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