ポルトガルの食文化をたずねて vol.5 魅惑の“宝石”ポートワイン

「Boa noite (ボア・ノイテ)! こんばんは!」
LOHASコーディネーターの金沢玲美です。
さて、今回は「ポルトガルの宝石」「液体の宝石」とも称されるポルトガル特産のワイン、「ポートワイン(ポルトワイン)」をご紹介します。

ポートワインが作られる「ポルト」は、ポルトガル第2の都市で国名の由来にもなっている町です。「歴史地区」と呼ばれる町並みはユネスコの世界遺産にも登録され、その美しい町並みと目の前に広がるドウロ河を見ながら、ポートワイン蔵を見学してきました。
ポートワインは、発酵の途中でアルコール度数77度のブランデー(蒸留酒)を加えるのが特徴です。
もともとは大航海時代にポルトの港からイギリスにワインが大量に輸出されたとき、腐敗を防ぎ鮮度を保つために考えだされた製法だとか。
糖度がたっぷり残っている時点で発酵を止めるので独特の甘みがあり、初めて飲んだときはその予想を超えた深い甘みに驚いてしまいました。
ドイツやカナダのアイスワインも甘くて有名ですが、冷たく冷やしてスーっと飲めるアイスワインと比べて、ポートワインは少しずつその甘みとアルコールの強さを楽しむワインのような気がします。
世界遺産と自然が作り出す芳醇なワイン
ポートワインはポルトガル北部のドウロ河上流(アルト・ドウロ地区)で収穫された葡萄を原料とするワインで、この地域は政府機関によってポートワインの法定区域と定められ、そこで栽培された葡萄を原料とした酒精強化ワインのみにポートワインの商標を認めているそうです。
その生産地を求めて、ポートワインの葡萄畑が広がるドウロへ行ってきました!

ピニャン駅
ピニャンはポルトガル特有の「アズレージョ」と呼ばれるタイルが一面に装飾されていて、とても綺麗で可愛らしい駅舎です。
駅で合流したラメーゴ市職員のアントニオ・サントスさんの案内のもと、いざ農園巡りへ。

ドウロ河に面した段々畑
ポートワインの葡萄は段々畑で作られていました。
聞けば、土地が狭いということもあり、太陽の光ができるだけ葡萄に当たるために斜面を耕して作ったとか。この段々畑は石を積み上げて作っているそうですが、それを全て人の手で何百年も前に作ったとして、またその景観の美しさから、ユネスコの世界遺産としても登録されています。
ちなみに各ワイン会社の倉庫があるのは、ポルトの歴史地区。ここも同じく世界遺産に登録されている場所! どちらも世界遺産なんて、いかにポートワインが伝統的で大切に作られているかが現れていますよね。





































