ポルトガルの食文化をたずねて vol.2 本場のカステラを味わう

カステラの原形は
プルプルしっとりのとろけるケーキでした
今回のポルトガル紀行の最大の目的だったのが、カステラの原形になったといわれる「Pao de Lo(パン・デ・ロー)」です。
私は大学時代に和菓子の意匠を勉強していたので、カステラや金平糖などが“南蛮菓子”としてポルトガルから伝来したことは本で読んだことがあり、パン・デ・ローの見学はとても楽しみにしていました。
「食の学校」の塩川さんによれば、パン・デ・ローは地方によって違い、中までしっかり火を通すもの、厚みがあるものなど、大きく分けて3種類あるそうです。形も素焼きの容器で焼くリング状のものと、円形の銅鍋で焼くものの2種類あり、私たちが訪れたアルフェイゼラオンでは銅鍋で焼く中がとろけるタイプでした。

中ではすでに何個ものパン・デ・ローが作られていました。次から次へとできあがるパン・デ・ローを、スタッフが馴れた手つきで箱に詰めていました。
その焼きたてがどんどん私たちの目の前に積まれていったのですが、感動したのはそのフルフルとした質感!!
中が半生のとろーり状態だから、箱をちょっと触ったら壊れそうなほどフルフルしていて、それがとっても愛おしい。
気づけば働いている方は皆さん女性の方。とても上品で伝統的なのだけれど、どこか家庭的な雰囲気があり、それがパン・デ・ローのやさしさにつながっているのかもしれません。
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材料はいたってシンプルで、小麦粉、砂糖、卵。巨大な釜のような入れもので材料を混ぜたら、バターを薄く塗った鍋に分け、190度のオーブンで15~20分で一気に焼き上げます。
待ちに待った試食。時間が経つと少しふくらみが落ち着くそうで、切ったときにドロドロしているわけではありません。甘いけれど、やさしい甘さなので全然しつこくなく、外側のスポンジの部分と内側の半生の部分が重なってフワフワしっとり。
試食のお供は苦めのコーヒーでしたが、家で焼いたりお祝いしたりするときは、甘いポートワインと一緒に食べるそう。個人的には牛乳が飲みたくなりました(笑)
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名前の由来は「カスティーリャ王国」に由来している説や「城(カステロ)のように高く」という意味など諸説あるようです。日本でもポルトガル料理屋さんやケーキ屋さんで作っているので、ぜひ試してみて。
次回はポルトガルの市場や食材をご紹介します。
「Ate breve,obrigada(アテ・ブレーベ、オブリガーダ=それではまた!)」









































