ボルダーレポート vol.7 ナチュラルプロダクツエキスポ

究極のLOHAS企業は
展示会もコミュニケーションの場に変える
「Seventh Generation」

巨大な白いテントは外からみただけではどこのブースかわからないほど
通常、ブースというのは、どこからでも人が入って来られるように壁をなるべく減らしたいのが常識の中、横と後ろを布で塞いでしまう極めて異質な空間を作り出したのが、全米No.1のシェアをもつナチュラル家庭用品ブランド「Seventh Generation(セブンスジェネレーション)」でした。
セブンスジェネレーションは、洗剤やキッチンペーパーなどの家庭用品に加え、紙オムツや生理用品も扱うので、女性には特に身近なブランドかもしれません。
会社名でありブランド名でもある名前の由来は、ネイティブアメリカンの「すべての行動は7世代先の子孫にまで影響を与える」という教えに影響を受けたもの。
「非毒性」「塩素不使用」をスローガンに商品を展開し、安心で安全な商品を選ぶことや地球環境と次世代を守ることの大切さを啓発しています。
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![]() スクリーンに携帯で木を植える |
商品の展示の変わりにセブンスジェネレーションが行ったのは「Urban Forest(アーバンフォーレスト・都会の森)」と名づけられた参加型プロジェクト。カナダのクリエーター集団が開発した「SEED(シード・種)」というメディアを使い、展示会にバーチャルな森を創ろうというものでした。参加方法は簡単で、携帯電話を使って指定された電話番号にかけるとスクリーンに種が現れ、木に成長。携帯のプッシュボタンを使って色や形を決定して木を植えたら完成です。
こうして多くの参加者たちによって創られた木々が集まり、森になっていく仕組みなのです。
しかも、会期終了後は植林団体と協力して展示会が開催されたメリーランド州に植林することを約束。
バーチャルで終わらせない、さすがはセブンスジェネレーションです。

商品の展示はたった2メートルの棚にあるだけでした
ナチュラルプロダクツエキスポに全米No.1のセブンスジェネレーションが出ないわけにはいかない、けれども今年は新商品がないうえに、高い出展料と大量の二酸化炭素を排出してまで出る意義があるのだろうか、その答えを出すために会議は連日に及んだそうです。その結論が「せめてブースをコミュニケーションの場に変える」ことでした。
エキスポの参加者の多くが健康産業関係者であると共にセブンスジェネレーションの愛用者。その人たちと双方向のコミュニケーションをとることで、セブンスジェネレーションの企業理念を再確認してもらうと同時に、植林の楽しさと大切さを体験することによって、実際の植林活動が身近になることを出展のゴールにしたのです。
LOHAS企業の更なる挑戦
セブンスジェネレーションのHeimertさんとお話をしていると、私はインタビューを忘れて感動してしまいました。働いている人たちが心から企業に誇りをもって環境を真剣に守ろうとしているのが感じられ、もはやそれは企業のマーケティングを超えていたからです。商品そのものの素晴らしさに加え、人々が企業の取り組みや姿勢に共感して感動する、これがLOHAS企業なのでしょう。
まだまだナチュラルコスメやオーガニックフードなどご紹介したい企業は数え切れませんが、また機会があったらぜひお伝えしたいと思います。
1月からは、金沢玲美のブログがスタートします!ボルダーからのLOHAS情報をタイムリーにお届け予定。
また、秋におとずれたポルトガルのレポートの連載も開始します!
![]() 金沢玲美 LOHASコーディネーターとして、国内外の会議やイベント、商品開発を手がける。カナダ留学の経験を生かし、北米のLOHAS事情を主に取材。執筆、セミナーを行うほか、自身のウェブサイト「REMIQUEST」でもLOHAS情報を発信している。 http://www.remiquest.com |


























