MYLOHASトップページ > ライフスタイル > 色と染めの原点、植物染めの魅力。

色と染めの原点、植物染めの魅力。

マイローハス/ロハスドットネット 植物染め・染司よしおか 銀座

自然と暮らす、自然に暮らす。
色と染めの原点、植物染めの魅力。


マイローハス/ロハスドットネット 植物染め・染司よしおか 銀座
材料となる草花、根、樹皮は、すべて手摘み、手作業で施されています
春には花々が咲き乱れ、蒼林が眩しい夏のあとは、実りや紅葉が野山を彩る秋が訪れ、末枯れて冬が始まる……。日本の自然には、一年を通して鮮やかな色彩が溢れています。

いにしえより人はこの自然から色を汲み出し、天然植物の色彩をさまざまなものに染めて、「色」として残してきました。
このような染色の技術は、5世紀から6世紀にかけて、中国大陸や朝鮮半島よりもたらされたと言われています。四季の変化に富んだ日本に住まい、豊かな感性を持っていた私たち先祖は、大陸より伝わったその技術をより極めて開花させていきました。

日本では、江戸時代の終わり、19世紀半ばまで、植物染めが続けられていましたが、ヨーロッパからもたらされた化学染料により、手間をかけて施されるこの技術は、急速に忘れ去られていくようになりました。

マイローハス/ロハスドットネット 植物染め・染司よしおか 銀座
マイローハス/ロハスドットネット 植物染め・染司よしおか 銀座
「紅花」(上)と「矢車」(下)。紅花を染めるにふさわしいのは、寒冷が厳しい冬の季節
『染司よしおか』は、染めの原点に立ち返り、日本の伝統の色を現代に再現している、江戸時代から続く京都の染屋。五代目当主である吉岡幸雄さんは、花樹草に宿る色を汲み出して糸や布を染める植物染や、貝による紫染である帝王紫の染色を、現代に蘇らせています。

「植物染めは、植物の見た目の色そのものを取り出せるものは実は少ない。染めの材料となるのは、樹皮の内側や芯、根など、隠れたところの資質を使うことが多いのです。例えば秋の実であるザクロは、果皮が染料となるのですが、その果皮で染めると黄茶色になる。あの鮮やかな赤は染料としては残らないのです。植物染めにはそういう面白さや発見があります。
しかしこれも、私が発見したのではなく、古来から伝わる知恵、歴史により受け継がれてきた技術なのです」(吉岡さん)。

植物染めが放つ色は、光りや陰を含むことで少しずつ違った表情を覗かせます。そこがこの染めの魅力のひとつ。

マイローハス/ロハスドットネット 植物染め・染司よしおか 銀座
ファッションアイテムとして人気のストールは、さまざまな素材、色が揃っています
「植物染めは繊維への浸透率が高く、そのため色に深みが出ます。それが重厚で鮮やかな色彩を生み出す所以です」(吉岡さん)。
にごりのない、澄み切った天然色を汲み出すには、手間と材料を惜しまないことが大事……と吉岡さんは語ります。

また、植物染めは、和漢薬とも深い関わりがあるとも。

「材料として使用する草根樹皮は、和漢薬に共通するものが多いのです。紅花で染めたものを身につけると血行を促進することや、藍染めのものを着ているとマムシに食われない……などは、昔から言い伝えられてきていることなんですよ」(吉岡さん)。

目にも美しく、心を潤わし、そして体にも優しい植物染め。本来の染めものを日常に取り戻すことは、ストレスフルな環境に囲まれて暮らす私たちに、忘れかけていた季節感と色の美、癒しを与えてくれるはずです。




マイローハス/ロハスドットネット 植物染め・染司よしおか 銀座マイローハス/ロハスドットネット 植物染め・染司よしおか 銀座
(左)朝焼けや夕焼けを思わせる、鮮やかな橙色が美しい「インド茜」で染められた小物たち。座布団(麻)¥11,550、懐紙入れ(麻)¥3,675、数奇屋袋(麻)¥5,250、がまぐち¥2,310/(右)秋の野山の情景を映し出したかのような、「刈安」染めの小物たち

マイローハス/ロハスドットネット 植物染め・染司よしおか 銀座マイローハス/ロハスドットネット 植物染め・染司よしおか 銀座
(左)生絹ストール半幅(180×55cm)¥15,750、大(180×110cm)¥29,400/(右)ちりめん風呂敷は、¥10,500~

マイローハス/ロハスドットネット
マイローハス/ロハスドットネット 植物染め・染司よしおか 銀座
染司よしおか 銀座
所在地:東京都中央区銀座6-8-5 小松アネックス1F
TEL:03-3571-5650
営業時間:11:00~19:00
定休日:無休(年末年始のぞく)
http://www.sachio-yoshioka.com/
絹、木綿、麻などを主題に、皮革や和紙、樹や石にいたるまで、天然の植物染料で染め上げた商品が揃う。特に、クッションやテーブルクロス、ストール、ハンカチなど、日常使いができる商品が女性に人気。京都には工房と、ショップ『染司よしおか 京都』(所在地:京都市東山区新門前通大和大路東入ル/TEL:075-525-2580)がある。


6 November, 2006 |

Hatenaブックマークにブックマーク del.icio.usにブックマーク Buzzurlにブックマーク newsing it!にブックマーク livedoorクリップにブックマーク ニフティクリップにブックマーク

トラックバック

このエントリーのトラックバックURL:
http://www.mylohas.net/mt/mt-tb.cgi/781