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アースコンシャス対談・1 ゲスト・伊勢華子さん

マイローハス/ロハスドットネット LOHAS style vol.12 アースコンシャス対談 ヌースフィア代表 布施真人さん×編集者・作家 伊勢華子さん

LOHAS style vol.12 アースコンシャス対談・1
ヌースフィア代表 布施真人さん×編集者・作家 伊勢華子さん


マイローハス/ロハスドットネット LOHAS style vol.12 アースコンシャス対談 ヌースフィア代表 布施真人さん×編集者・作家 伊勢華子さん
マイローハス/ロハスドットネット プロフィール
布施真人
1968年生まれ。プランナー、ネットワーカー。地域開発やコミュニティ創りなど人と人とを繋げることで生まれる流れを作ることの専門家。最近はモルジブでのプロジェクトを手がけている。オーガニックカフェダイニング「ヌースフィア」オーナー、NPO幕張メディアアソシエイツ理事。
公式ウェブサイト
アースコンシャス対談、連載開始!

『普段の暮らしから「地球」を感じ考えてみる——誰かとつながるヒント、誰かをつなげるヒント』をテーマに、オーガニックカフェダイニング「ヌースフィア」オーナーの布施真人さんが、現在活躍中のアースコンシャスなゲストをむかえてお話をうかがいます。
第一回目は、『“たからもの”って何ですか』(2002年刊行 パロル舎)の著者であり、クリエイティブプランナーの伊勢華子さんが登場。
ボスニア難民キャンプ、サハラ砂漠でのオアシスづくり、ガーナでの学校づくりなどを通して、世界各地で人とつながり、友達になっている伊勢さんとの対談は必読です!

※11月11日(土)、オーガニックカフェダイニング「ヌースフィア」にて伊勢華子さんのトークイベントが開催されます。詳しくはコチラ
ぜひ生の声を聞いてください。



マイローハス/ロハスドットネット LOHAS style vol.12 アースコンシャス対談 ヌース・フィア代表 布施真人さん×編集者・作家 伊勢華子さん
マイローハス/ロハスドットネット プロフィール
伊勢華子
1973年東京生まれ。学生時代より、ボスニア難民キャンプ、サハラ砂漠でのオアシスづくりなどに参加し、世界各地で活動。学習院大学大学院終了後、編集者として韓国版『anan』、『Seoul Walker』を手掛け、現在は独自の視点で執筆活動を行なう。
公式ウェブサイト
自分の心のイメージで世界を描きたい

地球を一周しながら、「宝物って何ですか」と世界中の子どもたちに聞き続け、それを絵に描いてもらうという活動をしてきた伊勢華子さん。
それは2年間で22の国と地域に及び、作品を残してくれた子どもたちの数は119人を越えた。
そしてそれらの作品は、『「たからもの」って何ですか』(パロル舎)という一冊の本にまとめられた。「やわらかな心のままでいられたら、毎日はもっと楽しいかもしれない」、「地球に自分の大切なものがふえたら、それだけ、やさしくなれるかもしれない」――そんな伊勢さんの想いとともに、子どもたちの宝物が詰まったこの本は、多くの人を感動させ、話題となった。
こうした彼女の活動はさらに続き、世界の子どものたちの言葉をまとめた『みみをすませば』(大和出版)も、子どもたちの目線で描いてもらった地図を集めた『ひとつのせかいちず』(扶桑社)も相次いで話題となった。



布施:「今はどんな活動をしているの?」
伊勢:「日本の島を回ってる」
布施:「島?」
伊勢:「そう、島。日本地図の絵本を作ろうと思って。日本はもともと島国だけど、
     普段はあまり意識してないでしょ。本当は6852島もあって、有人島
     だけで400ヶ所近くもあるのに」
布施:「え~、知らなかったあ!」
伊勢:「普段、天気予報とかに出てくる日本地図は、北海道と本州、四国、九州で
     終わってて、沖縄さえ上のほうに別扱いで描かれてるでしょ。世界の
     子どもたちと関わっていたとき、ときどき地図を広げて話す機会が
     あったんだけど、そのときも、小さな国は沖縄と同じように別枠で表現
     されていたり、省略されてしまっていたことがあって、その子の立場
     になったら納得しないだろうなって思ったの。同じ地球に存在してい
     て、同じように人が住んでいるのに、それってまるで、記念写真の日
     に欠席しちゃった子みたいじゃない」
布施:「そう言われれば、確かにそうだね」
伊勢:「それが納得できなくて、私なりの地図を描きたいと思ったの」
布施:「ということは、また、子どもたちに地図を描いてもらうってこと?」
伊勢:「ううん。今度は子どもには関わらず、私自身が描くつもり。子どもと接し
     て3冊本を書いて、それはそれで面白かったんだけど、子どもたちを
     傷つけてしまわないようにと思って、書けないことも実はいっぱい
     あった。本当にいえないことが言えなくてつらくなっていた部分も
     あって、今はそれを吐き出してみたいと思って、実はフィクションの小説
     まで書いたりしてる」
布施:「それも楽しみだけど、地図の絵本も子どもとは関係ないんだね」
伊勢:「うん。基本的な日本地図は存在しているけど、調べてみたら全部の島が
     載ってる地図はないし、有人島くらいは載ってる地図があるだろうと
     思って探してみたら、それもない。島を意識して見てみると、日本は
     台湾にも近いし、ロシアにも驚くほど近い。まず、そんな概念を
     知って欲しいし、日本列島といえば長方形だと思いがちだけど、島を意識
     して見てみると、実は三角形に近い。日本が三角だとすると、丸は?
     と探してみると、それは地球で、四角は一人ひとりの家になる。そんな
     視点の絵本を描いてみたいと思って。それで、とりあえず島を見て
     みようと思って、回り始めたところ。島というと、南の島に癒されに
     行くみたいなイメージがあるけど、そうじゃなくて、島の人たちの
     ありのままの生き方を感じて、それを実際の生活で生かせるように考え
     てみたい」

マイローハス/ロハスドットネット LOHAS style vol.12 アースコンシャス対談 ヌース・フィア代表 布施真人さん×編集者・作家 伊勢華子さん
オーガニックカフェダイニング「ヌースフィア」にて

布施:「それは、島に住んでいる個人をフューチャーしていくってこと?」
伊勢:「ううん。特定のテーマは決めてない。テーマを決めちゃうと『たからもの』
     や『せかいちず』と同じになっちゃうし、スタンプラリーみたいに
     なっちゃいそうで。写真は撮っているけど、今回は特に決めてないの。
     メモさえ取ってなくて、体験するままって感じなんだけど、何か今ま
     でとは違うものが見えたらいいなって思う」
布施:「島はいくつくらい回ったの?」
伊勢:「32だったかな」
布施:「セレクトはどうしてるの?」
伊勢:「実は島へ行くのって、簡単に行かれるところもあるけど、飛行機、船、
     ヘリコプターを乗り継いで行くようなところもあって、ニューヨークへ
     行くよりお金がかかるところもあるの。基本的には人口100人未満の
     島を中心に回ってるけど、お金を浮かせるために他の取材で出かけた
     ところから近い島を尋ねることもある(笑い)。でも、そういった
     小さな島は、定期便が止められているようなところも少なくないし、
     民宿はあっても観光地ではない島も多くて、見ず知らずの女の子が一人
     降り立つと不思議に思われることもよくあった」
布施:「同じ日本なのに、ずいぶん違うんだね」
伊勢:「そう。本当に違う。島から島へ渡るのも、目の前に見えてもバスを乗り
     継いだりして1日がかりになっちゃうこともあって。でも、あるとき、
     隣りの島へ行くなら船を出せば20分くらいで行かれるから島の人に
     頼んであげると言われて、喜んだんだけど、訪問先の島の人から、他の
     島の人が船で渡ってくるなんて許可できないなんて言われて、結局、
     1日かけて正規のルートで行ったこともあった」
布施:「それが今の日本の一部の姿だと思うと、信じられない経験だね。でも、
     それが現実だし、その姿を本にする意義はありそうだね」
伊勢:「ありがとう。日本の中心は東京でも大阪でも京都でもない。それをわかって
     もらえたらうれしい」
布施:「絵本ができるの、楽しみにしているよ」




※11月11日、オーガニックカフェダイニング「ヌースフィア」にて伊勢華子さんのトークイベントが開催されます。詳しくはコチラ
ぜひ生の声を聞いてください。

次回は、宇宙船地球号の山本敏晴さんをお迎えしてお話を伺います。
お楽しみに!


8 November, 2006 |

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