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ボルダーレポート vol.1 ヘルスコンシャスな暮らし

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LOHAS発祥の地、
ボルダーをたずねて
vol.1 ヘルスコンシャスな暮らし


アメリカ・コロラド州ボルダー。「LOHAS発祥の地」といわれ、LOHASを実践している人なら一度は行ってみたい都市なのではないでしょうか。

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LOHASはもともとマーケティング用語としてボルダーで誕生した言葉です。
1998年に社会学者ポール・レイ氏と心理学者シェリー・アンダーソン氏が、著書『The Cultural Creatives』を発表しました。この中で氏は、消費者には伝統派と近代派のほかに、大量生産・大量消費に反発し、地球環境の持続可能性を重視する「 Cultural Creatives(文化創造者)」が存在すると発表。これに多くの企業が注目しました。
そして、コロラド州ボルダーに本社をおく「GAIAM(ガイアム社)」が、2000年にポール・レイ氏とともに環境と健康を配慮する消費者に対するマーケティングコンセプトを「LOHAS」と名づけたのが、はじまりです。
以来、多くの環境・健康ビジネスがこのボルダーで生まれ、現在は「ナチュラル産業のシリコンバレー」とまで呼ばれるようになりました。

ボルダーでLOHASなビジネスが根づくだけのことはあり、LOHASを受け入れる土台があります。街全体が環境に配慮し、人々は健康志向。……とは言っても、実際のボルダーの人たちがどのようなライフスタイルを送っているのかということは、なかなか伝わりにくいかもしれません。

今回は、ついにそのベールに包まれたボルダーの日常をご案内。おすすめスポットやLOHAS企業のご紹介に加え、展示会「Natural Products Expo(ナチュラルプロダクツエキスポ)」から見るアメリカのLOHAS最新情報を、コーディネーターの金沢玲美が4回に分けてお届けします。




“ボルダー”の由来とは?

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デンバー空港から車で約40分。ロッキー山脈に囲まれた自然の中に、ボルダーはありました。
ボルダーは英語で「大きな岩」という意味で、「ボルダリング」といえば大きな岩を登ることを指します。その名のとおり、ロッククライミングをはじめ、ハイキングやスキーなど、街の多くの人がヘルスコンシャスなアウトドアに親しんでいます。

ボルダーのシンボル「Flatirons(フラットアイロン=平たい鉄)」は鋭角に伸びる5つの巨岩のことで、地元の人がよくロッククライミングをするそう。私から見たら「あんなところ登れるの?」という険しい斜面も、「まだ角度はあるから楽」なんだとか……。着いて早々、ボルダーピープルの健康さに驚かされてしまいました。

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(左)フラットアイロン/(右)道にはいたるところに花壇が。歩いているだけで幸せ




山に包まれ、太陽の恵みを受ける。


「山が近くに感じるでしょ、でも実際は車で30分もかかるんだよ」
ボルダーに住む友人がそう教えてくれました。
山が近くに見えるのは、周りに高い建物がまったくないため。ボルダーでは、自然の景観を崩さないようにと、法律で建物の高さが規制されているのです。私は山が見えない東京に育ったというのに……なんて贅沢な法律なんでしょう!

住む人々も自然保護やグリーン建築に強い関心を持っており、私が訪れたのは、「Boulder Solar Week(ボルダーソーラーウィーク)」と題したキャンペーンウィーク中で、「太陽電池」に関するイベントやセミナーがたくさん行われていました。
ロッキー山脈のふもとに位置するボルダーは、山にさえぎられているために晴れの日が多い街。そのため、ボルダーの人たちは、太陽の恵みを生かした建築を非常に身近に感じているようです。

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(左)セミナーが行われていたリサイクルセンター/(右)セミナーに参加する人々。みんな熱心です

また、ボルダーでは、市が街を囲む土地を買い取って管理しています。
オープンスペースと呼ばれるこの土地は、ボルダーを開発から守るグリーンベルト。
ありのままの自然を残しながら、トレッキングコースを作り、人々の憩いの場を提供しています。もともとは、増え続ける人口を制限するため、街を広げない目的でつくられたそうですが、自然の要塞を作ることで、乱開発の危険も防いでいます。
これが、ボルダーがLOHASの発祥と言われるゆえんでもあり、人々がコンシャスである秘密なのかもしれませんね。




自転車のある暮らし

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ボルダーを東西に横断するのがPearl Street(パールストリート)です。パールストリートを南へ進み、2~3ブロック過ぎたころから緩やかな上り坂が始まります。それがthe Hill(ヒル)へのエントランス。

ヒルはコロラド大学のキャンパスが近い学生街。自転車で通学する学生を多く見かけました。本当にこの街は自転車愛用者がとても多いみたい。

ボルダーでは市をあげて自転車通勤(通学)を推奨しているそうで、道には「Bike Path(バイクパス)」が整備され、自転車専用道路マップまであります。道路を横断するときには、地下道になっているので、信号待ちをする必要もないほど快適です。

「Alternative Transportation(移動手段を選ぶ)」―排気ガスを撒き散らしながら車で渋滞の道をストレスと共に移動するか、地球にやさしい自転車で颯爽と移動するか。ボルダーの人たちは、自分と地球のための移動手段の選択していました。

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(左)颯爽と駆け抜ける自転車をよく見かけます。気持ちよさそう!/(右)道路の下を潜り抜けるので快適!




パールストリート&フォールフェスティバル

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フォールフェスティバルにて、プロの「pumpkin carver」によるかぼちゃカービング


次に目指すは「Pearl Street Mall(パールストリートモール)」を中心としたダウンタウン。このエリアがレストランやお店が集まっている場所です。

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パールストリートの9番街から15番街までの歩行者専用道路がパールストリートモールです。地面にはレンガが敷き詰められ、ベンチや子どもの遊び場には多くの家族連れが。
オープンテラスのあるカフェも多く、地元の人はランチやディナーによく利用するそう。

幸運にも私が訪れた週は「Fall Festival(フォールフェスティバル)」という秋のお祭りが開催中。すでに20年目を迎えている毎年恒例のフェスティバルで、ストリートには露店やステージ、子ども向けのアトラクションがたくさん並んでいました。

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次回は、パールストリートで見つけたオススメショップをご紹介。
11月23日公開予定です。お楽しみに!

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金沢玲美
LOHASコーディネーターとして、国内外の会議やイベント、商品開発を手がける。カナダ留学の経験を生かし、北米のLOHAS事情を主に取材。執筆、セミナーを行うほか、自身のウェブサイト「REMIQUEST」でもLOHAS情報を発信している。
http://www.remiquest.com

16 November, 2006 |

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