イタリアの幸福度を知るミラネーゼの生活

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ワイン、ドルチェ、ホームメイドのエネルギー
パオラ・バニガーダさん(デザイン会社プレス)

彼女のライフスタイルを追って、食のお話も含めながら、どんなことに幸せを感じるかお聞きしました。
自然の豊かさを肌で感じる環境に感謝
ミラノ近郊、ウアーニさん(通称)の朝は、ファミリーが持っているワイナリーのぶどう畑の散歩から始まる。
「こうして季節の移り変わりを観察していると、心が洗われて、気持ちがいいのよ」とほほえみながら歩く彼女。ワイナリーはウアーニさんのおじいさんの代から始められ、親戚一同が力を合わせ切り盛りし、現在は彼女のに当たるアントニオさんが当主として引き継いでいる。
このような仕事を営む典型的なイタリアのファミリーらしく、ワイナリー近くの広大な敷地内にウアーニさんを含む、ファミリー全員が一緒に住み、みなで家業を守り続けている。
秋の収穫を控えたぶどう畑。ウアーニさんのワイナリーでは、白ワインではシャルドネ、ソーヴィニョン。赤ワインではバルベーラを生産している。近年、プレミアを取得するなど、元気のよいワイナリーのひとつ。ワイナリーでは試飲、購入もできる。
[問い合わせ先]PANIGADA tel/Fax+39-0371-89103
基本的にウアーニさんは、収穫の季節や、テイスティーの時期など忙しいときのみ手伝っているのだが、「実はその報酬としておいしいワインを飲むことがいちばんの楽しみ!」と笑う。
お勤めが休みの土曜は、敷地内にあるファミリーが経営するサラミ屋さんの製造を手伝ったりと、彼女の生活は「自然と食」に満ちている。彼女が口にするほとんどすべてのものが「自家製」という恵まれた環境に生まれ育ったウアーニさん。「いたって素朴だけど、自然の豊かさを肌で感じる環境に暮らし、体に優しいものを食べることに、かけがえのないの幸せを感じます」と話してくれた。
![]() 地下のカンティーナ(倉庫)に長期保存されている年代物のワイン。こちらは残念ながら非売品だそう。 | ![]() 夕日を浴びるぶどう畑、子どものころ遊んだこの樹の周りには思い出がたくさん詰まっている。 |
体にいいこと、気持ちがいいことが自然にやってくる
体調のコントロールも兼ね、1日1回、1時間弱は行なうヨガ。ふだんはお部屋でリラックスしながら、天気がよい日は庭に出て、緑に包まれながら行なうのも気持ちいい。建築やデザインに興味があり、ミラノ市立建築大学に籍を置いている彼女にとって、キャリアを積むうえでもとても勉強になる仕事場だ。毎シーズン企画されるプロジェクトで最終的に製品化されるものが、どのような形で市場に求められているかがオンタイムでわかるのがおもしろい。
そして、彼女のもうひとつの新しい仕事が、プライベート注文の自家製ケーキケータリング業。甘いものが大好きなウアーニさん、友人宅のパーティに、「いつものワイン」の代わりに、お手製のケーキを持って行ったことがきっかけとなった。
口コミで、初めて知らない人からオーダーの問い合わせが来た時には、思いがけない展開に驚いたそう。でも何にでも意欲的な彼女は、迷うことなくケーキケータリングにトライ。焦らずじっくりと動き出したところだ。
「今はいろんな経験を積みたい。どんな仕事でやりがい、生きがいが見つけられるか手探り中なの」
ウアーニさんのリラクゼーションに欠かせないのは、7年前から始めたヨガだ。週に2回レッスンに行き、あとは自宅で自分でコントロールしている。ヨガを始めてから、体の「なんとなく不調」がなくなり、今では生活の一部に。
日々充実のウアーニさんだが、今の願いは、・運命の人・に出会うこと、なのだそう。
![]() 通称ウアーニ。ミラノ生まれ。ミラノ市立建築大学に通いながら、興味のあるインテリアメーカーで働く。趣味が高じてケーキのケイタリングも始めた意欲的な女性。実家がワイナリー、食材店を経営しているので、小さいときから「食」には敏感だったそう。最近はソムリエのコースも受講し、資格を取る準備をしている。いろいろな分野で経験を積むことが、当面の目標。 |










































