LOHAS style vol.8 絵描き・ミヤケマイさん(1)「おそろい展-ミヤケマイ」について

NIKI ギャラリー册にて開催中の「本と遊ぶ おそろい展-ミヤケマイ」(主催:株式会社二期リゾート、協力:松岡正剛・新見隆)が好評の絵描き・ミヤケマイさん。
個展「おそろい展」について、そしてミヤケマイさんのライフスタイルについてお話をうかがいました。
本と遊ぶ「おそろい展-ミヤケマイ」
http://www.mylohas.net/editor/archive/2006/09/info0904-1.php
ミヤケマイ オフィシャルサイト
http://homepage.mac.com/usakichi/
NIKI ギャラリー册 http://www.satsu.jp/
「NIKI ギャラリー册」について

NIKI ギャラリー册さんでの個展は、今回が初めてです。
私の作品をご覧になってくださって、気に入っていただいて、今回の個展のお話をいただいたのですが、このギャラリーのある千鳥ヶ淵は本当に魅力的な場所で。
以前この場所にあったフェアモントホテルの桜をよく見に来ていたので、自分にとってすごくなじみのある場所なんです。
NIKI ギャラリー册さんでは、企画展ごとに松岡正剛さんが「季題」を付けられるのですが、今回の個展には「そろう」という季題をいただきました。
このギャラリーの、甘いノスタルジックな、懐かしい雰囲気にもぴったりだと思って、とても嬉しかったですね。
「本と遊ぶ おそろい展-ミヤケマイ」について

「そろう」というものは、私にとって、とても日本的な感じがします。
同じものが揃うことによって生まれる高揚感とか、絆みたいな相乗効果。
また逆に、揃うことで損なわれる気分ってあると思うんですよ。
例えばペアルックなどは、男の人・女の人の個性より、「ペア」というところが全面に出て、個々の個性が非常に弱くなってしまう。
「ペアルックを着ている二人」というひとつになって、「男の人は○○な人で、女の人は△△な人」という個性が失われる。
制服などと同じで、制服を着ることで「××学園の生徒」というシンボルに見られる・・・。
それをプラスと取るかマイナスと取るか、なのですけれど、私はわりとそういう匿名性が好きで、「自分はこうで、こう考えています!」ということを主張しなくちゃいけないってことに抵抗を感じてしまう、典型的な日本人なので(笑)。
ペアルックの気恥ずかしさと傲慢、制服の安心感と無感心。
他の誰かと「おそろい」でいることによる安堵感や快感が生み出す「ハレ」の感覚には、日本人にしかわからない「魔力」があると思うんですよ。
その「おそろい」という言葉の持つ魔力に、私はたまらなく魅せられているのだと思います。
「日本画」について
おそろい Summer School「おそろい」の制服を着た子どもと金魚が、そろってアイスを食べながらどこに行くのでしょう?
私の作品は、いわゆる伝統的な日本画のメディアム(絵の具を作るために 顔料と混ぜる溶剤)を使うこともありますが、そこにはとくに意味を置いていないんです。
モチーフもごく身近な日常のものばかりで、みなさんが想像する日本画のモチーフとはずいぶん違う。
ハンガーとか携帯電話とか現代的なアイテムが登場することもあります(笑)。
にもかかわらず、見る人は私の作品を日本画だと思ってくださるようです。
それはきっと、私の作品の中に、日本の地場によって産まれた温度や匂いなどから成り立っている西洋画とは異なった配列や構図、ルールを発見できるからじゃないかと思うんですね。
なかには、「顔料を使用しない絵は日本画ではない」という定義をされる方もまだまだいらっしゃいますが、どこのジャンルにも入れていただけない私だからこそ、「日本画とはなんだろう」ということに、誰よりも興味を持っていると思います。
日本の気候や風土、好みに合った方法で描かれたものこそ、私にとっての日本画です。
この個展のミニ画集の中で、松岡正剛さんと日本画について対談をさせていただきました。
その中でも今回の「おそろい」というテーマに触れているので、ぜひご覧になっていただきたいです。
今回の「本と遊ぶ おそろい展-ミヤケマイ」では、初めて書庫という空間で本と連動した展示をさせていただきました。以前から作っている軸に加え、初めてやらせていただいた2m近くある大きな立体など、幕の内的に、少しずついろんな作品が集まった感じになっていまして、初めて私の作品を見ていただく方々にも楽しんでもらえるのではないかな、と思っています。
お揃い Like 2 Peas
テニスといえばラコステ、ラコステといえばワニ、ワニといえばバッグ。連想ゲームのペアルック。
テニスといえばラコステ、ラコステといえばワニ、ワニといえばバッグ。連想ゲームのペアルック。
横浜生まれ。 2002年から作家活動を開始。 渋谷Bunkamuraギャラリー、銀座村越画廊、ラフォーレミュージアムといった画廊活動のみならず、 2005年からは三戸芸術館、上海多倫現代美術館といった美術館での企画展や個展活動を中心に行っている。 NTT DoCoMoやユナイテッドアローズグリーンレーベル、and A、セブンイレブン等の企業とのコラボレーションも意欲的に実施。 ミヤケマイ オフィシャルサイト http://homepage.mac.com/usakichi/ |
現代ガラスをはじめ工芸を紹介する「コンテンポラリーアート NIKI」の活動に、文庫本を収容する書棚「糸宿房」と、全集を収容する書棚「冊集居」の二つの書籍空間、カフェ「茶・ Cha」を併せ持つ、全く新しいギャラリーとして、2004年夏に、千鳥が淵にオープン。 書籍編集を松岡正剛氏に、空間設計および書籍インテリアを建築家の内藤廣氏に依頼。 ギャラリーの命名は松岡正剛氏によるもの。 NIKI ギャラリー册 http://www.satsu.jp/ |
<展覧会概要>
「本と遊ぶ おそろい展-ミヤケマイ」
会 期:2006年9月5日(火)~10月5日(木)
時 間:11:00~19:00
休 廊:9月11(月)、19(火)、25(月)、10月2日(月)
☆オープニングパーティ:9月5日(火)17:00~
主 催:株式会社二期リゾート
協 力:編集工学研究所所長 松岡正剛
武蔵野美術大学芸術文化学科教授 新見隆





































