ローハスピープルジョブファイル ビアテイスター

ビアテイスターの資格を持ち、ベルギービール&無国籍料理の店「ma-ru」のオーナーでもある岩瀬麻理さん。今回は岩瀬さんに、食の仕事に携わる喜びと、ベルギービールの魅力や楽しみ方を教えていただきました。
![]() ビアテイスターとは、ビールの選び方のポイントや、おいしい飲み方をアドバイスする専門家。資格は日本地ビール協会が行なう講習会に参加して試験を受ける。詳しくは日本地ビール協会のHPで。 http:// www.beertaster.org/ |

32歳のときにビアテイスターの資格をとって以来、ビールの奥深さにはまっていた岩瀬さんが、特に魅せられていたのがベルギービール。長い歴史と、種類や味のバリエーションの豊富さにトリコになり、自分の店では、ぜひベルギービールとそれに合う料理を出したいと思っていたそう。
『ma-ru』では、岩瀬さんがこれまで培ってきた様々なジャンルの調理経験を活かし、ベルギービールと、そしてビールに合うジャンルにとらわれないメニューであたたかいもてなしをしています。

私は、料理を作って、人に食べて喜んでもらうのが大好きなんです。また新しい材料をどんどん試し、みんなが「何これ?」と驚くのを見たり、これはどのビールと合うだろうと考えたりするのが楽しくて。年に数回のオフも潮干狩りや、タケノコやアスパラ掘りなど、結局食材探しの旅に出て、何に使うかを考えてしまうぐらい(笑)。
先日、マンボウの腸を手に入れて焼いてみたのですが、焼き肉の上ミノのようでもあり、でも何だかわからないクセになる味わいで、それこそ食べた方は「おいしいけど何だろう?」と、とても不思議そうで、その顔を見るのがまた楽しくて(笑)。自分が作りたいと思う料理を作り、そしてお客さんに喜んでもらえるのはとても幸せですね。

イタリアンレストランで働いていたときに、周囲がみなワインのソムリエに挑戦し、私だけ落ちて、ちょっと悔しかったことがあり(笑)。ほかに何か勉強しようと思っていたら、ビールの資格があることを知ったんです。
最初はビールにこんなに種類があるなんて知らずに、ビールを楽しむ会などに参加して、ベルギー、チェコ、アジアなど世界のビールに触れ、その奥深さを知り、すっかりはまりました。日本のビールのイメージと違い、本当に味も香りも色も豊かだと思います。
ビール好きの友人もたくさんでき、その後、資格講座(毎回テイスティングの練習を行う)でビアテイスターを取得し、さらにはまって、料理とビールのコーディネートを考える資格「ビアコーディネーター」もとりました。
ベルギービールを飲む楽しさは?
店内の壁には、様々なベルギービールのラベルがうちの店では常時40~50種類のベルギービールを飲めますが、いろいろと試し、常に違う味と香りに出会うことは楽しみの一つです。
またベルギービールは、料理との相性が抜群。両方が互いに味をひきたてるというか、料理によってビールの味わいが変わってくる。それがおもしろくて、私はこのビールにはこの料理、と様々な組み合わせをチャレンジしています。
うちの店のメニューで例をあげると、真鯛のカルパッチョは、『ヒューガルデンホワイト』やランビック系。チーズは『シメイブルー』。うなぎの白焼きは『シメイ ホワイト』。エイひれの空揚げは『ヒューガルデンホワイト』や『ウエストマール・ダブル』。牛タンはローデンバッハのレッドビールなどなど、試していると意外な組み合わせを発見できます。
この夏に、お勧めのベルギービールは?
(左から)「シメイ ブルー」、「デリリウム・ノクトルム」、「グランクリュー」、「デュベル」。チェリーを発酵させた、色も美しい『ベルビュー・クリーク』や木いちごの『ブーン フランボワーズ』などのフルーツビール。
チョコレートなどとも相性がいい『シメイ ブルー』。『デリリウム・ノクトルム』は、独特の甘苦い感じと深みがあるので、仕上げに飲む感じですね。
ローデンバッハの『グランクリュー』は、ワインのような味わいのあるレッドビールです。
そして『デュベル』。私はこれを飲んでベルギービールに目覚めたのですが、悪魔がひそんでいる、と言われるほどおいしく泡がクリーミーです。
ベルギービールを買ったら、まず色を楽しみ、香りを楽しみ、喉越しで味わうというように、ゆっくり飲んでみてください。
さらに料理との相性を試すなど、ぜひベルギービールの奥の深い世界を、あなたの生活に取り入れてみてください。
ma-ru![]() TEL:03-5966-1086 営業時間:18:00~24:00(月~金)17:00~24:00(土・日・祝) http://machi.goo.ne.jp/03-5966-1086 15席ほどのこぢんまりとした店内。小竹向原の駅から8分ほど、住宅地にある隠れ家的な存在のお店。 |







































