LOHAS style vol.4 シンガーソングライター Cianさん

シンガーソングライター Cianさん
7月26日にファーストミニアルバム「marble」をリリースするCian(シアン)さん。
スモーキーや歌声とサウンドが心地よいCianさんに、「marble」について、そしてライフスタイルについてうかがいました。
音楽はいちばん好きなものだから、勇気がでなかった
![]() 東京出身。幼少の頃に、母親が口ずさむ子守唄に強い興味を覚え、歌い始める。20歳をすぎてから音楽活動を開始。「さまざまに移ろいゆく心模様。」をテーマに、オリジナル曲を作りはじめる。2002年から都内のカフェやバーを中心に、ライヴ活動開始。2006年7月、ファーストニアルバム「marble」をリリース。アコースティックなサウンドと、スモーキーかつやわらかな歌声で音楽を紡ぐ、女性シンガーソングライター。http://www.cian.jp/ |
歌いながら生きていけたらいいな、とはずっと思っていましたが、そのころ音楽活動はしていなかったんです。
音楽が好きなあまり、逆に勇気がでなかったというか。音楽って順位をつけるものでも、勝ち負けを決めるものでもないので、好き嫌いというのがあるんですね。私にとって音楽はいちばん好きなものだから、自分がいちばん好きなものを人から否定されたら耐えられるだろうか、という思いがあって、勇気がでなかったんです。
でもやっぱり、会社員時代は何か違うなというのが違和感としてありました。ここじゃないんだ、というのがはっきり認識できたというのがあって。そこで、はじめてしっかりと正面から向き合えたということですね。
自分の好きなことを仕事にしてみてもいいんじゃないかと思って。1回会社員をやってみた、というのが逆にきっかけになったかもしれませんね。
遅い遅いってまわりにも言われましたし、(その当時の)部長がびっくりしたみたいで、「目を覚ませ」みたいなことは言われました(笑)
でも、遅いかどうかは自分が決めることですから。
そのころは、若い人たちがたくさんデビューするような時代でした。でも、音楽は懐が深いもので、60歳、70歳になってもできるものだと思っていたので、それを考えたら決して遅くはないだろうと思いました。
大人が気持ちよく聴けるアルバムを作りたかった

「大人が気持ちよく聴けるアルバムを作りたい」という思いが強かったですね。
音楽を10代から聴いてきた人たちでも、大人になると忙しくなって、テレビから流れてくるものだったり、カラオケで歌えるものだったり、……と、(聴く音楽が限定されることが多く)なってしまうんですね。
こういう音楽も聴いていただいたら気持ちいいんじゃないですか?ということで発信していきたかった。
音楽は発信した時点で、聴く人のものになると思っているんですね。
たとえば、掃除をしているときはこんな音楽で、夜寝る前にはこんな音楽を……というチョイスが人によっていろいろあると思うんです。
これじゃなきゃいけないというものではなく、こんな音楽も世の中存在していますよ、もっと広い目でいろんな音楽がありますよ、というのを知ってもらいたいですね。まわりにもいい音楽を奏でている人がいっぱいいるので、そういう音楽に気づいてもらいたいなと。
その中で自分にあっているものをチョイスして欲しいな、と思っています。
誰かが聴いているからとか、今流行っているからだとみんな同じ音楽になっちゃいますから。それって、こんなにたくさんの音楽があるのに、すごく少ない中からしか選んでいないと思うんですよね。
私はこういうときにこんなものが聴きたい、と(自分でチョイスできると)いう強さが個性だと思うので、自分の好きなものを自分の力で見つけて欲しいなと。
ちょっとご飯でも食べながら……
気軽に音楽を楽しめたら

自分の気持ちに正直なものをやりたいと思っていて、今回はそれに協力してくれる人に恵まれたので(CDを)出すことができたんだと思っています。
自分が会社員をしていたときも、ライヴはすごい楽しみにしていて。そのために前後残業しても、今日ライヴ行ける、というのはがんばれる原動力になるから。
忙しい人も、たまにそういう時間を作ってもらえたらと思います。
自分が音楽をやるようになって、たとえば渋谷の小さなカフェのような所でも音楽をやっている人たちがいるんだ、というのをはじめて知りました。それがとてもいいんですよ。自分が思ったよりもずっと身近なところで、音楽を奏でている人たちがいて、そして聴く場所があるというのはすごく衝撃的でした。自分が会社員時代に気づかなかったように、こういう現実に気づいていない人はたくさんいると思うので、もったいない!と思います。前々からチケットを取って大きなホールへ出かける、というものでなくても、ちょっと街に出れば、すぐ音楽を聴けるカフェもライヴバーもたくさんありますから。
「今日ご飯食べながらちょっと音楽でも聴きに行く?」という会話が、自然に浸透すればもっと楽しいんじゃないかと思います。
会いたい人、会ってくれる人がいるという幸せ

香りをたのしむために、料理やお風呂にまで入れているという無添加ワイン
ミュージシャン以外と会うときには、聞き役に回ることも多いです。
自分とは違う道を歩んでいる人の話を聞くというのは、純粋におもしろいんです。
たとえば、すごく悩んでいることがあって話にいったとしても、何とかなるか、って思えてくる。
会いたい人がいて、会ってくれる人がいて、というのは幸せなことだなぁと思います。
東京以外のいろいろな場所でも歌いたいですし、いろいろな方に聴いてもらいたいですね。10年後でも自分のペースで活動し続けられたらと思います。
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